Wednesday, April 30, 2008

BOOK FAIR

先週一週間、子供の学校ではBook Fairなるものが開催されていた。

Book Fairというのは、専門の業者に頼んで学校の講堂などで本を売るイベントで、売上金の一部が学校のPTAの収入になるfund raising(資金集め)の1つ。業者も、確実に本が売れるチャンスだし、親もたいがいの本なら少しは子供のためになり、それが学校をサポートすることになるんだから、いわゆるwin-win situation、全員のメリットになるというわけ。


今年は、最終日の金曜日に、この学校の生徒の親と友人同士だという女優のジェイミー・リー・カーティスさんが、自分の著作を読むという朗読会イベントもあった。
カーティスさんは、1993年に処女作の児童書「When I was Little: A Four-Year Old's Memoir Of Her Youth」という本を書いて以来、7冊の著作がある立派な児童書作家でもある。


子供が欲しいという本(子供たちは、クラスごとにブックフェアの会場に行き、自分が欲しい本をWish Listと称する紙にリストアップして、親におねだりするというシステムになっている)を買いに行かなきゃいけなかったし、カーティスさんも一目見たかったので、子供と一緒に夕方、出かけた。
朗読会の始まる時間の10分前に会場の図書館に出向いたら、もう室内は満員御礼状態。子供と同じぐらいの数の親たちが来ていたのは、やっぱりセレブの著者ならでは。

カーティスさんは、日本でも「きょうのわたしはソワソワワクワク」という題名で翻訳されている「Today I Feel Silly, and Other Moods That Make My Day」も含む3冊を、ドラマティックに朗読してくれて楽しかった。

彼女への質疑応答が、「あなたの出た『フォーチュン・クッキー』、良かったです」とか、「あなたのお母さんは『サイコ』に出てたってホントですか?」(この質問を発した4年生ぐらいの男の子には、カーティスさん、「そうよ、その通りだけど、あなた、あの映画観てないわよね」と突っ込んでいました)とか、児童書作家としてのジェイミー・リー・カーティスではなくて、ハリウッド女優としてのジェイミリー・カーティスを相手にしたものがほとんどだったのは御愛嬌。

自分の子供の通っている学校に、セレブ本人が親というわけではなくても、セレブと友達である親が居るというのも、そして、そのセレブが学校のイベントに参加してくれるというのも、ロサンゼルスという街だからこそ、なんではないだろうか。

Friday, April 25, 2008

天使と悪魔


ゴシップ・コラムのネタ探しをしていたら、ダン・ブラウンの「天使と悪魔」の映画化作品のキャスティングのニュースが出ていた。

「天使と悪魔」は、「ダヴィンチ・コード」に先駆けたロバート・ラングドン教授シリーズの第1作なのだけれど、映画化では超ベストセラーになった「ダヴィンチ」が先に映画化された。

ラングドン教授役は、「ダヴィンチ」に引き続いてトム・ハンクスがキャストされているが、ちょっと前の情報では、事件の最初の犠牲者の娘で彼が恋心を抱く物理研究者にナオミ・ワッツがキャストされていた。このキャラ、ヴィットリア・ヴェトラは、イタリア人で、原作の中ではアングロサクソン系で色白なラングドンに対し、「地中海人特有の」オリーブ色の肌を持つといった表現がされていたので、イギリス生まれでオーストラリア育ち、ブロンドに陶器のように白い肌を持つワッツはすっごくミスキャストだと思っていたところ、今回のニュースではイスラエル生まれでダークな髪を持つアイェレット・ゾナーがキャストされたそうで安心した。(ゾナーは聞き覚えの無い名前だったので調べたら、「ミュンヘン」でエリック・バナの妻を演じた女優さんだった。)

もっとも、今回読んだニュースの主眼は、ユアン・マクレガーがこの映画に出演することになったというもので、彼が物語のキーとなる人物、バチカンの法王のアシスタントを務めるカメルレンゴ役を演じるとのこと。このキャスティングもなかなか正解だと思う。

