Sunday, May 19, 2013

2013 春公演

オープニングのジョージ・バランシン振付による「セレナーデ」より「エレジー」

昨日の5月18日(土)、娘のバレエスタジオの春公演がありました。

今年はジョージ・バランシン没後30周年ということで、オープニングは「セレナーデ」の最終章「エレジー」。
残念ながら出演は最上級クラスとそのすぐ下のレベルだったので、娘は踊れなかったけれど、初めて観る「セレナーデ」の聞きしに勝る美しさにはうっとり。欲を言えば、プロのバレエ団というわけではないから、背がかなりバラバラで、せっかくの配列の美しさの統一感が損なわれてしまった、という点でしょうか。

娘の最初の出番はジャズ。ボブ・フォッシーの振付をベースにした「スイート・チャリティ」からの「リッチマンズ・フルーグ」は、リハーサルの時からそのユニークなダンスに魅了されていたのですが、舞台になったら60年代のナイトクラブを再現するようなセットでさらに感心。ダンサーたちの、いかにも楽しんでいるというエネルギーが観ている者たちにもビリビリ伝わってくる実にエキサイティングなパフォーマンスでした。観客の拍手喝采も一番大きかったんじゃないかな。

「スイート・チャリティ」より「リッチマンズ・フルーグ」
色とりどりの髪は羽毛製のカツラ。ドレスは1つ1つ違うデザインのヴィンテージもの。
皆、ノリノリで踊っていました。


次に踊ったのは、「ジゼル」第一幕からの「ペザント・ダンス」。いかにもクラシック・バレエの古典という振付だったから、胸躍るという踊りではないけれど、こういう踊りをキチンと踊れてこそ、バレリーナなのだろうな、と思わせる作品でした。衣装もなかなか可愛かったしね。

「ジゼル」の第一幕より「ペザント・ダンス」。娘は群舞の1人。
本来はこの列の前でジゼルとアルブレヒトのパドドゥがあるみたいなんだけど、男の子不足なんで(笑)上級クラスの女の子2人がデュエットしていました。


公演の「トリ」は、去年の9月に亡くなったイヴォンヌ校長先生の振付による「クラシカル・シンフォニー」。恩師バランシンの特徴ある振付のエッセンスを散りばめた作品で、ネオクラシカルなプロコフィエフのスコアにぴったりな振付に仕上がっています。

「クラシカル・シンフォニー」のSecond Movement。毎回、背の高い子が選ばれる踊りみたい。
衣装はシンプルな七分袖のレオタードに短いスカート。体型のごまかしが利きません。(汗)

上記の作品以外では、スタジオのスター・ダンサー的存在の15歳の子の「ドンキホーテ」のパドドゥとヴァリエーションが良かったですねえ。彼女は、お母さんがコロンビア人でラテンの血が流れているせいか、スパニッシュ風の踊りや衣装が実に良くお似合い。もちろん、技術的にもダントツに上手いので、安心して観ていられます。

娘の話だと、私たちが観に行った夕方の回より午後の回の方が俄然出来が良かったそうです。夕方の回も決して悪くはなかったんだけど、やっぱりちょっと疲れが出たのか、グラつく子や、ジャンプにいつもの高さが出ていない子が何人か居ました。
なので、DVDは午後の回の方を買うことに決定~。

ともあれ、2月からずっと練習を重ねてきた公演も無事、終了。
アメリカは、あと1ヶ月ちょっとで夏休みに突入します。

Sunday, May 12, 2013

スタジオ・ドレスリハーサル+写真撮影

昨日の5月11日は、バレエの春公演のスタジオ・ドレスリハーサル2回目と、フォトグラファーの人によるスタジオ写真撮影がありました。

来週の公演当日、土曜日の前の木曜日、金曜日には、それぞれテックリハーサル(照明や立ち位置を確認)とドレスリハーサルがあり、その時に親も写真やらビデオやらを撮影できるので、その下見のために娘が出る踊りをこっそり覗き見。
「クラシカル・シンフォニー」は、既に何度か観ていたけれど、「ジゼル」の「ペザント・ダンス」とジャズの「スイート・チャリティ」を観るのは初めて。「ジゼル」は、思ったより楽しそうな踊りだったのと、身長のせいでいつも後列になってしまう娘が何度か前に出て来てシャッターチャンス!を狙えそうなのが嬉しかった。
「スイート・チャリティ」は、すごい衣装だとは判っていたけれど、それが総勢26人揃って踊るとすごく圧巻。笑ってしまったのは、男の子役の子たちの扮装。ジャケットの胸元から覗くフリフリのラッフルもオースティン・パワーズみたいでおかしかったけど、

