Thursday, September 13, 2018

「ザ・プレデター」


試写で「ザ・プレデター」シリーズ最新作を観た。
頑強で容赦無い戦闘型エイリアンであるプレデターが地球にやってくるところはオリジナル版と同じだが、対峙するグループを人間vsプレデターという単純な図式に収めていないところがミソ。
シュワルツェネッガーのようなスターは出演していないけれど、そこそこ手堅い演技を見せる俳優たち(ボイド・ホルブルック、オリヴィア・マン、スターリング・K・ブラウンなど)を揃えたキャストも好感が持てたし、ちょっとしたところにギャグを入れたりするユーモアもナイスだった。
B級作品には違いないが、ポップコーン映画としては上出来な方ではないかと思う。

試写会場の映画館のロビーには、こんなん飾ってありました



ちなみに、結構グロい描写(内臓飛び出しまくりとか脚をスパッとか)が出てくるので、そういうのが苦手な人は閲覧注意というか鑑賞注意です。

Tuesday, September 11, 2018

THE LEFTOVERS

日本では「LEFTOVERS/残された世界」として放映されたHBOのドラマシリーズ「The Leftovers」の最終回をようやく見終えた。
シリーズ最終回はアメリカでは2017年6月に、日本でさえ同年9月に放映を終えているのに今更感が強いですが…(汗)


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「LEFTOVERS/残された世界」はトム・ペロッタの同名小説が原作。シーズン1は、或る日突然、理由も無く人口の2%だかが消え去ってしまうという「突然の旅立ち」に向き合う人々を描いた原作の映像化という形を取っていたが、評判の良さゆえ、シーズン2、シーズン3が製作されたという経緯があった。

そういう後付けの続編だと、映画の場合、ロクな作品にならなかったりするわけだが、「LEFTOVERS/残された世界」のシーズン2では、舞台を東海岸の架空の町メープルトンから、「突然の旅立ち」が一件も起こらなかった「奇跡の町」ジャーデンに移し、新たなキャラクターを登場させることによってストーリーを発展させていくという賢い策を取って成功。シーズン3では、「突然の旅立ち」とは何だったのか?旅立っていった人々には何が起きたのか?という事を中心に、3シーズンを完結させていく。

「突然の旅立ち」というスーパーナチュラルな事象が中心になりつつも、描写はあくまでリアルなので、不思議な非現実感を覚えさせる独特の雰囲気が持ち味。最初は取っつきにくかったが、一度、「残された世界」にハマると妙な魅力でぐいぐいと引き込まれていくこと請け合いのドラマだった。

それに加えて素晴らしかったのがマックス・リヒターのスコア。特に「旅立ちのテーマ」というメロディはグッときました。



リヒターは、私が大好きな映画の「メッセージ」のサウンドトラックも手がけています。



ついでに、もう1つ。リヒターによるヴィヴァルディの「四季」のリコンポジション

(「メッセージ」の音楽に使われているコードの動きが、ここでも使われています)


Monday, September 3, 2018

怒涛の冬〜春〜夏 in 2018

なんとこれが2018年2つ目のエントリーというサボりっぷりでした…
1月〜3月は娘の大学申請&合否発表で、なんだかあっという間に過ぎ去った感じ。
4月の初めに合格した大学のうち3校を訪ね、進学先を決定。
一安心したら、今度はバレエ教室最後の春公演の出演で、ソロ2役とジャズの「グリース」のサンディ役をいただいて、嬉しかったけど練習は大変に…しかも練習中に転んで骨挫傷をやらかして、休養を余儀なくされて、教室のディレクターに嫌味言われたりと、また一悶着。
まあ、春公演は無事に終わったし、公演直前には地元の無料紙に写真入りで記事が出て”1日セレブ”状態になったりもして、良い思い出になったわね、と言っている間に、早くも卒業式(その前にプロムなんかもあったりして、男友達にちゃんとお誘いをいただいてロング・ドレスを奮発。気分はプリンセス−大柄ゆえクィーンの貫禄もあったという説も…(笑)

晴れ姿の二人(笑)

卒業式が終わって2日後、3年ぶりに日本に帰省。後半は梅雨入りしましたが、3週間、日本を楽しんでこちらに戻り、その1ヶ月後には大学のオリエンテーション開始と、本当に怒涛のように過ぎた7ヶ月でありました。

大学のキャンパス。左手に見える建物が娘の寮舎

娘を大学にドロップオフした後、LAに戻り、晴れて旦那とempty-nesterの仲間入りです。
「これで思い切り映画も観に行ける」とばかりに、旦那は早速1人10ドルで月3本まで映画を観に行けるMoviePassなるものに自分と私を入会させ、昨日の土曜日は、早速、友人夫婦と話題のロマコメ「クレイジー・リッチ!」を観に行きました。



映画は他愛の無いコメディだったけれど、主要キャストが全員アジア人という変わり種なのにアメリカでヒットしているというのは、アジア系住民としては素直に嬉しかったです。