「天使と悪魔」には、この他、悪役として登場する“ハサシン”とか、ヴェトラが務めるスイスの研究機関の所長とか、クセのある人物が登場するので、それらの役が誰に行くのかも興味津々だ。ハサシンには、ハビエル・バルデムなんかがキャストされたら素晴らしいと思うけど、「ノーカントリー」の役に似て過ぎるし、オスカー獲っちゃったから、重要な役ながらあくまで脇役なキャラだから出演の可能性は無いだろうな...

Tuesday, April 22, 2008

ベーグルに教えてもらったこと

日本から泊まりに来ていた友人が、この間の日曜日の朝食にベーグルを、しかもスモーク・サーモンの入ったshmear(ホイップしてあるクリームチーズ)を塗って食したいと言うので、カルバーシティ・ダウンタウン近くにあるNoah's Bagelで調達。コーヒーを煎れて、食べた。

この友人曰く、日本ではこのようなshmearは売っていないとか。スモーク・サーモンを細かく刻んでクリームチーズと混ぜてホイップすれば良いような気がするが、同じ食感は得られないとか。
友人は、このshmearをどうしても日本に居るダンナ様に食べさせたいと言って、shmearを3個、オニオン・ベーグルを半ダース買って帰って行った。

これを観ていた私は、ちょっと嬉しい気分になった。
アメリカはグルメの国ではないし、アメリカにしか無い美味しい食べ物というのはあまり無い。日本の方がずっと美味しい食べ物で溢れているから(少なくとも日本育ち日本生まれの私にとっては)、日本に帰省する際は、待ってました!とばかり美味しい物を食べまくる。(そして太る-爆)
でも、良く考えてみたら、日本に帰省している間、ちょっと恋しくなる食べ物もある。例えば、Rubio'sのshrimp burrito、Pad ThaiやGreen Papaya Saladなどのタイ料理、Trader Joe'sのシリアル、あと我が配偶者の作るステーキやピザやサラダ。そして、shmearを塗りたくったベーグルというのも、その1つだというのに思い当たった。

隣の芝生は青いというけれど、その地を離れてみて始めて無性に恋しくなる食べ物ってあるんですよね。美味しい国という評判は聞いたことが無いアメリカでも、恋しくなったりする食べ物がある事実に気づいて、ちょっと嬉しくなった朝でした。

Sunday, April 20, 2008

風邪をひいたら

先週一週間は、急に暑くなったと思ったらいきなり涼しくなったりする変な気候だった。
こういう時には風邪をひきがち。
私は免疫力があまり強くなくて、わりと簡単に風邪をひく。でも体自体はそれほど脆弱なわけではないので、熱が出たり寝込むところまではいかないけれど、喉が痛くなる、鼻炎状態になる、咳が続くといった、煩わしい症状が続いて気が滅入る。
風邪の一番の薬は休むことだというのは解ってはいるものの、一応仕事があって、一応主婦・母親業をしている私はそうそう簡単にはゆっくり休めない。

そこで薬に頼ることになるわけだけれど、アメリカの風邪薬は一通り試したけど、どれも効かない。変に症状を抑えるけれど治癒を助けている感じがしなくて、ひどく不快な感じだけが残る気がする。
いろいろ試したけど、やっぱり一番効くのナチュラル系、漢方系の薬で、私は風邪の段階・症状によって服用する薬を使い分けている。