こんな感じ(笑)

それに加えてカツラとサングラス、さらに付け髭まで付ける子も居たりして、もうオースティン・パワーズの言葉を借りれば、まさに「Oh, groovy, baby!」



写真撮影も、「スイート・チャリティ」で踊る仲間たちとワイワイ楽しそうにグループ写真を撮っておりました。


週6日、14時間、踊っているんだもの。こういう時ぐらいめいっぱい楽しまなきゃね。

Friday, May 10, 2013

「スター・トレック イントゥ・ダークネス」


前回の日記に書いた「スター・トレック イントゥ・ダークネス」、試写で観てきました!
太っ腹パラマウントさんが、IMAX 3Dで見せてくれるというんで、娘もバレエのクラスをサボって同伴。おまけにダンナまでくっついてきて、久しぶりの親子3人の映画鑑賞とあいなりました。

映画は、キャプテン・カーク(クリス・パイン)とボーンズことドクター・マッコイ(カール・アーバン)がプラネット・ニビルの真っ赤な森の中を疾走するシーンからスタート。カーク率いるエンタープライズは、この惑星の火山が爆発寸前で、原住民が全滅するところを救おうとしていた。ところが...

ってな感じで始まるのですが、この映画のメイン・ストーリーは、ジョン・ハリソンと名乗る宇宙艦隊のエージェントがロンドンのセクション31を爆破して宇宙艦隊に宣戦布告。カークとスポック(ザッカリー・クィント)、スコッティ(サイモン・ペグ)、ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)ら、エンタープライズの面々は、この強敵と闘うことになるという展開になっています。

監督のJ・J・エイブラムスは、観客の楽しませ方のツボを良く心得ている優秀監督なので、132分間の長尺を全く飽きさせることなく見せてくれるのですが、私たち母娘のお目当ては何と言ってもジョン・ハリソン(後に別の本名が判るのだけれど)を演じている

ベネディクト・カンバーバッチ様!

いやあ、かっこ良かったっす〜〜。「シャーロック」でもカッコいいベネディクトですが、「スター・トレック」での彼はワル特有の魅力がほとばしっていて、彼が出ていると他の出演者がかすんじゃっていましたね。(って、私たちだけの目の錯覚かもしれないけどっ−笑)
彼がどんなに冷酷な振る舞いをしようと、ネコ科動物のような表情をしようと、カッコいい...
ハイ、ここで特別サービス(?)、ベネディクト三連発(笑):




うーん、カッコええ...(いつまでも言ってなさい)

しかし、なんですね、悪役を演じる俳優に惚れてると、正義なんかどーでも良くなるもんですね。ベネディクトと、エンタープライズの面々とのファイト・シーンなんて、ベネディクトの方を応援していたもんね。

まあ、我が家のカンバービッチたちの目が偏っていることは間違いないとしても、「スター・トレック イントゥ・ザ・ダークネス」でベネディクトが主役のクリス・パインを喰ってしまっていたことは、皆も認めざるを得ないのではないか、と思いました。

こちらは日本用予告編。ナレーションはベネディクトの美声であります♪:

Thursday, May 2, 2013

絶対、吹き替えで観てはいけない映画

日本では8月に公開が予定されている「スター・トレック イントゥ・ダークネス」ですが、これは絶対、字幕付きオリジナル音声で観なければいけない映画です。ハイ、これは断言してます。


そうでないとベネディクト・カンバーバッチ様の声が聴けないから。


この映画でカンバーバッチ様は、ジョン・ハリソンという「地球を危機に陥れる」(日本の公式サイトより)悪役を演じているとのことですが、予告編を観た限りでは、彼の方がキャプテン・カークよりずっと存在感があってカッコいいです。「あー、もう、いくらでも地球を危機に陥れちゃって〜」と言いたくなります。(ウソ)

カンバーバッチ様のセクシーと一言で言うには深過ぎる美声はこちらで:




Friday, April 19, 2013

春公演まであと1ヶ月を切りました!

