9月から、これまで観てきたお気に入り番組の新シーズンや新番組がどんどん始まっているので、録画のペースに観るのが追いついていけなくて大変。
で、一昨日、やっと「CSI」の新シーズンを観た。
先シーズンの最終回では、「CSI」始まって以来のレギュラーだった或る人物が撃たれるところで終わるクリフハンガー(ハラハラさせながら、「続きはまた来週」となる終わり方)だったので、新シーズンが楽しみでもあり観るのがユーウツでもあり、という初回エピソード。やはり、その人物は殉職という結果になる展開で、その人に対するCSIのスタッフの想いが良く描かれていて、オタッキーな登場人物を中心に舞台であるラスベガスに相応しいドライな持ち味が特徴的な元祖「CSI」には珍しかったけど、ちょっとホロリとさせられた。考えてみれば、私たちファンだって、殉職したキャストとは2001年以来のお付き合いだったわけだから、ちょっと感無量だった。
昨日は、10月の初めに始まったABC局の新番組「Life on Mars」を観る。題名(“火星での生活”?)からすると宇宙を舞台にしたSFみたいだけれど、実際は、現代に生きるNYの刑事が車にはねられたことがきっかけで1973年にタイムトラベルしてしまう設定の御話。タイトルは、その当時にヒットしていたデヴィッド・ボウイの歌から取られているみたい。もしかしたら、1973年は今とは“火星での生活”のように全く異なる世界、というダブルミーニングなのかもしれないけれど。
このドラマ、主人公が35年前にタイムトラベルすることで、調子が狂いまくりになるというのがミソの話で、中でも繰り返し使われるのが携帯をネタにした会話。主人公が、「携帯電話(cell)が...」というたびに周囲は「何を売る(sell)って?」と困惑するばかりというのが可笑しかった。
あと、けっこう衝撃的な映像だったのは、主人公がタイムトラベルした直後に、周りを見回す際、世界貿易センターがそびえたっている映像。ちょっと違うかもしれないけど、「猿の惑星」のラストシーンを思い出してしまった。
ドラマの中に登場する音楽が、タイトルの「Life on Mars」だけじゃなくて、70年代のヒットソングのオンパレードで、Rolling Stonesをはじめ、あの時代の音楽をこよなく愛する配偶者にとっては、最初のエピソードからハマりまくりみたいでした。