まず、風邪をひいたかな?ヤバイかな?と思い始めた時に飲むのは、↓の薬。


写真一番左のピンクのラベルのビンに入っているのは、Echinaceaというハーブのサプリ。アメリカでは抵抗力を強めるということで、風邪用に人気のハーブ。Whole Foods等の自然食品スーパーに行くとサプリ商品はもちろん、Echinacea配合のハーブティーなども多種売られている。(写真のは、もっとリーズナブルなスーパー、Trader Joe'sの製品)青くて大きな箱に入っているのは、Emergen-Cというビタミン/ミネラルを含んだ粉末ドリンク。これは風邪に限らず体が疲れて弱っているかなあ...という時に飲むと元気になる(ような気がする)。その上のAir Armorは、これまたアメリカでは大人気の免疫強化サプリ、Airborneの廉価版。風邪をひきかけている時や、風邪っぴきが沢山居そうな所に出かける時に自衛する役割を果たす(と言われている)サプリ。

この“第一防衛線”が突破されて、完全に風邪である、と自己診断を下した次段階に飲むのは↓コレ。

写真右の日本製の風邪薬、改源は、昔から愛用している風邪薬。西洋薬に漢方が配合されているのがミソで、穏やかながら引き始めの風邪にはキチンと効きます。それよりもっと強力なのは、その左の中国製漢方錠剤、Ganmaoling(ガンマオリン)。バークレイに住んでいた時代に、後にも先にも文句無く“最高!”と言える唯一のスーパー、Berkley Bowlで偶然見つけた風邪薬。値段が手頃(100錠=25回分入って3ドルぐらい)なので買ってみたら、その後、鍼の先生(アメリカ人)もイチオシの風邪薬だというのが判った。アメリカでも知る人ぞ知る人気漢方薬らしくて、Googleで検索すると結構たくさんヒットする。

風邪も最後の段階にくると、症状がハッキリ分かれてくるので、それによって漢方薬を使い分けている。↓


もちろん、全部、日本で調達してきた市販薬。日本に帰ると、この4種類は必ず、3~4箱は買いだめしてくる。特に、御世話になっているのは、青い箱の小青竜湯。風邪が喘息に移行して、乾いた咳が止まらない時とか、鼻水が出て困る時には、これを飲むとかなり良くなる。

漢方は、体質に合う、合わないもあるようだけど、幸い、私にはピッタリみたいで、漢方には結構詳しくなりました。


Friday, April 18, 2008

これだからネットは止められん

このブログを始めて以来、最近は、書き込む回数が減ってしまったコミュニティ・サイト、ミクシィですが、ほとんど毎日、チェックはしていて、今日は、ニュースのところで、「酔っ払って口論になり背中をナイフで刺されたのに、気づかず帰宅して就寝。翌朝、起こしにきた夫人がナイフを発見」というとんでもない記事を読みました。

このナイフ、15cmという決して小さくないナイフなのに気づかないとは、よほど肉厚の人なのか、超鈍い神経の持ち主なのか、超酔っ払っていたのかのいずれか、というより、この条件が全てあてはまる人なんでしょうねえ。

それにしても笑えたのは、これを報道しているミクシィのニュース記事。「検察当局は今回の事件を冗談とは受け止めずに捜査を開始」って、“冗談”って、あーた...
同様に笑えたのが、その元記事と思われるAFPの記事の最後のコメント、「Lyalinさん(被害者)は事件を機に、『酒を飲むと何かが起こる』と悟ったという。」わははは...!ナイフで刺されて下手したら死んでいたのに“何かが起こる”って、今ごろ悟ってどーするのよ、あーた...
さらに突っ込むと、この記事の写真のキャプション、「スイス製の短剣(本文とは関係ありません)」って、事件に関係しない短剣(しかもロシアで起きた事件でスイス製っていったい...??)を載せる意味って何?「ナイフというのは、こういう物なんですよ」と教えたかったわけでもあるまいに。

こういう記事って、人が死んだわけでもないし、社会に影響を及ぼしたわけでもないから、インターネットの時代でなければ、地元のコミュニティ紙のコラム記事で終わっていたのだろうけど、今や、全世界に知られる珍事になっているのだから、ネットのある時代に生きていて良かったと思った金曜の朝でした。

