Sunday, December 28, 2014

「くるみ割り人形」2014

今年も、やっと「くるみ割り人形」の公演が終わりました。(って、終わってから既に1週間が過ぎていますが...)

今年は2週間に渡り、一般向けの公演が9公演あったのに加え、サンタモニカの学校区の小中学校生に披露した短縮版が2公演、ウエストサイド・バレエと付き合いのあるNPOの団体の関係者を招待したドレス・リハーサル(と言っても先生たちからの注意も無し、止める事も無しの、ほぼ本番通りのもの)が1回と、計12回も踊るハードな年でした。
途中、まず私が風邪をひき、続いて娘も風邪っぽくなり、2週末の間には3日間も学校を休んでしまい、一時はどうなるかと思いましたが、最後まで穴をあけることなく踊りきりました。やれやれ...
去年は4公演だけしか無かったので、チケットはずいぶん早い時期にチケットが売り切れてしまったのですが、今年は9公演もあるから空席の目立つ回も出て来るのだろうと思いきや、公演が始まる数日前には、全席売り切れ。499人を収容する劇場なので、4500人近い人数の御客様が観にきてくださったことになります。ありがたいことだけれど、この分だと気を良くしたプロデューサーやオーナーは、来年も同じぐらいの回数の公演を敢行することになりそうで、娘も私も来年は風邪をひかないだけの体力を養っておかねば〜〜

今年は、以前はニューヨーク・シティ・バレエのプロモビデオなども撮っていたという人が、ウエストサイドのアダルト・クラスを取り始めたという縁で、独自にリハーサル中に撮影したビデオを公開しているので、アップしてみました。

ShelbySnowQueen from Drew Roublick on Vimeo.

娘は群舞の雪の精の1人を踊っています。
最初と最後に登場するスノウ・クィーンを踊っているのは、13歳のSちゃん。今年も去年も、オーディションを受けた有名バレエ学校の全てからサマーインテンシブ・プログラムのスカラシップのオファーを受けたという、天才バレエ少女です。でも、学校の勉強もすごーく出来るという天が二物を与えちゃった子だそうなので、今後、プロを目指すかどうかは、ビミョーなんだとか。もったいなーい〜〜!!

Friday, December 5, 2014

セレブ・キッズ@「くるみ割り人形」


ウエストサイド・バレエの今年の「くるみ割り人形」公演も、いよいよ来週から連日リハーサルが続く「怒濤の2週間」になります。

ウエスサイド・バレエは、サンタモニカに在るせいか、サンタモニカ、マリブ、パシフィック・パリセイズなどに住むセレブの子供も結構多く通っていて、過去には、ユアン・マクレガーの娘とか、マーティン・スコセッシの映画を多くプロデュースしたアーウィン・ウィンクラーの孫娘とか、去年、「ゼロ・グラビティ」でアカデミー賞を受賞した撮影監督エマニュエル・ルベツキの娘とかが「くるみ割り人形」に出演していたりしました。

今年は、そんなセレブ・キッズの「当たり年」なのか、某オスカー女優の娘、某俳優夫妻の娘、某往年の映画女優の孫娘、そして大物プロデューサーの孫娘と、私が知っているだけで4人のセレブ・キッズたちが初舞台を踏みます。

ちょっと面白いのは、教室のボランティアの仕事関係で、その某俳優夫妻に連絡をする必要があって電話したら、夫の方が電話に応答。でも、最初は名乗らない代わりに「Who's this?」って何度も聞いてくるんですよね。先方は私のことなんか知らないから、どういう人間がどういう用事で電話してきたのか、何度も聞くわけ。仕方ないから私がどういう人間でどういう用件で電話してきたのかを丁寧に説明したら、やっと安心してくれて、会話を始められました。
同様に、私のダンナも某オスカー女優に電話したら「Yeah, this is **. What do you need?」と言われたそうで。「Hi.」も「How are you?」も無しだって。
まあ、そういう立場の人間だと、招かれざる電話も多いだろうから自然とガードが高くなるのはしょうがないんだけどね。

というわけで、今年は劇場の観客席でセレブウォッチングが出来るかな?(←我ながらミーハーだわ—笑)

Tuesday, December 2, 2014

「くるみ割り人形」公演まであと10日!

地元の無料紙に載る記事のために撮影
(写真はトッド・レクティック氏のサイトから拝借しました)

速いもので、娘のバレエ教室の「くるみ割り人形」公演まであと10日になりました。

毎週土曜日の午後のリハーサルはもちろん、11月に入ってからはテクニーク・クラスの後のポアントのクラスもリハーサルの時間に返上。実質週5日、「くるみ割り」を踊っている状態です。

今年、娘が踊るのは「雪の精」の群舞、第二幕のプロローグに登場するエンジェル3人組、「スペインの踊り」、「葦笛の踊り」、そして「花のワルツ」で群舞のリーダーのような役割を果たすデミ・フラワーの5役。「雪」とエンジェル、「スペイン」と「葦笛」の4役は去年と全く同じですが、去年は「花のワルツ」の群舞の1人だったので、そこはちょっとだけ“アップグレード”。あと、小さな違いですが、「雪」では2人だけで踊るシーンの1人になりました。(これは身長ゆえであって、上手さとかはあまり関係無いのですが−笑)

「雪の精」の2人で踊るシーン。ジャーンプ!
(撮影:トッド・レクティック)

メイド喫茶のコスプレ風(?)な衣装の「葦笛の踊り」
(撮影:トッド・レクティック)

今年は2週間に渡り、6日間、計9公演踊るのに加え、地元サンタモニカの小学生たちを無料招待して踊る短縮版が2公演、計11公演も踊るので、体力とケガが心配です。娘は既に、膝と足首の故障を抱えているので11公演も保つかどうか... 週2回フィジカル・セラピーに通いながらの「くるみ割り公演」、もう気分はプロのバレリーナ?(笑)

膝にサポーター巻いたデミ・フラワー
(撮影:トッド・レクティック)

バレエはマゾじゃなきゃ出来ないアートなのであります。(笑−いや、でもマジで...)

Sunday, November 23, 2014

「インターステラー」


観てからだいぶ時間が経ってしまったけれど、クリストファー・ノーランの新作「インターステラー」を試写で観た。

舞台は、食料となる植物が次々と枯れ果てていき、今やトウモロコシぐらいしか育たなくなった近未来の地球。元NASAの宇宙飛行士だったクーパー(マシュー・マコナヒー)は、埃が舞う小さな農場で細々とトウモロコシを育てている。クーパーには高校生の息子と10歳の娘、マーフィ(マッケンジー・フォイ)が居るが、ごく普通な息子に対し、マーフィには夢見がちなところがあり、自分の家にはゴーストが住んでいて自分とコミュニーケイトしていると主張する。そんな或る日、クーパーとマーフィは「ゴースト」が何かを告げようとしていることに気づき、送られた暗号を解いた結果、それが或る場所を示していることを突き止めるが...

普通の監督が作ったら、SFアドベンチャー映画というトーンの作品に仕上がったと思うが、そこは「インセプション」や「メメント」のノーラン。ちゃんと一ひねりも二ひねりも加えてあります。
それにしても、別の惑星に行くと時間の進行が遅くなって、地球に戻った頃には自分の子供の方が自分よりずっと年を取っているというコンセプトは、シュール。もしかして、浦島太郎の行った竜宮城というのは海の中に在ったのではなく別の星だったのかも??なんて思わせられました。



Wednesday, November 12, 2014

フィジカル・セラピー

先週の木曜日のクラス中に膝の後ろの靭帯を痛めてしまった娘ですが、その週の土曜日にちょうどフィジカル・セラピーの先生がスタジオで15分のセッションをしてくれるというので、受けさせたら「とっても良かった!この先生のフル・セッション受けたい!」というので、今日、親子で行ってきました。

このS先生、ロサンゼルス・バレエ御用達フィジカル・セラピストだというだけあって、バレリーナが知っておくべき人体構造や、バレエの動き、ケガに詳しいこと、詳しいこと。1時間のセッションで、傍で聞いている私まですごーく勉強になりました。

写真は、先生のフェイスブックから拝借しました。
(言うまでもないことですが、このダンサーさんは娘じゃあございません−笑)

娘の負傷は、それほどシリアスではないようなので、「くるみ割り人形」のリハーサルも普通に出て良し、とのことで、少しホッとしました。その代わり、膝から下のストレッチのエクササイズと、膝の強化につながる足のエクササイズの宿題を出されました。
3日坊主にならずに、ちゃんと出来るかな...?

