Monday, April 30, 2012

エリザベートVカット 使用例


綜芸のポアントシューズ、エリザベートVカットで立ってみました。
そこそこ甲も出ているし、イイ感じなのでは…と親バカ感想。(笑)

Wednesday, April 25, 2012

ポアントシューズについてのドキュメンタリー

製作年が2009年になっているので、知っている人、観たことのある人も多いかもしれないけれど、バレエ好きの友人(Kさん、ありがとう!)が教えてくれたポアントシューズについてのビデオです。

語り手はニューヨーク・シティ・バレエのメガン・フェアチャイルド。NYCBには、さすがにポアントのコンサルタントが居るんですね。棚に積まれているポアントシューズの数々。これが1晩のパフォーマンスで1足なんてペースで駄目になっていくから、1年で50万ドル(約4000万円!)なんていうコストがかかるんですね。

それでも、プロのバレエ団の団員さんは、こうやってタダで支給してもらえるから良いけれど、素人のバレエ学校の生徒たちは自腹ですからねー。70ドル~80ドルのシューズが1~2ヶ月で駄目になったりするから、スポンサーである親たちは「このポアント、もう駄目~(My pointe has died.)」という言葉を聞くたびに大きなため息をつくわけです。

Friday, April 20, 2012

AWAKE(アウェイク~引き裂かれた現実)



「Awake(日本放映題名:アウェイク~引き裂かれた現実)」は、midseasonと呼ばれる9月~5月のシーズン途中で始まったドラマ。ドラマ版「インセプション」だという前評判だったので、興味津々で観始めた。

「アウェイク」の主人公は刑事のマイケル・ブリテン。冒頭、彼が自動車事故に遭い、自分と妻は助かったものの一人息子を失ったことがわかるが、マイケルが一晩寝て目を覚ましてみると、死んだのは息子ではなく妻の方だったことを知る。ところが、翌朝起きてみると、死んだのはやはり息子で妻は生きている。マイケルは、次第に自分が2つの「現実」の中を順に行き来していることがわかってくる。妻が生きている世界でも、息子が生きている世界でも、事故がトラウマになっているということで精神分析医にかかっているが、どちらのドクターも自分と話しているこの世界が現実であり、もう1つの「現実」は彼の願望を反映した夢に過ぎないと主張するが…

マイケルと妻のハンナは息子レックスを失うが…

マイケルは、もう1つの「現実」でレックスと共にハンナの葬儀に参列する。

「アウェイク」は、2つの「現実」に混乱させられながらも、妻も息子もそれぞれの「現実」で生きているような生活に次第に慣れ、もしどちらかが夢だとしたら、その夢から醒めたくないと思う主人公の心境を描くと同時に、主人公が刑事という設定ゆえ、毎回、解決しなければならない事件に遭遇するという、最近流行っている続き物とエピソード物のハイブリッドのような構成に仕上がっている。
観ている方も最初は主人公同様、いったいどちらの「現実」の話が展開しているのか、戸惑うことも多かったが、すぐに妻が生きている方の「現実」は赤っぽい色を基調とした温かみのある映像になっているのに対し、息子が生きている方の「現実」は青ざめた色を基調とした冷たいトーンの映像になっているので、どちらの「現実」の話なのかすぐに判るようになるという工夫が成されている。

マイケルを演じるジェイソン・アイザックスは、「ハリー・ポッター」シリーズのルシウス・マルフォイをはじめとして、悪役を演じることが多いイギリス人俳優だが、ここでは2つの「現実」に戸惑いながらも刑事としての職をまっとうするよう努める硬派の男を演じていて好感が持てる。(だいたい、こういう爬虫類顔が好きなので~笑)
マイケルが2つの「現実」を行き来することによって事件を解決したりすることもあったりして、なかなか面白いドラマシリーズになりつつあるが、既に第2話で、そもそもの自動車事故に何かの謎が隠されていることが示唆されており、今後の展開が楽しみ。

Tuesday, April 17, 2012

綜芸のポアントシューズ:番外編(?)



今年の1月に日本でカスタムオーダーした綜芸のポアントシューズ、昨日、娘が、今まで履こうとしなかったエリザベートというモデルのVカット(上の写真の右側。リボンを付けていないのがVカット)をやっと履いてレッスン。感想は?「うーん、最後にはまだちょっと痛くなったけど、今日は初めてですんごく硬いからしょうがないと思う」じゃ、履き続けられる?「うん、大丈夫だと思うよ」

やった~~~~~~~~!!!!!!