Wednesday, April 16, 2008

髪を切った

私のヘアスタイルは、肩までぐらいの長さのストレートなワンレングス・ヘアである。

別に、このスタイルにこだわりがあるわけでも何でもないのだけれど、髪を洗った後はタオルドライだけでOK、ちょっとぐらい伸びてもそれほど変じゃないという、このスタイルは、無精な私にピッタリだし、3か月以上ヘアカットにいかなくてもOKという経済的なメリットも気に入っている。

さて、昨日の火曜日、暇な時間が出来たので、4ヶ月ぶりぐらいでヘアカットに行って来た。

私がヘアカットに行くのは、自宅から歩いて行けるFantastic Samsというチープなヘアカット・チェーン店。ココも別に上手い人が居るというわけじゃなくて、近いから行ってるだけ。ほとほと女性とは思えない無頓着さである。

髪を切ってくれたのは、年配のヒスパニック系のオバちゃん。前に切ってくれた時は、ちゃんとフツーに切れていたので、ちょっと油断して簡単な指示を出しただけで、あとはボーッとしていたら、ものの10分ぐらいでヘアカット終了。

ところが、帰宅して、首などにへばりついた髪を洗い流した時、後頭部に触ってみて愕然。レイヤー入ってるじゃん...

子供を迎えに行く時間になってしまったので、とりあえず学校に行ったら、御実家が美容院だというママ友に会ったので、「レイヤー付けられちゃって困ってる」と相談。彼女曰く、「レイヤーを取るためにはものすごく短く切って、南田洋子みたいになっちゃうよ」。

それは嫌だ...

でも、やっぱりレイヤーも嫌だったので、しょうがなくFantastic Samsに戻って、短く切り揃えてもらった。
その後で、子供の空手の稽古場で会った別のママ友には、「南田洋子みたい」とは言われなかったけど、「ちびまる子ちゃんみたい」と言われた。

まあ、南田洋子よりは良いか...(良いのかなあ...?)

Tuesday, April 15, 2008

飲茶とフラガールと

この間の日曜日は、ロサンゼルス、ダウンタウンのリトルトーキョー近くに在る、アジア映画を専門に見せるImaginAsian Centerという上映館に、遅まきながら「フラガール」を観に行きました。

映画は12時からだったので、まずは腹ごしらえにチャイナタウンへ飲茶を食べに...


このEmpress Pavilionは、地元民の間で絶対的な人気を誇るレストラン。レストランガイド、ZAGATにも載っているし、スタッフも英語をちゃんとしゃべれる人がほとんどなので、中国人以外の客も多い。


これが、ガイランこと、チャイニーズ・ブロッコリー

我が家が飲茶に行く時には、“必食アイテム”がある。シューマイ(いろいろな種類がある)、肉まんといったものは定番で必ず周ってくるけれど、蓮の葉で包んだ中国おこわとガイランと呼ばれるチャイニーズ・ブロッコリーはウッカリしていると食べ損ねることもあるので、この2つが来るまでは気が抜けない。(そんなに真剣になってどーする...)デザートとしては、ゴマが外側に付いた御饅頭、Sesame Ballと杏仁豆腐でフィニッシュ。

御腹もいっぱいになったところで、いざ「フラガール」鑑賞へ。


ImagiAsian Centerは去年の12月にオープンしただけあって、キレイな劇場で、たっぷりとした席の座り心地も完璧。これでウチからもう少し近かったら言うこと無いんだけどなあ...