Friday, November 7, 2014

「くるみ割り人形」のプロモ・ビデオが出来ました



娘のバレエ教室のカンパニー、ウエストサイド・バレエの「くるみ割り人形」のプロモ・ビデオが下記のように観られるようになりました。

video


娘も、「花のワルツ」と「雪の精」に出ているのですが、編集が速過ぎて親の私でも見つけるのは難しい...(苦笑)
手前味噌ですが、この映像のシュガープラム(フェッテで回っているダンサー)とマザージンジャー、そして大人の男性ダンサー以外は、全員、素人の中高生が踊っているにしては、なかなか良く出来た舞台だと自負しています。(でへ)

Sunday, October 26, 2014

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」


ブログに書くのが遅くなってしまったけれど、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の試写を観た。

タイトルにある「バードマン」とは、リガン・トムソン(マイケル・キートン)が代表作であるスーパーヒーローものの主役の名前。
リガンがバードマンとしてハリウッドで人気を博したのも、とっくの昔の過去の栄光。今ではハゲで腹も出たオッサンなのに、いまだに街で呼び止められるのは「バードマン」ゆえというのが寂しい限り。
そんなリガンが演技派俳優としてカムバックを狙って最後のチャンスを賭けているのは、ブロードウェイ劇「What We Talk About When We Talk About Love」。レイモンド・カーヴァーの小説「愛について語るときに我々の語ること」を元に自ら戯曲を書き、演出、主演も務めるドリーム・プロジェクトである。
ところが、リハーサル中に重要な役を演じる俳優がケガを負って降板。共演女優レスリー(ナオミ・ワッツ)の薦めで、人気俳優のマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)が代役を演じてくれることになって、一同、大喜びするが...

「バードマン」は、ひとことで言えば、ブロードウェイの演劇界の裏幕ものの映画で、そういう意味ではウディ・アレンの「ブロードウェイと銃弾」に近いとも言えるが、そこは、「バベル」のアレハンドロ・イニャリトゥの作品だから、「そう来るか〜」という展開やら、「そう言うか〜」という台詞やらが満載。なんだか、ウサギが消えて行った穴にアリスと一緒に落っこちていくようなスリルと非現実感をおぼえる不思議な魅力でいっぱいの作品になっている。
そんな経験を実現させるのに大いに貢献しているのは、「ゼロ・グラビティ」で撮影賞オスカーを獲ったエマニュエル・ルベツキの撮影。一見、全編通してワンテイクで撮ったかのような流れるようなカメラワークがとにかく素晴らしい。ルベツキ氏は、娘が御嬢さんとバレエ教室でずっと一緒だったのに一昨年、「他のダンスがやってみたい」とのことで辞めたのが残念。御嬢さんがまだバレエを続けていたら、公演後のパーティとかで是非つかまえて「『バードマン』の撮影はどうやったんですかっ?」とか聞けたのに〜〜〜
それから、マイケル・キートンの演技も素晴らしかった。彼には、「バットマン」を演じたという過去もあったりするのが興味深いわけだけれど、「この人、こんなに上手かったっけ??」とビックリするぐらい、この映画のキートンは良かった。オスカー・ノミネートは必至でしょう。

Wednesday, October 15, 2014

「くるみ割り人形」リハーサル真っ最中

「雪の精」の群舞の練習風景
写真はトッド・レクティック氏のサイトから拝借しました

今年も、娘のバレエスタジオ恒例の「くるみ割り人形」のリハーサルが9月の初めから始まりました。
今年も、去年と同じ、サンタモニカのブロード・ステージが会場ですが、去年が1週末4公演だったのに対し、今年は2週末8公演。その他にもサンタモニカ学校区の小学生を招いた短縮版をそれぞれの金曜日に踊るし、照明や立ち位置を確認するテックリハーサルやドレス・リハーサルも含めると10回以上、踊ることになります。踊る機会が増えたのは嬉しいけれど、その分、子供も親も大変〜〜。

肝腎のキャスティングですが、まだまだ「トレーニングの最中だから」という理由で、誰がどの踊りをどの日のどの回で踊るのか、ということは全く未定。
娘は、とりあえず、「雪の精」の群舞、「リード・エンジェル」(第2幕のプロローグ)、「スペインの踊り」、「葦笛の踊り」、そして「花のワルツ」の群舞のリーダー的存在である「デミ・フラワー」の5つのリハーサルに出ています。「雪」、「エンジェル」、「スペイン」、「葦笛」は去年も踊らせてもらったので、よほどのヘマをしない限り、今年も踊らせてもらえるだろうし、「デミ・フラワー」は他に成り手があまり居なさそうだとのことなので、少なくとも1〜2回は踊らせてもらえるのではないか、というのが私たちの「読み」ですが、どうなるかな...?

「セッション」


今年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した「セッション」(原題:「Whiplash」)という映画を試写で観た。

「セッション」の主人公アンドリューは、プロのドラマーを目指して「ニューヨーク一の、つまりは世界一の」音楽大学に入学。練習室でドラムを叩いているところを、大学随一のジャズバンドを率いる教師フレッチャーに眼を留められ、バンドの練習に参加するよう誘われる。新入生なのにトップバンドのリーダーに誘われて意気揚々と練習に参加したアンドリューを待っていたのは、虐待に限りなく近いフレッチャーのスパルタ指導だった...

上にも書いたように、この映画の主人公はアンドリューで、演じるマイルズ・テラーは迫真の演技を見せているが(ドラムも短期集中で特訓したらしく、その成果は見事にスクリーンに反映されている)、それを喰ってしまう勢いの凄絶な演技を見せるのはフレッチャー役のJ・K・シモンズ。サム・ライミの「スパイダーマン」シリーズの新聞社の編集長ジェイムソンや「JUNO/ジュノ」のヒロインの父親役などで知られている俳優だが、警官やFBIの捜査官からドクター、囚人までと広い幅の役をこなし、出演作もシリアスな人間ドラマからサスペンス・スリラー、コメディと首尾範囲も大きい。

スパルタ教師タイプは、これまでも何度となく映画に登場してきたが、コメディでは揶揄されっぱなしで終わり、シリアスな作品だと、たいがい最後には主人公と「心を通わせる」という「感動的」な展開になるのがほとんど。「セッション」も、ある時点でそうなるかと思わせる部分があったのだが、嬉しいことに見事にそれを裏切ってくれる。

監督のデミアン・チャゼルは29歳。若いからこそのエネルギーに満ちた力作だと思う。



ちなみに、フレッチャーが言う「英語には『good job』という2語ほど有害な言葉は無い」という台詞には、思わずニヤリとしてしまった。
アメリカ人の教師も親も、本当に不必要なほど「good job」という言葉を頻繁に口にする。根拠の無い褒め言葉ほど子供をダメにするものはない、という点については、フレッチャーに大いに共感したのでした。