いやあ、このVカットのエリザベート、今までどのパッドを付けても「痛い。とても履けない」と、ずーーっと拒否され続けてきたモデルだったんです。
それが、まあ50~60ドル(約4000~5000円)の安めのポアントだったら、「ま、そういうこともあるか」で諦められるのだろうけど、なんたってカスタムメイドで1足9000円とかしましたからね~~。なんとか履いてもらいたい!と思っていたポアントだったのです。
とはいえ、もちろん、本人が痛い!と言うのを無理に履かせるわけにはいかないので、なかば諦めていたわけです。ところが、これまで気に入って履いていたエリザベートのUカット(上の写真の左側)まで、「痛くなってきた。履けない」と言い出して、「え~~??カスタムメイドした3足のうちの2足が駄目なの~~??」と、母はいよいよショック… 娘いわく「なんかきつくなってきた。足が大きくなっちゃったのかも」。でもさー、12月におろしてずっと履いてるロシアン・ポイント(日本でのRクラス)は全然大丈夫で履いているわけじゃない?それって変じゃない?「うーん、知らない、わかーんない」。出た!!ティーンならではの「知らない、わかんない」攻撃。

諦めきれない母は、パッドを変えれば何とかなるかも?と最後の手として、バレエ教室に隣接しているショップで店番をしているL先生に相談することに。
私たちの悩みを聞いたL先生、いくつか薄めだけどクッションがしっかりしているパッドを出してきて、しかも試着までさせてくれました。
その結果、娘が「うん、これなら大丈夫だと思う」と言ったのが、コレ。

フランスのメーカー、ウェアモアの薄いシリコン・パッド。娘曰く、他のジェルパッドより薄いけど充分クッションがあるので履き心地良しだとか。良かった~~~。助かった~~~。

で、まずはこのパッドを使って、前までOKだったエリザベートUカットタイプを、毎土曜日にある春の公演のリハーサルで履いてみたところ、「うん、バッチリ♪」。おおおお~~~、見事に作戦成功!
それでいきなり楽観的になった母、次の週のレッスン(簡単な方のポアントのクラス)で、「ねえねえ、ウェアモアのパッドでエリザベートVカット、履いてみない~~?」と駄目もとで持ちかけたら、「そうだね、そうしてみる」。えええ~~~、良いの~~~?履いてみるの~~~?「うん、履いてみるってば」と逆にうざがられてしまう始末。(苦笑)
その結果が冒頭の会話。履き慣らすには、まだちょっと時間がかかりそうですが、これでようやくカスタムメイドのポアントシューズ全てが履けることになりそうです。

<まとめ>
ということで、現在、使っているのは、12月にLAで買ったRクラス(ルーベン、だったかな??)、1月に東京でオーダーした綜芸の3足、ロイヤル、エリザベートUカット、エリザベートVカットの4足。モデルにすると3種類ということになりますが、この3種類、全てパッドを使い分けることになりました。

まずRクラスは、上の写真、右端のEurotardというメーカーの一番厚いシリコン製パッド。
ロイヤルは、真ん中のEurotardのLightという薄めのシリコン製パッド。
そして、エリザベートは2つとも上で書いたウェアモアのシリコン製パッド。
綜芸で薦められたカペジオのウレタン製パッド(写真左端)は、結局、あまり使わないで終わりました。引き上げが完璧だったら、このパッドでも良かったんだろうけど、娘はまだポアント暦がまだ2年弱なので、とりあえずはこのシリコンパッドを愛用することになりました。あとカペジオのパッドは、足指の長い娘にはカバーが足りないということも判明。綜芸で買ったものは、それをさらに切り込んであったので、足指がカバーされず、そこに靴ずれが出来るという事態になりました。それを予測できなかったのは、やはり、まだまだポアント・ルーキーな母娘だったということですね。(汗)
ところで、パッドを試し履きした時にちょっと気になったのが、Ouch Pouch(アウチ・パウチ)という製品。

娘が「こっちでも良いかも」と言った製品で、娘のクラスメイトも愛用している子が何人か居るし、L先生いわく「娘のI(元プロ・バレリーナで現在、娘の教室でも教えている)は、もっぱらアウチ・パウチを愛用しているわよ」とのこと。引き上げが改善されたら試してみるのも良いかも?と思いました。

