Tuesday, September 23, 2008

録画ミス

昨日は、「ヒーローズ」の第3シーズン、プレミアということで、衛星放送受信機に内蔵されているデジタル・レコーダーで録画プログラムしておいたのだが、放映時間の9時になっていないのに録画が作動している。2時間枠のプレミアで放映局NBCも力を入れているのか、その前の1時間にそれまでの「おさらい」的特番を組んであって、レコーダーは「ヒーローズ」だと認知したため、そちらを録画し始めたのだった。
ところが、月曜日の8時は「Terminator: Sarah Connor Chronicles」の定番枠。それに気づいて、慌てて特番の録画をキャンセルしてFOXに変えたけど、その時点で既に8時半。「Sarah Connor」の最新エピソードを半分、ミスってしまったことになる。以前だったら、大パニックを起こすような事態だけど、今は「チェッ」と舌打ちする程度。どうしてかというと、過去2~3回までのエピソードだったら、インターネットで全編観られるようになっているからである。便利な時代になったものだ。

それにしても「ヒーローズ」の第3シーズン、予告を観ると、なかなかダイナミックな展開になっていそう。
第2シーズンが、ちょっと低調だっただけに、第3シーズンにすごく期待しているんですけど、どうかな...?(←実は録画したまんま、未見状態...2時間枠だし、今週末のお楽しみにしようっと。

Sunday, September 21, 2008

THE GETTY VILLA



今日の日曜日の午後は、マリブに在るThe Getty Villaに行って来ました。
The Getty Villaは、1997年まではJ・ポール・ゲッティ美術館だったのが、所蔵品が増えた上、いろいろな美術関連の事業も増えていったゲッティ財団の本拠地としては手狭になったので、405フリーウェイ沿いにGetty Centerという巨大な複合美術館を建てて中世以降の美術品を移動。元の美術館は改装工事を施されて、2006年に再オープン。主として古代美術を展示しています。

建物は、石油王だったゲッティが惚れこんだというローマ時代のヴィラを再現した柱廊で囲まれた中庭を持つローマ風の造り。


外には、最高の気分で散策できて、バルコニーからは海も望める庭もあります。


改装時には、元のローマ風邸宅のレプリカである本館に加えて、モダンな雰囲気のカフェも増設。


その近くにはこじんまりとしたギリシャ劇場的野外劇場スペースもあって、現在、夕方には「女刑事キャグニー&レイシー」でレイシーを演じたタイン・デイリー出演の「アガメムノン」を上演しているとのこと。

ヴィラ建設時には細部までこだわりを見せたというゲッティのスピリットを継いで、なのか、一般来館者が座るようなベンチまで、アートしていたし、


ガレージの入り口だって、カッコ良くて感心しました。


御天気の良い初秋や春にふらっと訪れたい美術館なのですが、残念ながら前もっての予約が必要。サイズが小さめだし、来館者でごった返したりしたら雰囲気が一気に台無しになるような、まるで華奢な貴婦人のような美術館なので、それはしょうがないことかも。
でも、1つだけ不満があるとすれば、ハーブガーデンに喫煙を許すかのように灰皿が置いてあり、実際、タバコを吸っている人が居て、すごく不愉快だったこと。なにゆえ、そこはかとなくローズマリーやラベンダーが香るハーブガーデンで、喫煙を許してもよいのか、全く理解に苦しむセッティングです。












Friday, September 19, 2008

FRINGE



「ロスト」、「エイリアス」のクリエイターである(というよりは、最近は「クローバーフィールド」の仕掛け人であるといった方が良い?)J・J・エイブラムスの新番組「FRINGE」のパイロットを1週遅れで観る。

タイトルのFRINGEは、fringe science=非主流科学から取ったもので、“科学的には証明されていないなんちゃって科学”みたいな科学、超常現象といった類の現象をテーマとしている。そういう意味で、“「Xファイル」の正統な後継者”というメディア評もうなずけるドラマだ。