Tuesday, October 7, 2014

「海外ドラマTVガイドWATCH」に記事を書きました


東京ニュース通信社から出されている「海外ドラマTVガイドWATCH」に寄稿しました。
ドラマ2本だけ、ページにすると2ページだけの執筆でしたが、いずれも好きで気を入れて観ていたドラマだったので楽しい御仕事でした。
昨日、掲載誌が送られてきましたが、日本で観られる海外ドラマが数多く紹介されていて、アメリカで話題になっているドラマは集中特集されているし、アメリカの人気ドラマ5本のパイロット・エピソードを収録したDVDまで付録についているしで、海外ドラマ好きにだったら買って損は無い雑誌だと思います。

Sunday, October 5, 2014

TVドラマ、秋の新シーズン開始

9月に学校が新学年を迎えるアメリカでは、TVドラマも9月が新シーズン開始時。
ということで、今年も新しいTVドラマを観始めました。

まず、最初にチェックを入れたのはCBSの「Scorpion(スコーピオン)」。


「スコーピオン」は、天才ハッカー、ウォルター(エリス・ガベル:写真左から2人目)と、天才統計学者シルヴェスター(アリ・スタイダム:写真中央)、天才行動学者トビー(エディ・ケイ・トーマス:写真左端)、それに天才機械工学者ハッピー・クィン(ジェイディン・ウォング:写真右端)という天才集団が、アメリカ合衆国国土安全保障省の特別捜査官ギャロ(ロバート・パトリック:写真右から2人目)が持ち込む難事件を解決していくという設定の1話完結型ドラマ。
主役のウォルターを演じるガベル(「ワールド・ウォーZ」でゾンビに効く薬の開発の鍵を握っていそうなくせに、あっけなく死んでしまうドクターを演じていた)が、個人的に全然カッコいい、あるいはキュートだと思えないのが、ちょっとツライが、アクション・シーンなどはなかなか良く出来ているので、楽しんで観ています。




次に観始めたのはFOXの「Gotham(ゴッサム)」。


読んで名のごとく、「バットマン」のブルース・ウェインがバットマンになる前のゴッサムを舞台にしたドラマ。まだパイロット・エピソードを観ただけなので、どのようなストーリーが展開していくのかはわからないのだけれど、主役にあたるジェームズ・ゴードン(「OC」のベン・マッケンジー)や、少年時代のブルース・ウェイン(「TOUCH/タッチ」のジェイクことデヴィッド・マズーズ)、ブルースの保護者的存在になる執事のアルフレッド(「エレメンタリー ホームズ&ワトソンin NY」のレストレードを演じていたショーン・パートウィー)、後のキャットウーマンになるセリーナや、ペンギンになるオズワルド・コブルポットなどが登場する。
全体的に暗めのトーンは、いかにも「バットマン」的世界で、未来と過去が混在しているようなプロダクション・デザインがナイス。




もう1本、録画だけは済ませてあるけれど未見なのは、ヴィオラ・デイヴィスが弁護士で法律学の大学教授でもあるヒロインを演じる「How To Get Away With Murder(殺人罪を逃れる法)」。観たら、改めて感想を書くつもり。

上記の3本は、今シーズン開始のドラマの中で、評判、視聴率とも高いドラマとして挙げられているので、今後の展開の面白さも期待できそう。


この3本に加え、引き続き見ているのは、ジェームズ・スペイダー主演の「ブラックリスト」、「アベンジャーズ」などにも登場したエージェント・コルソンを主役にした「エージェント・オブ・シールド」、「パーソン・オブ・インタレスト」、2000年の放映開始時からずっと見続けている「CSI」など。
夏の間に始まったHBOの哲学的なセミファンタジー・サスペンス・ドラマ「LEFTOVERS/残された世界」や、シーズン2に入った「レイ・ドノバン」の録画分もまだ数本残っているので、そちらも消化しなくてはならないから、毎日、せっせと見ています。

Friday, October 3, 2014

「ゴーン・ガール」


女流サスペンス小説作家、ジリアン・フリンのベストセラー小説「ゴーン・ガール」をデヴィッド・フィンチャーが同名映画化した作品を試写で観た。

「ゴーン・ガール」の主人公はニック。ニューヨークでライター業をしていたが、不況で解雇され、なかなか職が見つからずにいたところ、母がガンになったという知らせを受けて、妻のエイミーと故郷のミズーリに帰って来る。
エイミーも雑誌のコラムニストをしていたが、両親が彼女をモデルにした児童書シリーズ「アメイジング・エイミー」というベストセラーを書いていたため、ちょっとしたセレブリティ的な身分だった。根っからのニューヨーカーであるエイミーは、ミズーリの田舎町の生活に慣れずにいたが、結婚記念日に謎の失踪を遂げる...

「ゴーン・ガール」の原作は、ニックの視点で書かれた部分と、エイミーの書いた日記の部分という2つの「声」で語られていくスタイルを取っており、映画化するにあたっては、中盤まで真相を露呈させることなく映像化させることが難題の1つだったに違いないが、映画の脚本執筆に初挑戦した原作者のフリンは、その点、非常に良い仕事をしたと思う。
得意なサスペンス・スリラー・ジャンルだけあって、フィンチャーの演出も申し分無い。安っぽい三流サスペンス映画の定石となるような、嫌らしいサプライズを仕掛けること無しに、観客をハラハラドキドキさせる手腕はさすが。
キャスティングのチョイスも良かった。主役の2人を演じるベン・アフレックとロザムンド・パイクは、原作を読んだ際に私が想像していたニックとエイミーとはイメージがちょっと違うので、最初は少し違和感があったが、じきに慣れた。特にパイクのエイミーは素晴らしかった。西洋人にしてはあっさり顏なのだが、一見特徴無く見える眼がここぞという時に発揮する目力が凄かった。

ただ、原作の読後感もそうだったけれど、観た後、決してスッキリする映画ではありません。
とりわけ、女性不信におちいっている男性は避けた方が良い映画だし、デートにも向かない映画でしょう。








Saturday, September 27, 2014

ジョン・ヴォイトに会った

ジョン・ヴォイト氏近影(写真はJust Jaredより拝借しました)

昨日は、娘のバレエ教室付属バレエ団の資金集めイベントに参加したら、何と、そこに俳優のジョン・ヴォイト氏が来ていました。(映画に詳しくない人にはアンジェリーナ・ジョリーの父君と言えばわかりやすいかな?)

このイベント、バレエ教室に通う生徒の親が自宅を開放して主催してくれたものだったのだけれど、母親の方は、ヴォイト氏がレギュラー出演しているTVドラマ「レイ・ドノバン」で方言指導をしている人なので、ヴォイト氏が来ていてもそれほど不思議ではなかった、わけではありますが。「何と」と書いたのは、その日の朝、折しも「レイ・ドノバン」のタイトル・ロールを演じているリーヴ・シュライバー氏に電話でグループ・インタビューをしてきたばかりだったから。インタビューでも、ヴォイト氏演じるレイの父ミッキー・ドノバンの話をして、その夕方、イベントに出かけたら当のヴォイト氏が居て自分と会話しているというのは、ちょっとシュールでした。
ヴォイト氏はなかなかナイスでしたが、バレエ一色のイベントだったので、ちょっと居心地悪かったかも〜?

このイベントでは、娘の教室の卒業生である女優のジェナ・エルフマン(「ダーマ&グレッグ」)や「ダーティ・ダンシング」のジェニファー・グレイ、オーストラリア映画「ダンシング・ヒーロー」でヒステリックなダンサーを演じたジア・カリデスなどがスピーチを披露。ジアは「FBI失踪者を追え」のアンソニー・ラパーリアの奥さんで、11歳の娘さんがうちのバレエ教室に通っているとのこと。

さすがハリウッドを擁するLAならではのイベントでした。

Friday, September 26, 2014

「イコライザー」


「トレーニング デイ」のアントワーン・フークアとデンゼル・ワシントンが再びコンビを組んだ新作「イコライザー」を試写で観た。

ワシントン演じるロバートは、ホームセンターに勤務する独り者の中年男。実直で気さくな人柄で、職場の仲間たちにも好かれているが、夜中、眠れない時間を過ごすために24時間営業のコーヒーショップに文学書とティーバッグを携帯して出かけては、窓際の席に腰掛けてゆっくり読書を楽しむのが日課になっている。この店にはもう1人、常連が居た。歌手志望だというテリ(クロエ・グレイス・モレッツ)である。まだあどけなさの残るテリとの会話を楽しむのもロバートの習慣になっていた。ロバートは、テリがロシア人マフィアの牛耳る売春組織で働いているらしいことを心配しているが、ある日、自分を殴った客を殴り返したということで、集中治療室送りになるほど殴られたテリを見て、ある事を決心する...