綜芸のポアントは、とても軽くて丈夫で、足に負担をかけない優れもので、日本に帰省した際は、絶対、また何足か買いだめして来るつもりですが、今度はウェアモアなりアウチパウチを持参して、それに合わせて作ってもらうようにしたいと考えています。

Sunday, April 15, 2012

寿司で語る人生:JIRO DREAMS OF SUSHI



ミシュランの三ツ星を与えられた超有名寿司店、すきやばし次郎についてのドキュメンタリー「Jiro Dreams of Sushi」を観に行った。
すきやばし次郎の主、小野二郎(本名は二郎と書くのだそうです)氏は、映画製作当時85歳。9歳から奉公に出され、寿司の道ひとすじで生きてきた根っからの職人。その二郎氏が、名人芸に到達している寿司についてだけでなく、仕事に対する哲学、人生に対する考え方を語り、映画は寿司についてのドキュメンタリーから、昭和の時代に根ざした日本の社会や文化にまで想いが広がっていくような作品へと変貌を遂げているのが見事。
それにしても、二郎氏をはじめ、彼の長男禎一さんや次男隆士さんら寿司職人たち、築地魚市場で働いている男たち、皆それぞれ、自分の職業に誇りを持って毎日、真剣勝負で仕事をしている表情が実に良い。サムライのようなたたずまいさえ感じさせるほどだった。

この映画を観た親子3人、寿司が死ぬほど食べたくなってお気に入りの寿司屋、秀寿司に走ったことは言うまでもありません。(笑)

「Jiro Dreams of Sushi」予告編

Tuesday, April 10, 2012

BULLY



3月26日付のブログで署名運動について書いた映画「Bully」を観てきた。署名運動では50万人近くの署名が集められたにもかかわらず、米国映画協会(MPAA)はR指定をPG-13に変えようとしなかったので、配給会社のワインスタイン・カンパニーがレーティング無しという扱いで公開することを決心したものの、4月13日からの全米拡大公開にあたっては問題になっているシーンの3箇所のF-wordを消すことによって、PG-13を獲得するという結果になった。ワインスタイン・カンパニーとしても、R指定によって沢山の子供たちに観てもらえる学校など、幅広い上映の機会を逃したくなかったのは解るから仕方ないけれど、私たちはやはり製作者たちが意図したままの状態で観たかったから、PG-13バージョンに差し替えられてしまう4月13日の前に観ておこうと思った次第である。

「Bully」で採り上げられるケースは、オタクっぽいからというだけで同級生たちからいじめのターゲットになっているアイオワ州に住む12歳のアレックス(トップの写真の少年)、レズビアンであることをカミングアウトして以来、同級生たちや先生たちから疎まれ孤立しているオクラホマ州に住む16歳のケルビー、同級生たちからのいじめに耐えかねて母親の銃を持ち出して威嚇したことで少年拘置所に収容されてしまうミシシッピー州在住の14歳の少女ジャメイヤ、オクラホマ州で同級生たちのいじめに独りでひっそりと耐え、つらさの限界を超えて自殺してしまった11歳のタイ、同じく忍耐の限界を超えて自ら命を絶ったジョージア在住だった17歳のタイラーの5人。
特にアレックスは、撮影隊が彼の乗るバスに同乗し、彼が近くに座った生徒たちから執拗ないじめに遭うところを撮影。首を絞めたり、頭を叩いたり、物を投げつけたりと、「子供のいじめだから」と軽く片付けられないレベルであることを証明している。それでも、アレックスはいじめの実情を知ってショックを受けた母親から「そんな子たちは、友達じゃないでしょ?」と言われて、「彼らが友達じゃなかったら僕には友達は居なくなる」と訴える。

映画はタイラーの両親が学校区にいじめ対策を迫る聴聞会を映し、最後にはタイの父親が「Stand for Silent」という団体を創設して、いじめ撲滅運動を広めていく様子を伝える。