「フラガール」は、一昔前だったら山田洋次が手がけたかも?とも思わせなくもない人情劇で、珍しく素直な気持ちになって大泣きしながら観ました。

Thursday, April 10, 2008

Confessions of a Shopaholic

これが180円のスニーカー。この値段にしては悪くないデザインだと思う

ミクシィというコミュニティ・サイトに参加しているのだけれど、そこで時間刻みに表示されるニュースの1つに「1足180円のスニーカー」というタイトルを見かけ、思わずチェック

このヒラキというメーカーさんは、前にも180円+税でスニーカーを売り出したことがあったけど、生産コストがかさんで、その後、作らなくなったのを、デザイン等で工夫して再度、新バージョンを売り出しているとのこと。

スニーカーって、履き心地とかが大切だから質にはこだわって買物する方ではあるけれど、何ていったって180円ですよ、180円。ドルに直すと1ドル50セント。スタバのコーヒーだって買えない御値段。こりゃー、買うっきゃないでしょ、と思って、サイトに行ってインターネット・ショッピング。

5250円以上になると送料無料とあって、よぉーし!とばかり張り切って(何を?)、目玉商品のスニーカーを子供に2足、私に2足買った上で(配偶者のも買ってあげたかったけど、足のサイズ30cmナリの彼のサイズは日本の通販の守備範囲を超えていたのであった)、子供の靴下だの下着だのビーサンだのをどんどこ買い込んで、しめて6000円とちょっと。

日本の実家に送ってもらって、夏に帰省する時にゲットする手はずであります。

それにしても、ネットショッピングって、かなり中毒になりやすい行為ですよね
ちなみに、タイトルに付けたのは、お買物中毒におちいったヒロインの日常を描いたベストセラー本とその映画化作品の題名。このヒロインのお買物の対象は、多分(未読なので判らないけど)、ブランド品とかであって、180円のスニーカーじゃないと思うけど。

Wednesday, April 9, 2008

Sweet Home Culver City

旅行先とかで「どこにお住まいで?」と聞かれると、「ロサンゼルスです」と答える私ですが、厳密に言うと私の住んでいる所は、カルバーシティ(Culver City)という所になります。

海外でも有名なサンタモニカやハリウッドと違って、ほぼ無名に近いので、説明する時は、「サンタモニカの南にあたるヴェニスビーチやマリナデルレイを車で15分ぐらい東に行ったところです」とか、「LAX(ロサンゼルス国際空港)のちょっと北です」とか説明するんだけど、どうもピンとこないという顔をされることが多かったりします。

でも、LAの地元民には、カルバーシティはここ数年の間にちょっとホットな変貌しつつあるようで、一昨日のロサンゼルスタイムズには、カルバーシティのルネッサンスが依然として進行中であるという記事が載っていました。


確かに、私たちが引越してきた2004年以降もハリソン・フォードの息子、ベン・フォードがオーナーシェフを務めるFord Filling Stationをはじめ、新しいレストランがどんどん出来て、週末の夜なんて“ダウンタウン”(というほども無い小さな区域ではありますが)は人通り、車通りがすごく多くなります。

まあ、そういった商業施設が増えれば市(カルバーシティはロサンゼルス市とは独立した市であります)の税収入も増えて喜ばしいことではあるのですが、あまりにヒップな街になっちゃうと、広義のLAのど真ん中にありながらも昔の郊外住宅地っぽいところのあるカルバーシティの街としてのアイデンティティが失われるような気もして、素朴なオバサン住民としては複雑な心境であります。

Monday, April 7, 2008

They'll be back. (Please do!)

左からサラ・コナー、ジョン・コナー、キャメロン=“ギャル型”ターミネーター

例によってデジタル・レコーダーに録ってあった「Terminator: Sarah Connor Chronicles」のシーズン・フィナーレを観た。

このTVドラマシリーズは、映画「Terminator 2」が終わったところから出発するようになっていて、T-1000の手から逃れたものの、Skynetは、次々とターミネーターたちを送り込んできて、サラ&ジョン・コナー親子は、逃避行を続けている。