毎年恒例の、娘のバレエ教室の春公演。
今年は、去年の9月に校長先生が亡くなって初めての春公演ということで、テーマは「Tribute to Yvonne Mounsey」。演目も、校長先生の恩師だったジョージ・バランシンの代表作「セレナーデ」の中の「エレジー」から始まり、校長先生がバランシンへのオマージュとして振付け、彼女の作品の中でも代表作と言われている「クラシカル・シンフォニー」で締めくくるという構成になっている。

娘や同級生たちは、「ジゼル」第一幕の「村娘たちの踊り」の群舞がクラシック・バレエの演目で、ジャズのクラスを取っていない数名を除いた全員がボブ・フォッシーの「スイート・チャリティ」の「リッチマンズ・フルーグ」を踊る。
娘は、ラッキーにも背が高いということで、背が高いダンサー6人(+ソリスト)だけで踊られる「クラシカル・シンフォニー」のMovement IIに出演させてもらうことになった。

クラシカル・シンフォニー練習風景。(写真は写真家のTodd氏のサイトより拝借)
15歳〜17歳に混じってこの中に1人だけ13歳が居ます。
さて、どれでしょう?(笑)

「クラシカル・シンフォニー」の衣装は、七分袖のレオタードに超ミニなスカートを付けるだけ、というシンプルなもので、体型がそのまんま出てしまうゆえ、先生の1人からは公演までの間の体重管理をしっかりするように繰り返し御達しが出ているとか。

これがそのレオタード。確かにごまかしが効かないかも...(汗)

衣装と言えば、すごく楽しそうなのがジャズの「スイート・チャリティ」。60年代の作品なので、先生がスリフトストアをハシゴして集めたデザインやシェイプがマチマチなヴィンテージな黒のミニドレス+黒の網タイツ+黒のヒール、そしてこれまたマチマチな色のサイケデリックなカツラを着けて踊ることになりそう。フィッティングの時には、ガールズ全員大コーフン状態でした。(笑)

「スイート・チャリティ」の練習風景。(これまたTodd氏のサイトより拝借)
ボブ・フォッシーっぽく、「お立ち台」なんかも登場。

踊る役に変化はあっても来る年も来る年も同じ役、同じ振付で上演される「くるみ割り人形」と違って、春公演は毎年違う演目が選ばれて上演されるので、踊る方も観る方もワクワク度がぐっと上がります。
ちなみに今年の上演演目は以下の通りです:

*「セレナーデ」より「エレジー」
*「コッペリア」より「プレイヤー」
*「ドン・キ・ホーテ」より「キトリと友達」
*「スイート・チャリティ」より「リッチマンズ・フルーグ」
(休憩)
*「真夏の夜の夢」(バランシン版)より「妖精たちの踊り」
*「ジゼル」より「村娘たちの踊り」
*「セーラーズ・ホーンパイプ」(男の子たちの踊り。詳細は不明...)
*「クラシカル・シンフォニー」

Sunday, April 14, 2013

仕事しなきゃ、嗚呼、仕事しなきゃ...

締め切りがある週末は、週末だけど遊ばないで仕事、しようとするんだけど、つい頭が週末モードになって、ネットで遊んでしまう不良ライターは私です。

で、ネットでふらふらして見つけた面白い動画↓

「もし、犬が人間で猫も人間だったら、こんな感じ?」



「ねえねえ、面白い動画があるよ〜!」と声をかけて、一家で爆笑して見た後、娘が教えてくれた動画↓

「いろいろな動物の食べ方」



ああ〜、こんなもん見てバカ笑いしてないで、仕事しなきゃ、仕事しなきゃ、嗚呼、仕事しなきゃ...

