アメリカの一戸建ての家のキッチンにはたいがい食器洗い+乾燥機がある。
食器1つ1つを手洗いするよりは、食器洗い機でまとめて洗った方が水の節約になるというのをどこかで読んで以来、デリケートな食器や什器、木製のもの以外は食器洗い機で洗うようにしているのだが、この食器洗い機、落ちにくい食べ物などは予めざっと洗い流してから入れないと、洗い残しが出てしまうのが困る。
でも、ウチにはプレウォッシュ・マシーンがあるので大丈夫!
我が家のプレウォッシュ・マシーン↓
ただ今御仕事中...
電気代もタダで(エサ代はかかるけど)仕事もキチンとこなす優秀なヤツです。
Wednesday, April 22, 2009
Friday, April 17, 2009
美は思わぬところに隠れている
インターネットのウィンドウを開くのにMSNのサイトで、こんな話題を見つけた。
イギリスの「スター誕生」、じゃ古過ぎるようだったら「アメリカン・アイドル」のような番組「Britain's Got Talent」に出場した47歳(当時)のスコットランド人女性が、センセーションを巻き起こしているという。
この女性、スーザン・ボイルは、今まで、年老いた母親と暮らしていた無職の独身女性。「1度も結婚したことは無いし、キスもされたことが無い」という、御世辞にも魅力的ではない彼女の夢はプロの歌手になること。今までは教会とカラオケでしか歌ったことが無いという彼女は、「Britain's Got Talent」で初めての桧舞台に立つ…
と、ここで動画を貼り付けたかったんだけど、なぜかYouTubeの動画は貼り付けを拒否。
なので、リンクを貼っておきます。(と思ったら、なぜかリンクすら貼れない…YouTubeの陰謀…?なのでコピー&ペーストしてください)
http://www.youtube.com/watch?v=9lp0IWv8QZY
是非、是非、このURLに行って観てください。
私は、この動画を観て、なぜか涙がボロボロ、最後は号泣しました。美は思わぬところに隠れているということに心を打たれたからかもしれません…
イギリスの「スター誕生」、じゃ古過ぎるようだったら「アメリカン・アイドル」のような番組「Britain's Got Talent」に出場した47歳(当時)のスコットランド人女性が、センセーションを巻き起こしているという。
この女性、スーザン・ボイルは、今まで、年老いた母親と暮らしていた無職の独身女性。「1度も結婚したことは無いし、キスもされたことが無い」という、御世辞にも魅力的ではない彼女の夢はプロの歌手になること。今までは教会とカラオケでしか歌ったことが無いという彼女は、「Britain's Got Talent」で初めての桧舞台に立つ…
と、ここで動画を貼り付けたかったんだけど、なぜかYouTubeの動画は貼り付けを拒否。
なので、リンクを貼っておきます。(と思ったら、なぜかリンクすら貼れない…YouTubeの陰謀…?なのでコピー&ペーストしてください)
http://www.youtube.com/watch?v=9lp0IWv8QZY
是非、是非、このURLに行って観てください。
私は、この動画を観て、なぜか涙がボロボロ、最後は号泣しました。美は思わぬところに隠れているということに心を打たれたからかもしれません…
Saturday, April 4, 2009
提案8号と「カビリアの夜」
「キネマ旬報」誌の「ミルク」特集で、カリフォルニア州で提案8号が通った時の現地で経験したことを書くという仕事をした。
提案8号は、2008年5月に、カリフォルニアの最高裁が同性間の結婚を禁止することは州民の平等を謳った州憲法に反するという決議を出して、同性間の結婚を認める判決を下したことに反対する住民投票だった。
リベラルなカリフォルニアで提案8号が通過するのは難しいだろうと言われていたのだが、提案8号を支持する人たちは、モルモン教や、聖書で禁じられているという同性愛を排除するスタンスを取るキリスト教派の教会の信者たちを中心に、積極的なキャンペーンを展開し、11月4日、提案8号を通過させた。
私はストレートな既婚者であるけれど、結婚は、自分が人生を共にしたいという人間との共同生活だと考えているから、それが男性・女性の組み合わせだろうと、男性・男性の組み合わせだろうと、女性・女性の組み合わせだろうと、一向に構わないと考えている。私はキリスト教をはじめ、いかなる宗教の信者でもないゆえ、聖書をはじめとした教典に書いてあることを人生の指針とはしていないから、自分なりの信条に従って生きている。したがって、同性同士で結婚して幸せになれる人たちが居るなら、結婚を認めたって良いじゃないかと、単にそう思っているだけだ。
でも、世の中には自分の考え方・人生観・ライフスタイルと違うことをする人たちを排斥し、自分たちと同じ恩恵を受けさせたくないと考えている人たちが居る。そして、自分が住む州の半分以上の人間が、実はそういう狭量な人間だったということが判った時には、ちょっとショックだった。
黒人初の大統領が誕生したというエキサイティングなニュースを報じると同時に、提案8号が通過したことについて報じる新聞を読んで暗い気持ちになっていた私だったが、何気なく広げた社説ページで次のような投稿が目に入った:
「木曜日の朝、起きた時にはひどい気持ちがした。火曜日の選挙の結果だけなく、同性間の結婚に反対する人たちによる恐怖を利用して世論を操作するレトリックによって心を痛めていたからだった。
でも、その後、Eメールをチェックしたら、友人や家族たちの慰めのメッセージが入っていた。それから、私はこの16年間、付き合っている私の愛するパートナーと共にハイキングに出かけた。その後で、仕事に出かけたら、オフィスで、知り合ってたった数ヶ月しか経っていないストレートな同僚たちが私のところへやって来て、自分たちが選挙の結果をどんなに残念に思っているかを話してくれた。
その時、私には判ったのだ。私たちは、それでもここに居るのだということが。ゲイやレズビアンの人々は、それでも朝、目覚め、朝食を作り、生活費を支払い、その生活費のために必死になって働くという“急進的なゲイの計略”とやらを実行している。
その事実が、どうしてこんなにも満足感を与えてくれるのだろう?それは、提案8号を支持した人々は結婚を保護しようとしただけではなく、ゲイの人々を滅ぼそうとしたからだ。彼らは、私たちを暖かく迎えてくれた州で私たちが安心して生活する自由を破壊しようとした。彼らは、私たちに、仕事など就けない、友達など出来ないと考えさせようとした。ここには溶け込めないと思わせようとした。
そんな彼らに知らせてやりたいことがある:彼らこそ、ここには溶け込めないのだ。私たちは今回は勝てなかったけれど、この国がどのような方向に進んで行きつつあるかは明らかだ。提案8号の支持者たちよ、あなたたちの勝利を満喫するがいい。これがあなたたちの最後の勝利になるだろうから。」
サンタクルーズ在住、ジョーン・モシェラ
(原文)
When I woke up Thursday morning, I felt pretty bad. I was not only troubled by the results of Tuesday's elections but repelled by the manipulative, fear-mongering rhetoric of the anti-marriage proponents.
But then I checked my e-mail and saw messages of consolation from friends and family. Then I went for a hike in the hills with my partner, the love of my life for 16 years. Then I went to work -- where straight colleagues, whom I've known for only a few months, came up to say how sorry they were about the results.
And that's when it hit me: We're still here. Gay and lesbian folk are still waking up in the morning and pursuing our radical gay agenda of breakfast making, bill paying, exercise getting and hustling to bring home a paycheck.
Why is this so satisfying? Because the people who sponsored Proposition 8 don't only want to protect marriage -- they want to destroy gay people. They want to destroy our freedom to live and breathe easily in a state that has welcomed us; they want us to think we can't expect to go to work and find a friend; they want us to think we don't fit in.
Well, I've got news for them: It is they who don't fit in. We may not have won this round, but it's clear which way this country is going. I say to the sponsors of Proposition 8, savor your victory. It's your last hurrah.
Joann Moschella
Santa Cruz
この投稿を読み終わった時、何だか解らないけれど涙が出てきた。多分、その涙は「カビリアの夜」のラストシーンのジュリエッタ・マシーナの微笑を観て目に溢れてきたものと同じ類のものだったと思う。虐げられても、酷い目に遭っても負けずに生きていこうという彼女の強さに感嘆するオマージュの涙だったのではないかと。
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