弱い者たちを虐げる悪いヤツらを人知れず葬り去るという設定は、古くは「必殺シリーズ」、最近だと「デクスター」などと同じだが、悪者を殺す際の暴力描写のエグさも一緒。映画の中の暴力描写に慣れている向きには、ヒーローが悪者たちをメッタ殺しにするシーンはなかなか心地良いものであるが、超絶暴力シーンがダメな人にはオススメしない映画かも。(試写で隣に座った若いお姉さんは、デンゼルが小気味良く悪いヤツらを殺していくところで身をすくめていた。お気の毒さま...)

それにしても、デンゼルも今年の12月で還暦。なのに、実にパワフルなアクション・スターぶり。今日のLAタイムズ紙の映画評でも、褒められていた。最近、アクション映画出演が続いているリーアム・ニーソンも62歳だけど頑張っているし。
チャニング・テイタムやクリス・ヘムズワースなどに代表される若い世代のアクション・スターは身のこなしこそ俊敏だけれど、映画の中だから成立するような復讐劇のヒーローを噓っぽくないように演じるには、デンゼルやニーソンが自然に醸し出すことの出来る存在感や重厚さといったものが要求されるのだと思う。

Wednesday, September 24, 2014

「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」



今年の1月から放映されていたHBOオリジナル・シリーズ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」の録画分をやっと観終わった。

「TRUE DETECTIVE」シーズン1の中心になる事件は、ルイジアナ州南部の田舎町で起きた猟奇的な連続殺人事件なのだが、ストーリーが17年間のスパンに渡っていて、主人公の刑事2人組、マシュー・マコノヒー演じるラストとウディ・ハレルソン演じるマーティが捜査を進めていく時間軸と、捜査を引き継いだ刑事がラストとマーティを尋問する時間軸とが並行して進んでいくため、ストーリーの流れが非常に緩やか。それに加え、捜査自体の話も、地元の宗教団体がからんだり、ドラッグディーラーがからんだりと、何度も横道に逸れたりするので、8話のエピソードを集中して観ていかないと「え?それ、何の話?」「アレ、これって誰だっけ?」となりかねない。
ということで、配偶者は4話めぐらいで脱落。推理ものマニアの私は何とか最後までたどり着いたけれど、正直、フォローするのが簡単なシリーズではないですね。

主演2人の演技はすごく濃い。特にマコノヒーの迫力はすごい。
カメラワークや映像もTVとは思えない質。監督のケイリー・ジョージ・フクナガは、デジタル撮影が常識になっている今だけど、敢えてフィルムで撮影することにこだわったとか。その成果はしっかり画面に出ていたと思った。ちなみに、4話めには「おお〜〜!」と感嘆するシーンがあるので、お見逃し無く。

Wednesday, September 17, 2014

「THE DROP」


「ミスティック・リバー」や「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のデニス・ルヘインの短編小説を基にしたという新作「The Drop」の試写を観に行った。

原作の短編小説は「Animal Rescue」というタイトルで、舞台はルヘインのホームタウン、ボストンのドーチェスター地区だが、映画ではブルックリンに変えられている。
主人公のボブ(トム・ハーディ)は、従兄のマーヴ(ジェイムズ・ガンドルフィーニ)が経営しているバーでバーテンダーをしている。マーヴは、自分の名を冠したこのバーのオーナーだったが、いろいろあってバーを手放さざるを得なくなり、今ではチェチェン・マフィアに所有権を譲り、マーヴの店は“ドロップ・バー”と呼ばれる犯罪組織がらみのワケありな金の“落とし”(集金)場所となっていた。
バーテンダーの仕事が終わって帰途に着いた或る日、ボブは通りがかった家のゴミ箱に捨てられた犬を見つけるが、その家に住むナディア(ノオミ・ラパス)に見とがめられる。ボブが怪しい者ではないと判ると、ナディアはケガをしていた犬の手当を手伝ってやる。
その数日後、エリック(マティアス・スーナールツ)と名乗る男がボブの家を訪ね、捨てられていた犬は自分のものだと主張するのだが...

ルヘインの原作を脚色したのは、ルヘイン本人。映画の脚本を書いたのは、これが初めてだそうだが、なかなか良く出来ていた。
監督は、エリック役のスーナールツ主演で撮った「闇を生きる男」がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたベルギー出身のミヒャエル・R・ロスカム。
ルヘインの小説も登場人物も非常にアメリカ人(正確に言えばボストン人)的なのだが、監督はベルギー人、主演男優はイギリス人、その相手役はスウェーデン人、敵役もベルギー人と、主要なキャストは、ガンドルフィーニ以外、全員外国人だというのは面白い。
ガンドルフィーニと言えば、この作品が遺作になった。マーヴ役でも非常に良い仕事していたので、改めて惜しい俳優を亡くしたと痛感した。

Sunday, September 7, 2014

はじめまして、きなこです

ハスキー犬のジマが亡くなって4ヶ月ほど経ち、家に居る時間が長い夏休み中の方がタイミング的にも良いだろうということで、ロサンゼルス郊外のダウニーという所にあるロサンゼルス郡のアニマル・シェルターに出向いてアダプトする犬を探しに行きました。

配偶者は、ジマぐらい大きい犬(体重50パウンド=約23kg以上)を希望していたのですが、私と娘は扱いやすいミディアム・サイズ(30パウンド=15kg前後)を希望。
シェルターの犬舎を何度か歩いて回って見つけたのが、ジャーマン・シェパードの雑種、Lizzy。体重39パウンド(17.7kg)と、配偶者が希望する大きさと私たちが希望する大きさのちょうど中間。推定年齢9ヶ月という歳も理想的だったので、この子に決定。

ジマは、ハスキー専門のレスキュー団体が、スラブ系の言葉で「冬」を意味する Zimaが全身真っ白で青い眼の彼女にピッタリだったので、そのままその名前をいただいたのでしたが、Lizzyという名前はボランティアの人たちがテキトーに付けた名前だったので、自分たちで新たに名前を考えようということになり、明るい茶色の毛並みから連想して考えた、チャイ、きなこ、メープルなどの中から最終的に、きなこを選んで命名しました。

きなこです。ヨロシク

迷い犬で保護されたそうなので、前歴が全くわからないのですが、とにかく人なつこくて、朝起きると、シッポを全力で振って「おはよう!おはよう!おはようっ!」とばかりまつわりつきます。撫でて欲しい時には、座っている所にやって来てアゴ先をちょこんと膝の上に乗せるのが可愛いのですが、噛み癖があるのが困りもの。
ウチに来て2週間ぐらい経った時に、独りで数時間留守番させていたら、私のサンダルをこんな状態にしてくれました。

ヒールは積み皮のデザインだったのですが、そこを噛み剥いた上、カカトもガシガシ。
修繕不可能です。(涙)

さらにその後、外出している間に、他のサンダルの細いベルトやスニーカーの紐も噛んでボロボロにしてくれました。噛むオモチャもちゃんと与えているのですが、靴やサンダルの方がお気に入りの様子で困りものです。

これからは数時間以上、外出する時は犬用のガムのようなものを置いていくことを検討中ですが、果たして履物よりそっちに食いついてくれるか、どうか...