Saturday, March 30, 2013

LAダウンタウン、ミニ探訪記

娘は春休み中。
ちょっと暇が出来たので、ロサンゼルスのダウンタウンにある日本領事館に行くついでにダウンタウンをミニ探訪してみようということになった。

娘は、ダウンタウン行きの電車、Expo Lineにまだ乗ったことが無いので、遠足気分で乗ってみることにする。もう電車にウキウキ乗る歳でもないかと思ったけれど、「なんか、日本みたいだね〜」と意外に楽しそうで良かった。

ダウンタウン、最初の訪問先はThe Last Bookstore という古本屋さん。ロサンゼルスタイムズ紙に記事が載って、面白そうだと思ったので、この機会に覗いてみることに。

入り口はこんな感じ。ちゃんとした看板も何も出ていなくて、手書きの段ボールの紙が入り口のドアの所に下がっていてそれとわかるだけ:

元々はCitizens National Bankという銀行だった建物。
天井が高い部屋にギリシア風の円柱が林立するインテリアは、確かに銀行という感じ:

この写真で見える1階は、ちゃんとジャンル別、作家別に本が並べられていて探しやすくなっている。値段は、ハードカバーで5ドル〜10ドル。大型本だと15ドルぐらい。娘は、買い揃えそびれていた「ハリー・ポッター」シリーズの残り3冊を購入。新刊だと定価30ドル近くするハードカバーが、1冊5ドル。多少の汚れはあるけれど、ちゃんとカバーも付いていて、娘は大満足。
私は、今一番ハマっている「シャーロック」にインスパイアされて、コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズの単行本を2冊購入。こちらは、ヴィンテージな作品である同シリーズに敬意を表して(?)父親の書庫から引っ張りだして来た、みたいな古めかしい書籍を購入。こちらもそれぞれ5ドルだった。

LAタイムズの記事で、2階はバーゲンコーナーだというのが判っていたので、購入希望の本をキャッシャーに預けて、娘と2階を探索しに行く。入り口に「迷路はこちら」なんて書いてあるので、興味津々で上がって行ったら、確かにこりゃあ迷路だわ、と感心するぐらい、行けども行けども本の山。
でも、店のスタッフがいかに本を愛しているかがわかるような遊び心満載なディスプレイもあって、楽しみながら迷路を探検。


写真がちょっとボケボケで見づらいけれど、手前には窓のように真ん中を開けて積まれた本の山が、奥の方で娘が立っている所には、力学の原理を利用したかのように積んだ本のアーチがあります。

銀行の金庫もそのままに残してあって、中にも書棚に並べられた本が。

作家別、ジャンル別に並べるなんてつまらない。本だってアートしたいんだぜ、と思ったかどうか知らないけれど、背表紙の色で分類されたコーナー。スタッフの人たち、よっぽど暇だったんでしょうか...

2階は1階の吹き抜けをグルリと囲むギャラリーのような造りになっているのだが、その一隅は貸しギャラリーのようになっていることもあり、あちこちにアヴァンギャルドなアートが展示してあった。


本好きだったら何時間でも居られてしまうような店だった。

会計を済ませて出たらちょうどランチ時だったので、近くにあるグランド・セントラル・マーケットで簡単な食事。

Bento-Yaという、日本人ではないアジア人が経営している(笑)スタンドで、テリヤキポーク・ベントーなるものを娘とシェアして食べる。6ドルなり。娘は大好きなボバティーをしっかり見つけて御機嫌。
日本領事館に行く前に、マーケットの向かいにあるブラッドベリー・ビルディングを娘に見せておくことにした。
映画「ブレードランナー」のロケ地としても有名な所だが、それゆえ観光名所になったこともあり、1990年代に改修されてきれいになった。1989年に初めて私が訪ねた時には、改修前だったため、「ブレードランナー」に登場した時のようにちょっと朽ちた雰囲気があって、独特の魅力があったのだけれど、今はその面影は無い。廃墟好きな私としてはちょっと残念な気もするが、手を入れられたことによって建物としての寿命は延びたことだと思うので喜んであげるべきなのだろう。

ブラッドベリーを後にして、ダウンタウン行きの主目的である中学校の教科書の受け取りに日本領事館へ行く。領事館の入った建物では、TVドラマ「キャッスル」のロケ撮影が行われていた。
Expo Lineの駅に行く途中に、中央図書館があるので、前回と同様、日本語書籍のコーナーに立ち寄って、本を2冊貸し出して帰途に着いた。

たくさん歩いてちょっと疲れたけれど、なかなか充実したダウンタウン探訪だったと思う。