個人的には、そういうジャンルが結構好きなので-いきなり何かが出てくるようなショッカー・シーンには弱いけど-、あまり新味が無い展開だとは思ったけれど、それなりに楽しめた。キャストも、主要キャストのトリオのうちアメリカ人俳優が1人だけというのも、ちょっと新鮮。(ところで、上の写真にも出ている主演のアンナ・トーヴはケイト・ブランシェットの妹という感じ。オーストラリア出身というところも一緒だし。)私の大好きなドラマ「The Wire」のセドリック・ダニエルズこと、ランス・レディック氏が出ているのも嬉しい。

アメリカのTV評では、絶賛されているわけではないけれど、各メディアのスコアの平均点が67点とまずまずの受け止められ方をしているようである。(ちなみに、新登場のドラマと現時点で新シーズンが既に始まった従来のドラマの中で最高点をマークしているのは「Dr.ハウス」の77点。)


新シーズンが始まってから観始めたドラマは、今のところ、新番組の「True Blood」とこの「Fringe」、それに先シーズンに引き続いて観ている「Terminator: Sarah Connor Chronicles」。9月下旬から10月上旬に向けて、さらに新しい番組や人気番組の新シーズンが始まるので、忙しいけれど嬉しい季節になる。

Sunday, September 14, 2008

日曜日の朝は...

お父さんが土曜日出勤アリの人ゆえ、日曜日の朝は、家族3人が揃って朝ごはんを食べられる唯一の日なので、いつもとはちょっと違う朝ごはんにします。
たいがいは、私がバナナブレッドやコーヒーケーキ、マフィンなどを焼いたり、パンケーキを作ったりするのですが、月1回ぐらいはお父さんによるクレープが登場します。

で、今日は、その「クレープ・デイ」。
こんな風に薄く焼いて...
Voila!

出来上がったクレープには、lemon curd(レモンの濃縮ジャムのようなもの)やクリームチーズ+ブルーベリー・ジャム、あるいは、お父さんイチ押しのザラメ砂糖+コアントロー(オレンジ・リキュール)といったものを包んで食べます。

うーん、C'est tres bon!!

なあんて、今では別に珍しくもない日曜日の朝食風景をブログねたにしたのは、日本で買ってきたデジカメをやっと使うに至ったからで、試し撮り+ブログ掲載の実験台にしようと思っただけのことだったりします。

Thursday, September 11, 2008

TRUE BLOOD



今年の9月の新シーズンで楽しみにしていたドラマの1本、「シックス・フィート・アンダー」のクリエイター、アラン・ボールによるヴァンパイア・ミステリー、「TRUE BLOOD」を観た。
「TRUE BLOOD」は、シャーレイン・ハリスのスーキー・スタックハウスをヒロインとするヴァンパイア小説のTVドラマ化で、「ピアノ・レッスン」のアンナ・パキンがスーキーに扮している。

舞台は、ルイジアナ州の片田舎。バーに勤めるスーキーは、他人の考えていることが読めてしまうという特殊能力を持っている。或る夜、スーキーが働いているバーに明らかにヴァンパイアだと思われる男がふらりと訪れる。このドラマの舞台になる時代では、日本人(!)が“True Blood”という合成血液を発明し、ヴァンパイアたちは人間の血を吸って生きていかなくても済むため、人間たちと共存するに至っていた。(それでも、ヴァンパイアたちは人間社会では疎まれる存在で、このあたりは、人間が持つマイノリティ-ある時は黒人であり、ある時はユダヤ人、ある時は東洋人だったりする-を排斥する傾向が象徴的に描かれていて興味深い。)

“ビル”と名乗るヴァンパイア(スーキー曰く「ヴァンパイアがビルなんて名前なわけ?!アントワーヌとかそういう名前じゃなくてビルなの?!」)には不思議な魅力があって、何より彼の心を読めないという事実にショックを受けたスーキーは、急速にこの173歳のヴァンパイアに惹かれていくのだが...