このドラマの見どころの1つは、コナー親子を助けるターミネーターとして未来のジョン・コナーが送ってきたのが、“ギャル型ターミネーター”という点。可愛い顔をしているけど、大男の悪者ターミネーターたちと互角に闘えるところがスゴイ。というか、キャメロンと名づけられたこのターミネーターが、怪力を発揮して使命を遂行していくところは観ていて非常に気持ち良い。
キャメロン(サマー・グラウ):機械的に美しい肉体

このキャメロンを演じているのはサマー・グラウというほぼ新人の女優さんなんだけど、若くしてプロのバレリーナとして活躍した経歴の持ち主だけに、ターミネーターらしさを体格やルックスで体現する他の悪者ターミネーターとは対照的に、身体というか筋肉を実に上手くコントロールして非人間的な感じを良く出している。同時に、人間ではないゆえ出てくる珍妙な質問や応答に相手のジョンが脱力するようなシーンも結構あったりして可笑しい。
今日、遅ればせながら観たエピソードで今シーズンは終り。続きは9月まで待たなきゃいけないのがツライ...

Saturday, April 5, 2008

ハスキーってさぁ...

ちょうど2年前、高倉健主演の「南極物語」をハリウッドで同名リメイクした映画のジャンケット取材に参加した際、インタビューに来ていた(?)2匹のハスキー犬のお利口ぶりに感心して、犬を飼うならハスキーを!と思っていた。

その半年後、ハスキー犬専門のレスキュー団体を見つけ、連絡してみたら、ちょうど猫と共存できるハスキー(狩猟本能の強いハスキーは猫を獲物とみなしがちなので、フツーのハスキーだと飼っているウチの猫がドッグフードにされかねない)が居るというので、車で1時間以上かかるところまでアダプション・イベントを見に行き、なかば衝動的にアダプトしたのが、我が家のハスキー犬、ZIMAである。

全身真っ白のZIMAは、アダプション・イベントではおとなしそうに振舞っていたが、慣れてきたら結構、傍若無人に吠えるし、猫のウ○チを食べたりと、bitchぶりを発揮。(いや、まあホントにbitch=メス犬ではあるんだけどね。)

その上、そり犬であるハスキーは、いろいろな人々に接するゆえ、飼い主に対する態度がクールであるとも言われているのに、ZIMAはものすごく甘えん坊で、走るのが嫌いで(くどいようだが、本来はそり犬である)、おまけにすごく間抜けなところがある。

ハスキーと言えば、↓こんな風にカッコよくてクールなはずなのに

<<理想>>

我が家のZIMAはこんなである↓
<<現実>>


何とかならんのか...

Wednesday, April 2, 2008

祝:「CSI」再開!



脚本家組合のストライキで制作が中断していた「CSI」が、明日の木曜日から、再び新エピソードの放映を始める。

「CSI」は、シーズン1の時は、まだその存在を知らず、シーズン2から観始めてハマったドラマ。

ミステリー・ファンとしては、いわゆる"whodunit”(犯人当て)の楽しみもさることながら、科学オタクの集団が重箱の隅をつつくように手がかりを拾って捜査をしていく過程も、オタク傾向の強い私にはたまらない。

さらに、「CSI」スタッフは、誰も世間一般の基準からすると、かなり偏屈な変り種ばかりというのも嬉しい。最初は、「刑事グラハム/凍りついた欲望」では、フツーのクールな刑事を演じていたウィリアム・ピーターセンが科学オタクのグリッソムですかぁ~?と思ったけど、今では“グリス”はピーターセン以外には考えられないほどのハマリ役になっちゃいました。

「CSI」は、最初、「マイアミ」も「NY」も真面目に毎エピソードを観ていたんだけど、「マイアミ」はデヴィッド・カルーソ演じるホレイショ・ケインのくっさ~い2枚目気取りに、どうにも脱力感を感じる時があるし(特に、あのサングラスの使い方は何とかならんかい!)、「NY」はこの世の哀しみを独りで背負っているようなゲイリー・シニーズのマックに疲弊感を覚える時が多いので、最近は暇がある時に限って観ています。