Friday, September 5, 2014

セルゲイ・ポルーニンによるマスター・クラス

セルゲイ・ポルーニン氏(写真はウィキペディアから拝借しました)

昨日、娘のスタジオから、「明日、セルゲイ・ポルーニンについてのドキュメンタリーで彼がクラスを教えるところを撮りたいという要請があったので、レベル6と7合同でマスター・クラスを行ないます」というメールが入った。

私はバレエ界の事情には詳しくないので「ポルーニンって誰?」と思って調べたら、ウクライナ出身で、ロイヤルバレエに入団。ロイヤルバレエでは最年少記録にあたる20歳でプリンシパルになった天才的なダンサーだとのこと。

そんな人に普段のクラスを取るように教えてもらえるなんて、すごくラッキー。ということで、スタジオは軽いコーフン状態でした。

私は見学できなかったので、後で娘に感想を聞いたら、「とにかくジャンプがすごいの。Tombe pas de bouree glissade saut de chatというコンビネーションあるでしょ?あれでTombe pas de bouree glissadeってとこまでで、一番大きなスタジオの端から端まで行っちゃうんだもん!」と、世界の一流ダンサーの踊りを間近で観たインパクトを語っていました。
ポルーニンが一番近い動きをしているクリップを探してみました。18秒めぐらいに出てくる動きです:



でも、レッスンは?と言えば、やっぱりドキュメンタリー撮影が主目的のクラスだったし、ポルーニンは第一にダンサーであって教師ではないので、指導という意味では特に感心した、ということは無かった様子。それでも、元ロイヤルバレエのプリンシパルを御稽古場で観られるなんて滅多に無い機会を持てたのは良かったと思います。

Friday, August 22, 2014

ハル・ベリー主演のドラマ「エクスタント」


7月9日から始まったSFサスペンス・ドラマ「EXTANT(エクスタント)」を家族で観ている。
私個人が好きなのは殺人ミステリものや刑事ものなのだが、「EXTANT」は、スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、オスカー女優のハル・ベリーが主演ということで、放映局のCBSが力を入れて宣伝していたので、滞在先のカーライルで娘と一緒に観始めてみたのだった。

ヒロインのハル・ベリーが演じるのは科学者で宇宙飛行士のモリー。夫のジョン(「ER」のゴラン・ヴィシュニック)との間には子供が出来なかったので、ロボット工学者であるジョンが作った人間そっくりのロボットのイーサンを息子として迎え入れていた。
そんなモリーが単独宇宙飛行の最中に不思議な体験をする。ものすごい振動で揺さぶられた後、死んだはずの前夫マーカスが宇宙船内に現れたのだ。モリーはその直後に気を失うが、その間に船内を写した映像を観て自分以外は何も映っていないことにショックを受ける。
しかし、そのショックに上回る衝撃の事実が地球に還った彼女を待っていた...

ベリーとヴィシュニックの他のキャストには、「ザ・プラクティス」の女傑弁護士、カムリン・マンハイムやメリル・ストリープの次女、グレイス・ガマーなどが脇を固めているが、日本人の視聴者にとって見どころになりそうなのは、ジョンのロボット工学研究の出資者の日本人実業家ヤスモトを真田広之が演じていることだろう。

アメリカのTVシリーズ初登場の真田さん
英語もなかなかの腕前になっていらっしゃいます

モリーが宇宙空間で遭遇したのは何物だったのか?一連の出来事は外的要因に依るものなのか、それとも誰かが裏で糸を引いているのか?
第7話まで観てきたけれど、謎は深まっていくばかりで先読みが出来ないところが気に入っています。

Tuesday, August 19, 2014

イントゥ・ザ・ストーム


CinemaNerd Chronicle と称しているのに、ここのところバレエねたばかりだったので、久しぶりに(笑)映画の御話を。

竜巻を主題にしたパニック映画(英語ではdisaster movieと呼びますが)の新作「イントゥ・ザ・ストーム」の試写を観に行った。
内容は、一言で言ってしまえばオクラホマの小さな町を未曾有の大きさの竜巻が襲う、というストーリー。竜巻を追うドキュメンタリーを製作しているクルーと地元のハイスクールに通う兄弟とそのハイスクールの教師でもある父(「ホビット」のトーリンことリチャード・アーミテッジ。トーリンとは全然違うルックスなんで判らなかったよ〜)を中心に話が展開するが、見どころはズバリ、竜巻が地上にあるものを食い尽くすかのように破壊していくシーン。ヒューマン・ドラマの部分は至って陳腐で、TVの2時間スペシャルのレベルだけど、パニック映画が好きな人だったら竜巻のシーンを観るだけでも楽しめると思う。

私も、パニック映画は嫌いじゃないけど、まあ入場料タダの試写じゃなかったらわざわざ12ドルとかのチケット代を支払って観に行く映画でもないと考えただろう。
ただ、映画評論家の中にヒューマン・ドラマの部分の質が御粗末だから、ということで、この映画に否定的な評を書いている人が多かったけど、こういうB級映画はB級映画なりの楽しみがあるわけで、そういう映画に対して上質なヒューマン・ドラマを期待してもなあ...という気はする。逆に、ヒューマン・ドラマの部分まで良く描けていたパニック映画「大空港」や「ポセイドン・アドベンチャー」、「ジョーズ」などは、だからこそ名作として高く評価されているわけで。
映画はそもそも、汽車が駅に入って来るところを写した映画を観ていた観客たちが汽車が自分のところに突進してきた!と勘違いしてパニクったり、食べ物を投げまくって大人たちを困らせまくるベビーを観て大笑いしたりといった見世物的メディアとして世に紹介されたわけだから、もの凄い竜巻が建物をぶち壊して車や飛行機、そして御約束の牛(笑)を空に巻き上げていくところを「スゲー!」と感嘆して観るだけの楽しみというものもあって良いのではないかと。

ということで、SFXで素晴らしく映像化されたスーパー竜巻を観るだけで満足、という人にはオススメの「イントゥ・ザ・ストーム」でした。




Monday, August 11, 2014

14年ぶりのニューヨーク

自由の女神があるリバティ・アイランドから臨んだニューヨーク

CPYBが終わった日に、日本から来てくれた父と、LAから飛んで来たダンナも合流して4人でニューヨークに行きました。

ニューヨークで泊まったのは、ダンナの会社が所有しているアパート。イースト・ヴィレッジにほど近いところにあります。2LDKで、4人で滞在するには充分の広さでした。

マンハッタンの街中にあるとは思えないほど緑の多い敷地に建っているアパートでした

最寄りの地下鉄の駅までは徒歩10分ぐらい。近場にちょっとしたデリとかレストラン、ドラッグストアもあって、なかなか快適にステイできました。

ニューヨークでは、建物が大好きなグッゲンハイム美術館やグランド・セントラル・ターミナル、自由の女神とエリス島、と、観光客には御約束の場所の他、今回はブルックリンまで足を伸ばして、旧き良き時代のリゾート地の雰囲気を漂わせるコニー・アイランドの遊園地、ルナ・パークにも行きました。

いつ観ても美しいフランク・ロイド・ライトの傑作、グッゲンハイム美術館の天窓

これまた駅建築の傑作、グランド・セントラル・ターミナル
こんな駅を毎日通って通勤できたら素敵だろうなあ〜

ニューヨークに来たら、この方を忘れてはいけません

ヨーロッパからの移民たちにとってのアメリカの玄関、エリス島
ダンナの父方の御先祖様たちもここに着いたはず

コニー・アイランドの遊園地、ルナパーク
ローラーコースターを乗りまくりました

ニューヨークは、ニューヨーク・シティ・バレエやアメリカン・バレエ・シアター、アルヴィン・エイリーなどなど、一流のバレエ団が集中している所でもありますが、残念ながら夏場はバレエ公演はほとんど無く、バレエは観られずじまい。
その代わりと言っては何ですが、娘はブロードウェイにほど近くてニューヨークではよく知られたダンス・スタジオ、ステップスでオープン・クラスを受けて来ました。