といったところがパイロット・エピソードの粗筋だが、今後は、スーキーとビルの話が中心となり、スーキーの弟で、夜な夜な違う女性とベッドインして日々をおくる弟のジェイソンが一夜を過ごしたばかりの女性が翌朝、死体で発見されるといった殺人事件が絡んで展開していきそう。
パイロット・エピソードは、まあ、そこそこ楽しめたし、気にくわないところも無かったので(強いて言えば、ヴァンパイアのビル役を演じるイギリス人俳優スティーヴン・モイヤーが、アングルと照明の具合によって、時々、大病して痩せてやつれたような若き日のアーノルド・シュワルツェネッガーのように見えないこともないのが気になる...)、これからも、しばらくは観続けていこうと思っている。

Wednesday, September 10, 2008

TVのニューシーズン始まる


アメリカでは、TVの新シーズンは毎年9月から始まるが、今年も9月2週目に入ってから続々と、既存のシリーズのシーズン・プレミアと呼ばれる新シーズン初回や、新番組がスタートし始めている。
一昨日の月曜日は、「ターミネーター」シリーズから派生した「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のシーズン・プレミアを観た。

このシリーズについては先シーズンの放映が終了した際にも書いているけれど、なんといっても強みは、視聴者のおそらくほとんどが、「ターミネーター」シリーズの設定やキャラなどに精通しているので、ジョン・コナーのことや、ターミネーターとスカイネット、ジャッジメント・デイについてのことを詳細に説明する必要が無いということだろう。一方で、「ターミネーター」シリーズの全3作とも、基本的には、ジョンとサラが(サラは3作目には居ないけど)次から次へと送られてくる新型ターミネーターから逃れるという追跡劇になっており、TV版もそれを踏襲しているので、そこにいかにして新味を加えられるかというのも番組が面白くなるかならないかの鍵になると思われる。

第2シーズンのプレミアを観た限りでは、登場人物たちにとっては今後の課題になるだろう或る問題についての伏線や、新たな登場人物、組織が紹介されているので、ちゃんと期待できるのではないかと思って楽しみにしている。



それにしても、今年は脚本家組合のストライキのおかげで、どのTVドラマも例年より早く新エピソードを放映し終わってしまったので、先シーズンのファイナル・エピソードを観てから半年ほど時間が経ってしまっていて、「サラ・コナー クロニクル」のような、いわゆる“serial”という続き物のドラマは、その前までの話を思い出すのに、ちょっと苦労する。TV局側も、一応、本編が始まる前に、先シーズンのおさらいをしてくれることはくれるんだけど、ディテールまではフォローしなから、一昨日も、シーズン・プレミアを観ながら、「アレ?これって、どうしてこうなったんだっけ?」とか「あれって誰だっけ?」とか言いながら、首を傾げること多し。観終わった後で、ネットで先シーズンのおさらいをしたのでした。(私って真面目...笑)

Thursday, September 4, 2008

PUSHING DAISIES


去年のシーズン1のうち前半エピソードを見逃していた「Pushing Daisies」のパイロット・エピソードを、昨日、ようやく観ることができました。
いや~~、思っていた以上のクオリティ&楽しさで、もう一目惚れしました。
一言で言えば、ティム・バートンが「シックス・フィート・アンダー」番外編を創っちゃった、という感じのドラマ。(って、バートン作品も、「シックス・フィート・アンダー」も観ていない方には解っていただけないかもしれないけど...)

「Pushing Daisies」の内容については、私が尊敬する映画ライターである友人の小西未来氏のコラム、「From Hollywood Cafe」で、すごく魅力的に紹介されていますので、是非、読んでみてください。

この「Pushing Daisies」、アメリカでは9月16日にDVDが発売開始されるので、10月1日に第2シーズンが始まる前に借りて、観なくちゃっ!