Wednesday, March 24, 2010

TVの御仕事


最近、TVの仕事が多い。

まず、1月にドラマ「BONES」の取材でセットビジット+インタビュー。製作・放映会社FOXのオフィシャル・ライター兼通訳という身分での御仕事。
エミリー・デシャネルにインタビューできたことと、ジェファソニアン研究所の中に入れたのも面白かったけれど、なんといってもこのドラマにゲスト出演していた松田聖子にインタビューできたのはインパクトが大きかった。なんてったって、あの聖子ちゃん、ですからねー。同級生の男の子たちが夢中になり、女の子たちが歌真似していた聖子ちゃん本人に会えるなんて、夢にも思いませんでした。
聖子ちゃんがゲスト出演しているエピソードは来週、4月1日の放映予定。楽しみ♪

次に今月はじめ、ワーナーブラザースのTV部門が製作しているドラマを集めたジャンケット取材に3日連続で出かけた。
今回は、「フリンジ」、「V」、「ヒューマン・ターゲット」と個人的に好きで欠かさず観ている番組が3本もあったので、それも楽しみだった。特に「フリンジ」のビショップ親子(ジョン・ノーブル&ジョシュア・ジャクソン)と、「ヒューマン・ターゲット」のマーク・ヴァレー&シャイ・マクブライドのペアの、掛け合いの呼吸が抜群で楽しませてもらいました。

そして、来週はティム・ロスが“人間嘘発見器”みたいなドクター・ライトマンを演じる「Lie to Me」の取材が入った。これまたお気に入りのドラマで、ライトマン・インスティテュートのセットが見られるのが嬉しい。ティム・ロスは「素肌の涙」と「海の上のピアニスト」でインタビューしたことがあるけれど、だいぶ昔だし、ライトマンのキャラが非常にエキセントリックなので、そのあたりの話を聞いてみたい。

Thursday, March 4, 2010

不思議の国のアリス


とにかく本の虫だったので、子供時代に読んだ本で、いつまでも憶えている本、印象に強く残っている本というのは、結構ある。
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」はその1つ。小学校2年生ぐらいの時に、子供用に簡単に訳してあるバージョンを読んで大好きになって、5年生ぐらいの時に完訳本を読んで大ファンになった。中学校の時の美術の課題で、アリスをモチーフにした絵を描いたこともある。

という過去があるので、映画作家として大好きなティム・バートンが手がけた「不思議の国のアリス」は大いに期待して観に行った。
だけど、始まってすぐに「アレレ??」状態に。
だって、アリスは、結婚話まで来てしまうような年齢になっていて、木陰で本を読んでくれた御姉さんもいけすかない亭主が居る人妻になっていたりするし…
不思議の国に行ってからは、「アリスが戻って来た」とか「アンタはあのアリスじゃないね」とかいう台詞が出てくるし…
自分が不思議の国に迷い込んだような気になりかけていた時に、この「不思議の国のアリス」は、キャロル版「不思議の国のアリス」の後日談のような作品であることに気づいた。(遅いって)

後日談としては、それはそれで面白かったけれど、私としてはやはりバートンの視点とヴィジュアルセンスで構築された元祖「不思議の国のアリス」が観たかったかも…