ステップス、教室前の廊下。バーと鏡が備え付けられています

私たちが滞在している間に、たまたま元ニューヨーク・シティ・バレエのダンサーで、バランシン・トラストのメンバーとしてバランシン作品の指導にもあたったりするポール・ボーズ氏がゲスト・ティーチャーとして教えるクラスがありました。



クラスのレベルはAdvanced Professional Level、つまりプロの人が受けに来るクラスということで、ちょっと背伸びし過ぎかな、置いてきぼりでもくらったら可哀想かな...と心配したのですが、その日、クラスに来ていた人たちの中で明らかにプロだと御見受けしたのは2人だけ。あとは、60代と思しき女性も2〜3人居たりして、受講者のレベルはバラバラ。ダンサーが休息日を取ることの多いという月曜日のクラスゆえ、出席者は15〜6人だけ。しかも、バーだけレッスンして帰る人や、速いテンポのコンビネーションについていけない人も出たりして、最後まで踊っていたのは10人ぐらい。その分、ボーズ先生にしっかりみてもらえたようで、何度か「Good!」と声をかけてもらえたそうです。娘は日頃、バランシン・スタイルの教室でレッスンしていることもあって、速いテンポのコンビネーションにもしっかりついていけたようで、とても楽しいレッスンだった様子。ニューヨークで、バレエの良い思い出ができました。

Sunday, August 10, 2014

CPYBサマープログラム まとめ

写真はCPYBのFaceBookから拝借しました

遅ればせながら、CPYBの5週間のサマープログラムの感想を簡単にまとめます。

最初の2日間は、「ウエストサイドで習ったことばかり」、「超スローで退屈」と文句を言ってテンション下がりまくりの娘でしたが、風邪で休んだ4日間の後の2週間目以降は、「ああ、なるほど〜〜」と思える指導があったり、何人かの先生には直しを入れてもらったりすることが増えていって、次第にやる気が出て来た様子。
教え方が好きになれない、という先生も数人居たようですが、大半の先生のクラスが「何らかの事は学べる」と話していたので、これなら来た甲斐があった、と嬉しく思えた次第です。

CPYBの5週間サマープログラムを私なりに観て来て、同プログラムは以下のようなバレエ生徒さんにオススメできるのではないかという結論に達しました:

*普段通っている教室で、技術的な面において細かく指導してもらえていないと常々感じている
*自分の弱点は或る程度わかっているけれど、それをどうやって克服していっていいのか、わからない
*先生が生徒1人1人をキチンとみて指導や直しをしてくれる環境でレッスンしたい
*モダンやジャズなどのレッスンは必要無いので、とにかくバレエの上達に励みたい

CPYBは、有名バレエ団の付属学校ではないので、ネームバリューを求めている人や、将来、特定のバレエ団に入ることを目指している人にはあまり向いていない学校だと言えますが、とにかく5週間、みっちりバレエ修業したいという生徒さんには理想的な学校だと思います。


Thursday, August 7, 2014

ゲティースバーグ観光

CPYBでのサマーインテンシブ最終日2日前に、LAから配偶者が、日本からは父がペンシルバニア来訪。翌日の金曜日にクラスを見学し、最終日の土曜日にニューヨークに移動。ニューヨークで5泊して観光した後は、皆でLAに戻り、荷解きをする間も無く、締め切りが2日後に迫った原稿にとりかかり、その後は、父の日本用御土産ゲットの買い物に付き合う、という怒濤のスケジュールでブログを書く暇なんてまーったく無し。
というわけで、2週間以上空いての更新です。

まずは、カーライル滞在最後の日曜日に訪れたゲティースバーグのことを。

ゲティースバーグはカーライルから車で1時間弱の所にある小さな町ですが、南北戦争で北軍勝利の決め手になった激戦の地として知られており、南北戦争をテーマにした博物館や、戦没軍人の墓地、戦地跡のツアーなどがあります。

実際に使われた大砲。意外に華奢な感じ

最後の激戦を再現した絵が360度に広がるサイクロラマ
絵は1883年に描かれたものとのこと

博物館ではモーガン・フリーマンがナレーションを担当した短編ドキュメンタリーの上映があり、アメリカ史に疎い私には大いに勉強になったのだけれど、去年度の社会で南北戦争時代を中心にしたアメリカ史を学んだ娘は「授業で習ったことばっかりだったよ〜」と言ったものの、私があれこれ質問する事にちゃんと答えられるのが満更でもない様子でした。

博物館見学の後は、ゲティーズバーグの町を探索。あらかじめ調べて目星を付けておいたアイスクリーム屋さんに寄ったのは言うまでもありません。(笑)

南北戦争時代に建てられた建物がとってもキュートなアイスクリーム屋さん、Mr. G's

私たちがオーダーしたフレーバーは塩味キャラメル
私がオーダーしたのはスモールだったのだけれど、このボリューム!

最後は、ゲティースバーグの町のはずれにあるアウトレット・モールでお買い物。
リーバイス・ストアで50%オフのセールをしていて、娘のジーンズが12ドル50セントで買えて大満足!ペンシルバニア州は、衣料品に所得税がかからないのですごーく得した気分。それに気を良くして、私までジーンズを1本(こっちは25ドルだったけど、それでも超安価!)、サンダルを1足(定価$69.95が$19.99!)をお買い上げ。

知識欲を満足させ、食欲を満足させ、最後に購買欲を満足させてもらった充実の旅でございました。

Tuesday, July 22, 2014

第4週

CPYBでのサマープログラム受講も、早いもので4週目を終えました。

私がクラスを見学するのは嫌がる娘ですが、「4週目にはバッチリ見学させてもらいますからねっ!」と有無を言わせず宣言していたので(笑)、3つのクラスを見学してきました。

まずは、2週目にも見学したPS先生のクラス。
一番最初のレッスン後、「退屈!」と文句を言っていたのに、今では「すごくちゃんと教えてくれて、一番ためになるクラスの1つ」と、娘の評価がガラリと変わったPS先生。2度目に見学した水曜日のクラスは、バー・レッスンを全くしないで、「センター・バー」と称して、バー・レッスンで練習するような動きを、バーのサポート無しで練習するというもの。いつも何気に頼っているバーが無いことで、身体のバランスや動きの偏りが自分でもハッキリするし、身体のコア(芯?)を意識して動く良い練習になるようです。
もう1つ面白かったのは、コンビネーションを習う時に、まず全員でコンビネーションを踊った後、2人1組のパートナーにして、交代で踊らせ、踊らなかった方はパートナーを観察して直した方が良いところなどを互いにアドバイス。次に、全員、目を閉じて曲を聴きながら自分が目標としているようなバレリーナがそのコンビネーションを踊っているところをイメージ。そして、最後に、そのバレリーナが踊っているところをイメージしたように自分で踊ってみる、という練習でした。1つのコンビネーションを色々な角度で捉えることによって、上達のとっかかりを見つけるという賢いメソッドだと思います。

次に見学したのは金曜日朝のRG先生のクラス。
RG先生は、第1日めのオプショナル・クラスを教えていた先生ですが、ソ連(当時)のキーロフ・バレエ学校出身ということで、とても正統派なレッスン。バーの動きは、とにかく余計な動きを排除して「クリーンに踊りなさい」という指示。心無しか、娘の手足の動きも前に比べて何となくスッキリしたような...(←母は暗示にかかりやすいタチだったりして—笑)姿勢や足さばき、筋肉の使い方などについても細かく指示が出て、生徒が試しにやってみて前より良くなると、すかさず指差して「グッド!」と声をかけてくれるのがナイスな感じ。RG先生は、おそらく60代だと思うのですが、素晴らしく姿勢が良くて、フレッド・アステアみたいに凛とした立ち姿がカッコ良かったです。