監督のリー・ハーシュは、全米を回って学校でのいじめの実態をリサーチ、記録してきたそうだが、自分自身も苛められっ子だったということで、ドキュメンタリーにする対象を絞り込むのに苦労したことだと思う。そうやって、絞り込まれた5人の子供たちだったが、掘り下げ方がややバランスを欠いていると同時に映画全体の構成も緩めであるため、例えばマイケル・ムーアのドキュメンタリーのようなパンチ力が弱まっているのが、残念。
それでも、いじめに対する真摯な問題意識が観ている者を圧倒するし、10代の子供を持っている親、そして中高生たちには是非是非観てもらいたいドキュメンタリーである。
(ちなみに、娘に感想を聞いたのだが、いまひとつハッキリ教えてくれない。あまりにも自分の日常に似ている場所を取材した作品に戸惑っているのか、複雑な気持ちで私たちに伝えきれないのか、判らないのだけれど、少しずつ話し合っていきたいと考えている。)

「Bully」の予告編はこちら
http://www.thebullyproject.com/indexflash.html#/video
オフィシャル・サイトはこちら
http://www.thebullyproject.com/indexflash.html#

Monday, April 9, 2012

ハリウッドだなあ…


本当はフェンシングを教える所らしいのですが、こんなの見つけました。

Jedi Academy
ジェダイ養成クラス。
マジで教えるみたいですよ。

フェンシングなんてアメリカではマイナーなスポーツだから、ジェダイとかパイレーツとかを採り入れないことには、生徒が集まらないということなのでしょうが、ハリウッドならではのクラスですねー。

Sunday, April 8, 2012

DRIVE ドライヴ



去年の秋、うちの近くのビルボードに広告が載って以来ずっと気になっていた映画「ドライヴ」をDVDでやっと鑑賞した。

「ドライヴ」の主人公(映画では名無しで"kid"とか"he"とか呼ばれている)は、昼間は自動車修理工場で働き、たまにボスがスタントコーディネーターとして参加する映画のスタント・ドライバーをしているが、闇にまぎれて強盗の逃走車のドライバーのバイトなどもこなす無口な青年だ。
彼は同じアパートに住む、子供と2人暮らしをしている女性と楽しい時をすごすようになるが、彼女の夫が刑務所から出所すると同時に、ヤクザな人間たちにつきまとわれるようになるのを見過ごすことができずに手を貸したことから、平穏な日常が崩されていく…

この映画、まずキャストが素晴らしい。無口ながら、そのまなざしに感情が込められているのが判る抑制された演技を披露している主演のライアン・ゴスリングは、アカデミー賞にノミネートされなかったことがサプライズだとされたほどの名演。同様にアカデミー賞ノミネーションに漏れたことが話題になったアルバート・ブルックスも、非常に良い味を出しているし、「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンがそれに負けず劣らずの印象的な演技を見せている。

どこからともなくふらりとやって来た男が、悪党どもに虐げられた一家を無償で助けて、自分の仕事をまっとうするとどこへともなく去って行くという設定は「シェーン」を思い起こさせたし、容赦無く「生な」バイオレンスは「タクシー・ドライバー」やサム・ペキンパー作品を思い出させたという意味では、非常にアメリカっぽいのだが、同時になんとなくヨーロッパの香りがすると思ったら、監督はデンマーク出身だった。
そんなストレンジャーが目から捉えているからか、舞台となっているロサンゼルスもなんとなく違って見える。マイケル・マンの「コラテラル」と同じぐらいロサンゼルスがクールに(カッコいいという意味のcoolでもあり、冷たいという意味のcoolでもあり)見える映画だった。

余談だが、監督のニコラス・ウィンディング・レフンは、自動車免許試験を8回も受けたが全て落ち、いまだに無免許のままらしい。(笑)

Friday, April 6, 2012

人間ジョーズ

娘が念願の歯科矯正を始めました。



歯科矯正、つまりブレースなんてnerdというか、geekというか、要はカッコ悪いものだと思っていたのですが、ミドルスクールに入ったとたん、皆がブレースをし始めるので「私もしたい~」という単純な動機で「念願の」歯科矯正になったということなんでしょうね。

それにしても、ブレースってスマイルするとどうしても、人間ジョーズこと、リチャード・キール



を連想しちゃうんですよねー。(苦笑)

ちなみにブレースは高いです。(汗)
どこでもたいがい5000ドルぐらい。うちは幸い保険が利いたのですが、それでも4000ドルが自己負担。
まあ、娘の将来の美しきスマイルのための投資、ってことで。