Wednesday, February 10, 2010
キネマ旬報ベスト10
私が連載記事を書いているキネマ旬報誌が届きました。
最新号は、キネマ旬報ベスト10発表が載っている特別号です。
日本で映画オタク(=cinemanerd)していた時は、欠かさず買っていた号でしたが、今ではタダでアメリカくんだりまで送ってくださるのでありがたい限りです。
さて、そのベスト10ですが、当たり前だけど、アメリカでの評価とは差があるんですよね。
ベスト10発表ページを見ては「へえ、これが1位なんだ」、「こっちの映画の方が評価高いのね~」と、しばらく「へえ」、「ほお」、「ふーん」を連発していました。
そこで、キネ旬ベスト10に選ばれた作品に、同じ作品に対する北米の映画評論家たちの評価をまとめたサイト、Rotten Tomatoesでのスコアを並べてみました。(Rotten Tomatoesは、何パーセントの評論家が支持しているかというパーセント表示になっていますが、100点満点の点数と考えれば良いかと。)
1.「グラン・トリノ」:80%
2・「母なる証明」:ノースコア(韓国映画ということもあって観ていた映画評論家は1人のみだったので)
3.「チェンジリング」:61%
4.「チェイサー」:81%
5.「レスラー」:98%
6.「愛を読むひと」:61%
7.「アンナと過ごした4日間」:ノースコア(ポーランド映画ということもあって観ていた映画評論家5人のみだったので)
8.「スラムドッグ$ミリオネア」:93%
9.「戦場でワルツを」:96%
10.「イングロリアス・バスターズ」:89%
Rotten Tomatoesでは、60%以上のスコアだとFresh=合格、それ以下だとRotten=腐っているという評価になり、ベスト10に入った作品は全て、一応、合格点をもらっているわけですが、3位の「チェンジリング」や「愛を読むひと」なんて61%というギリギリのスコア。それが、オスカーも獲った支持率93%の「スラムドッグ$ミリオネア」や支持率94%で選外11位の「ミルク」より上位に就けているのが、意外でした。
ちなみに、読者が選ぶベスト10でも、第一位は「グラン・トリノ」で、老いてますます名匠ぶりを発揮するクリント・イーストウッドにはただただ頭が下がるばかりであります。それから、「スラムドッグ」は、読者のベスト10では第4位に食い込んでおり、読者の方がアメリカン・テイストなのかしらん?と思ったりしました。
Thursday, February 4, 2010
ただいま工事中
家の主寝室と子供部屋の北東方向の壁にカビが生え始め、それがだんだんと広がってきたので、大出費覚悟で直すことにしました。
工事は、内壁を取り外し→中のカビを漂白剤で殺し→防カビ剤を塗って→新しい内壁を取り付ける、という手順で内部を修復。それから外壁に湿気をシャットアウトする塗装を塗り、外壁の外側に湿気が入り込まないようにコンクリートを打って完了、というプロセス。
どうせ、外壁をいじるなら、かねてから醜くて使う気になれなかったパティオもちょっと手を入れて、隙間風が入りまくりの窓も直すことに。
我が家は1941年築の古い家なので、お手入れも大変です。
ということで、これから約4週間は、家の中の部屋を渡り歩く家内ジプシー(?)になって生活です。
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