最後は1枠だけある土曜日のLM先生のクラス。
50代と見受けられるLM先生は、コンテンポラリーも踊ってきたという経歴ゆえか、バーのコンビネーションからして一味違うのが観ていて新鮮でした。クラスのペースも、他の先生に比べハイ・テンポ。ウッカリしていたら、コンビネーションの順番がわからなくなっちゃう!という生徒たちの緊張感が観ているこちらにも伝わってきて、土曜日の朝9時の眠気が一気に吹き飛んだ感じが心地良し。センターのコンビネーションも、ちょっと難しいリズムのステップやら、かなり速いテンポのプチアレグラやら、なかなかダイナミックに進行。バランシン・スクールでの速いテンポのクラスに慣れている娘は、これまでのクラスで一番活き活きと踊っていたように思えました。

私はバレエにはズブの素人だし、娘の踊るのを観るのは久しぶりだというわけではないので、目覚ましい進歩があった!などとは思えませんでしたが、何となーく、全体的に踊り方が「正しく」なったかも?とは思いました。上半身のブレも随分少なくなったように思えたし、動きにも無駄が無くなったように見えました。
ま、さっきも書いたように暗示にかかりやすいタチかもしれないんで(笑)、4週間も毎日頑張ったんだから上手くなって当然でしょ、みたいに自己暗示している可能性も大ですが。だはは...

レッスン中は撮影禁止なので写真は無いのですが、
ポアントクラスの後、娘がセルフビデオを撮った映像から静止画をキャプチャした画像を
踊っている証拠として(笑)載せておきましょう


Friday, July 18, 2014

カーライルで食べる

食いしん坊の私たち母娘。カーライルのような小さな町に来たって美味しいものの追及は諦めませんっ。(笑)
ということで、今日は、カーライルで食べたレストランやカフェの御紹介。

*Helena's Chocolate Cafe & Craperie
http://www.helenascafe.com/
カーライルに着いた翌日、カーライルの町の中心街をぶらついた時に一休みに入った店。娘はここでココナッツ・ジェラートを食べました。
ヘレナさんちのココナッツ・ジェラート。
約3週間後、2回目に来た時には、昼食代わりにセイボリー・クレープを食べましたが、見た目軽いのに食べ終わったらお腹いっぱいになっていて、密かに狙っていた甘いクレープまで食べられなかったのは残念な限り...
ちなみに、ここでクレープ食べていたら、CPYBの生徒たちが入れ替わり立ち替わり、次々に来ていました。生徒たちは徒歩で行ける行動範囲が決められているようで、ヘレナさんちは人気の店の様子でした。

*Fay's Country Kitchen
http://www.yelp.com/biz/fays-country-kitchen-carlisle
CPYBのレジストレーション+パフォーマンスに行く土曜日の朝ごはんを食べに行った店。
典型的なアメリカン・ダイナーですが、Skilletという、小さな鉄板フライパンに乗って出される料理が激ウマでした。コーヒーもダイナーの割にはまあまあ。値段もリーズナブルだし、朝からお腹いっぱいになりたい向きにはオススメ。(現金支払いのみなので、事前にキャッシュを充分持っていくこと)
コーヒーカップが激しく私好み

*Issei Noodle
http://www.isseinoodle.com/
Issei Noodleの店内(撮影:アンドレ・ファム)
どのカーライルのレストラン・レビューを見ても上位に入っているので、最初に外食する夕食はココ!と決めていました。娘はチャーシューメン、私はミソ味のタンメンをオーダーしましたが、両方ともキチンとしたラーメンの味で大満足。それもそのはず、オーナー夫妻の奥さんの方は沖縄出身の日本人。料理担当のダンナ様はベトナム人なので、ベトナム料理のフォーなども美味しいのではないかと思います。カーライル滞在中にもう1度寄ってみたい店です。

*Back Door Cafe
http://www.thebdcafe.com/
2週末めの夕食を食べに来た店。娘はスープとケサディヤ、私はグリーク・ラップを食べました。そこそこ美味しかったけど、Isseiみたいにまた来たい!と思わせるほどではなかったかな。カフェとしては、店内の照明がちょっと暗過ぎるのも、私にはイマイチでした。
手前がケサディヤとミネストローネ・スープ。奥右がグリーク・ラップ

*Chen's Asian Restaurant
http://www.chenscarlisle.com/
読んで名前のごときのレストラン。日本食と中華、それにタイ料理をちょっと揃えたメニュー。娘は、タイ・レッド・カレー、私はガーリック・シュリンプのディナー・スペシャルを注文。ガーリック・シュリンプにスパイシー・マークが付いていたので、マイルド版を、と御願いしたら、スィート・アンド・サワー・シュリンプ(酢豚のエビ版)みたいなのが出てきてビックリ。ガーリックの味もしなくなっていたので、スパイシー・ソースを持って来てもらったら、そこにおろしニンニクが入っていたので納得。エビは冷凍庫のにおいがして閉口したけど、野菜がたっぷり入っていたのが救いでした。チャイナタウンなんて行ったことが無いというカーライル住民にはこれで良いのだろうけれど、私だったらカーライルに住んでいても2度と行かないだろうと思うレストランでした。

さて、それでは、カーライルの名物の食べ物は何でしょう?と言われたら...
答はアイスクリームです。
というのは、目抜き通りの商店街が数ブロックで終わっちゃうような小さな町なのに、カーライルには「ホームメイドの美味しいアイスクリーム」をうたうアイスクリームの店が3軒もあるから。
1. Massey's Frozen Custard
http://www.yelp.com/biz/masseys-frozen-custard-carlisle
アイスクリームではなくて、フローズン・カスタードと謳っているだけに、こってりした濃いめの味です。卵をたっぷり使った昔ながらのアイスクリームっぽい懐かしい味。
アイスクリーム自体の味では、ここのが一番美味しい、というのがアイスクリーム・フリーク(笑)の娘の評。いかにも1940年代の建物っぽい可愛らしい小屋もノスタルジーを誘いますが、中で食べる場所が無いのがちょっと不便。
アイスクリームではありません。フローズン・カスタードです。
写真はチェリー・バニラ。美味でした〜。

2. Bruster's Real Ice Cream
http://brusters.com/
ここは東部と南部に店を持つチェーン店のようですが、美味しいという評判だったので娘が食べたい〜と所望。珍しいフレイバーが揃っているので、飽きずに通えるというメリットはあるかも。
写真のはチョコレート+キャラメル+クルミのコンビネーション

3. Leo's Homemade Ice Cream
http://www.leoshomemadeicecream.com/
お店の中で座ってゆっくり食べられるのはここだけ。アイスクリームがショーウィンドウの中にディスプレイされているので、見て選べるのも私のように迷い癖のある客には嬉しいところ。ここのアイスクリームは量が多いので、オーダーする際には気をつけましょう。
これでスモール・サイズです。フレイバーはシナモン・オレオ
私なんてお子ちゃまサイズにしました。それでも多かった〜(汗)


カーライルには、あと、美味しいという評判のベルギー料理店とスペイン料理店があるので(経営者は前述のヘレナさんちのクレープ屋さんと同じ人らしい)、滞在が終わるまでに行ってみたいと思っています。

Thursday, July 17, 2014

ここが違うよ、カーライル

御世話になってるスーパーマーケット、ジャイアント・フード
(写真は、ジャイアント社のサイトより拝借しました)

ペンシルバニア州カーライルに滞在して今日でちょうど4週間になりますが、今日は、カーライルに滞在してみて、「へえ〜〜」と思った事について徒然なるままに綴ってみたいと思います。

1.スーパーマーケットの品揃えが違う
スーパーマーケットというのは、そこに住む人の食生活を反映するものだと思うのですが、カーライルのスーパーは簡単に言ってしまえば「多肉少菜」、つまり肉のセクション、特にハム、ソーセージ、ベーコンといった加工肉のセクションは異常に充実しているのに、野菜や果物を売るproduceと呼ばれるセクションは小さめです。野菜も果物も一通りのものは買えますが、大根とか白菜、青梗菜といったアジア系の野菜は皆無。代わりに幅を利かせているのは缶詰の野菜コーナーとフリーザー・セクション。まあ、冬の間は雪が降って、ローカルな農作物など食べられないという風土的なものもあるのだろうけれど、カーライルでヘルシーな食生活をおくるのってかなりな努力が必要という気がします。(ちなみに、豆腐が食べたくなって探したのですが、オーガニックなものだけしかなくて値段が1個2ドル69セント。LAでいつも買っているのは1ドル前後の品だから、その2.5倍の値段。買わずに帰ったのは言うまでもありません—笑)

2.非白人、特にアジア人とヒスパニック系が少ない
ペンシルバニア州、特に田舎町のカーライルでは、圧倒的に白人が多いというのは予想していたことではあるのですが、アジア系およびヒスパニック系住民の多いLAから来ると、尚更いっそうのマイノリティ感が味わえます。(笑)それゆえ、外出すると視線を感じます。特に子供たちは実に遠慮無く、ジロジロ見てくれます。もしかしたら、この子たちって今までアジア人というものを見たことが無いのかも?と思わせてくれるほど。(いや、カーライル在住の子供だったらその可能性大ですが。)言わずもがな、ですが、娘と日本語で会話しているといい歳こいたオッサン、オバチャンまで、好奇の眼差しをおくってくれます。ま、これも、日本に行けば、逆に外人さんが視線攻撃受けることがフツーなので、おあいこですが。

3.庭仕事は自分で
前の日記にも書きましたが、ヒスパニック系やアジア系、すなわち移民が少ない、ということは安い労働力も少ないということ。だから、カーライルで家を持っている人たちは自分で庭仕事する家が多いようで、夕方や週末になると、家々からオッサンたち、時としてオバチャンたちが出てきて、前庭の芝生を刈っている風景があちこちで見られます。

4.交通事情
私たちが住んでいるLAでは日本車は根強い人気があります。特に、LA西部の方で人気なのはプリウス。犬も歩けばプリウスに当たるというぐらい(←ウソ)。金持ちエリアだと、BMWを筆頭にベンツ、アウディ、ポルシェといったドイツ車が人気。そこにオシャレなフィアットとかミニクーパーが混じるといった感じでしょうか。でも、カーライルでは、米国車と日本車、それに韓国車がだいたい同じぐらいの割合で走っているという印象。ヨーロッパ車は圧倒的にマイノリティ。それと、同じ日本車でも、LAではトヨタとホンダが圧倒的に多く、それを日産、マツダ、スバル、三菱が追っているランキングだけど、カーライルでは三菱以外はだいたい同じ割合で見かけます。交通事情でありがたいのは、町の中心でも午後4時になると路駐がタダになること。午後8時までパーキングメーターに御金を入れねばならない所も珍しくないLAとはえらい違いです。

と、ここまで書いてきて、ふと気がついたのですが、エスニックな人たちが沢山住んでいてエスニックな食べ物が手に入りやすいとか、移民の労働力が豊富とかプリウスが多いとかって、かなり特殊な住環境。つまり、カーライルが特別に違う、というわけではなくて、LAが特殊な町であって、そういう所に住み慣れた私のような人間が、カーライルのような、或る意味、平均的なアメリカの町に来て慣れない事に遭遇していると考えた方が近いんでしょうな。

Tuesday, July 15, 2014

カーライルで暮らす

娘のバレエ修業も先週末で3週目終了。
3週目は、中だるみ、というか、CPYBのクラスや先生のやり方にも慣れ、付き合う友達も定着したようで、レッスン後にピックアップする際に「今日はどうだった?」と聞いても「ん、まあまあ」みたいな答が返って来るばかり。
でも、第1週目のように「退屈した」とか「レッスン、スロー過ぎ」などという文句は無いようで、「どのクラスでも、それなりに学ぶところはあるよ」と言っているので、まあ良しとしましょう。

ペンシルバニア州カーライルには、6月19日に到着したので、明後日で滞在4週間になります。
カーライルで滞在しているのは、街の中心部からだと車で10分弱ぐらいのところに在るエリア。昔は農場地だった場所で、1970年代に開発された住宅地だそうです。
私たちが御世話になっている家の家主さんは、キャシーさんという44歳の独身女性。家は上階部分に3寝室とLDK、下の階にもファミリールームと1寝室あるという広さで、CPYBのサマープログラムの生徒に下宿を提供してきた友人に勧められて一昨年、初めてCPYBの生徒に部屋を提供。私たちは2組目のホームステイになるそうです。

私たちが宿泊しているのは、8畳間ぐらいの大きさの寝室。おそらく子供用寝室として設けられた部屋だと思います。
私たちが使わせてもらっている寝室
部屋の“モチーフ”はムース(ヘラジカ)、のようです

寝室にはデスクなどは無いので、私はもっぱらダイニングテーブルで仕事させてもらっています。

キッチンからリビング/ダイニングを見たところ
写真左端にチラと移っているのが私が仕事場にさせてもらっているテーブル

キャシーさんは、environment engineer、つまり、環境工学的な立場から、鉄橋や道路の構築物が環境に与えるインパクトを査定するという仕事だそうで、職場は車で30分ほど通勤する隣町にあり、月〜金の毎日、朝8時前に家を出て、夕方5〜6時に帰宅する毎日なので、CPYBへの送り迎えと食料の買い出し以外は日中在宅する私には、独りで居られる時間が充分持てて、ラッキーなシチュエーション。

キャシーさんは、週末、友人たちと遊びに行ったりしない時は、庭仕事に精を出します。LAのように移民たちの安い労働力が無いペンシルバニアでは、庭の世話はオーナーの仕事。週末や日照時間の長い夏の夕方は、あちこちの家で芝刈りする光景が見られます。キャシーさんも、トラクターのように乗って操縦する本格的な芝刈り機で、芝を刈ってます。

芝を刈るキャシーさんの勇姿。背後はキャシーさん宅の正面玄関
上階部分、向かって右の窓が私たちの居室です

キャシーさん宅の裏庭はかなり広大。ここを全部、自分で芝刈りしたり、木の剪定をしたりするんだから、かなり大変な作業だと思います。

ダイニングの窓から臨むキャシーさん宅の裏庭。真ん中に3つ並んでいる低木のある所までが彼女の地所
手前は、キャシーさんが近隣の人たちなどとオシャベリを楽しむパティオ

キャシーさんの裏庭には、よくウサギが遊びに来ています。可愛いけど、家のオーナーにとっては、植えたての苗を食べちゃったりする害獣なんだって。

窓から盗み撮りしたウサギ2匹。逃げ去る時にシッポをあげると白いオシリが見えて可愛い

こんな大きい庭付きで4寝室ある家、LAへの通勤範囲のエリアにあったら、軽く100万ドル(約1億円)を超えるでしょうが、5年前にキャシーさんが購入した際の御値段は何と19万ドルぐらい(約1900万円)だったとのこと。家の値段をキャシーさんに聞いた時、「あなたはすごく安いと思うかもしれないけれど、実はそーんなには安くないのよ」と言われたけど、いや、そーんなに安いですよ、これは。(笑)
まあ、逆に言えば、他の物(例えば食料品とか雑貨、衣類など)の物価は、LAと比べてそんなに変わらないので、LAの不動産事情がいかに異常かということですね。