Friday, June 17, 2011

小学校卒業

昨日は小学校の卒業式でした。

ついこの間、キンダーに入ったと思ったらもう卒業。6年間、いろいろな事があったけど、やっぱりあっという間だったなあ、という印象の方が強いかも。
この先、中学校、高校と、もっと短い年数なので、あっという間に大学〜〜なんていうことになるのかと思うと、焦るやら寂しいやら。

子供の通っていた学校は、キンダーから5年生まで(アメリカの公立小学校は5年生までのところが多いです)全教科を日本語とスペイン語で教えるImmersion Programという、公立学校では珍しい野心的な試みを成功させているマグネット校です。先生たちはとても熱心、親たちの大半(笑)も熱心、子供たちもそれなりに(笑)頑張っている良い学校でした。

ターゲットとする外国語を教えるのは、生易しいものではなく、担任の先生の他に補助の先生が就くのですが、その給料は州からも市からも出されないので、親たちが中心となって、ALLEMという言語学習をサポートする学校独自の組織を作り、そこが通年でファンドレイジングをしてお金を集めます。そのファンドレイジングの中でも人気なのが、先生たちがパフォーマンスを披露する「Faculty Follies」。ファンドレイジングの中でも大人気のイベントで、入場料やDVDの売り上げは、そのままALLEMの資金源になります。
DVDのプレビューがYouTubeになっているので御紹介。



先生たちが、学校の学習プログラムをサポートするためにこんなに真面目に一所懸命バカをやってくれるなんて、本当に良い学校だと思います。
6年間、この学校に通うことができた娘はとてもラッキーでした。中学校でも良い学校生活をおくってくれることを願っています。

Tuesday, June 14, 2011

GO THE F**K TO SLEEP



親業をしたことのある人、あるいは現在形で親業をしている人なら、絶対経験している事が、どんぴしゃりで書いてある本。
友達から教えてもらって、メールに貼り付けてもらった本を読んで大爆笑。
その本が、サミュエル・L・ジャクソンの朗読になっということで、YouTubeで探したら見つかりました。



ちなみに、子供の本には絶対、こんな言葉は載っていません。だからこそ可笑しいんだけどね。

Sunday, June 12, 2011

MR. POPPER'S PENGUINS



昨日はジム・キャリー主演のコメディ「Mr. Popper's Penguins」の試写を観に行った。

「Mr. Popper's Penguins」は、1938年に書かれた児童文学「ポッパーさんとペンギン・ファミリー」の映画化作品。
原作では、ポッパーさんは静かな町に住んでいる貧乏なペンキ屋さんという設定になっているが、映画化作品ではジム・キャリー演じるポッパーさんは、マンハッタンに暮らすリッチな辣腕ビジネスマン。まあ、70年前に書かれた児童文学の古典を映画化するには、ある程度の現代化が必要になるのだろう。そのポッパーさんが、或る日、随分前に音信不通になっていた父親の死の報せを受ける。遺言には、父がポッパーさんに遺したものがあるという。ある日、その形見がポッパーさんの住まいに届けられるが...

70年以上前に書かれた児童文学の古典が今頃映画化されることになったのは、ひとえにこれまでペンギン役のキャスティングが難航したためだと思う。なあんて、ペンギンが犬の役者たち以上の演技が要求される役など演じられるわけもなく、ポッパーさんたちのペンギンたちは全てCGIによるクリエーションだった。(と思う。)

監督のマーク・ウォーターズは「スパイダーウィックの謎」(2008)や「ミーン・ガールズ」(2004)を撮った監督なので、もう少しひねった出来になるかと思ったら、意外に普通な家族向け作品におさまっていた。ということで、小学生なら楽しめるけど、ティーンにはちょっと物足りないかも、という作品。まあ、11歳児たち、それにダンナ(笑)は、かなり楽しんだみたいだったから観て良かったけど。

MIDNIGHT IN PARIS



ウディ・アレンの新作「MIDNIGHT IN PARIS」を観た。

オーウェン・ウィルソン演じるギルは、フィアンセのイネス(レイチェル・マクアダムス)と共にパリに滞在していた。イネスの父親が会社のパリ支社長になったのに便乗して来ていたのだが、ハリウッドでの脚本家の仕事に飽きたらず、小説を書き上げたいと思っていたギルは、アーティストの都パリに触発されることも期待していた。
政治的な立場も価値観も正反対のイネスの両親に辟易していたのに加え、日頃からいけすかなく思っていたイネスの友人夫婦とパリでバッタリ会ってしまったギルのパリ滞在は、急速につまらないものになりつつあった。そんなある晩、独りになるために徒歩でホテルに戻る途中、道に迷ってしまったギルは、深夜を告げる鐘の音と共に現れた1920年代型のクラシックカーに乗っていた人々たちに誘われて、或るパーティに行ってみると...

パリは、行ったことがあれば賛成してくれる人も多いと思うけれど、マジカルな街だ。「MIDNIGHT IN PARIS」のストーリーも、このマジカルな街だからこそ成り立つ話で、そういう意味で、ウディ・アレンは実に良いアイディアを思いついたものだと感心した。パリの街がふんだんに出てくるのも、パリが大好きな私とダンナには御馳走だったし、「おお〜〜」と思わせるキャスティングもあって、楽しかった。
ただ、1つ不満があるとすれば、ウィルソンが完全にアレンの分身になってしまっていること。アレン作品では、アレン自身が出演していなくても、主人公がオタクっぽくて気弱なインテリという、アレンが演じるような人物と同じようなキャラで、さらに行動様式や話し方もそっくりというパターンが実に多く、それをもう30年以上も繰り返しているのには、ちょっとウンザリさせられる。
でも、きっとウディ・アレンという映画作家は、そういう映画しか撮れない人で、それはそれで作家性にもなり得るのだろうから、観る方も納得ずくで観るべきなのかもしれないけれど。

Thursday, June 9, 2011

SUPER 8



J・J・エイブラムスとスティーヴン・スピルバーグがタッグを組んだ新作「SUPER 8/スーパー8」の試写を観てきた。

「SUPER 8」の舞台は1979年のオハイオ州の小さな町、リリアン。工場の事故で母を亡くしたばかりの中学生ジョーは、親友チャールズがスーパー8映画のコンテストに出品するつもりでいるゾンビ映画の撮影に参加するが、ジョーが密かに憧れているアリスも加わった、深夜の駅の撮影でとんでもない列車事故に出くわす。
命からがら逃げ出したジョーたちだったが、まもなく、それがただの列車事故ではなかったことが判る事件が起こり始める...

「SUPER 8」は、エイブラムスとスピルバーグが映画少年だった自分たちの過去を投影させているところが色濃くあって、そういうパーソナルな部分が良く出ているところは好ましく思ったが、基本的にドライなサスペンス映画を作るエイブラムスに対し、エイリアンに対しセンチメンタルな感情を持っているスピルバーグの視点が混じってしまったように思えるシーンがいくつかあって、やや消化不良な気持ちが残ったのが残念だった。
それでも、冒頭の列車事故の映像は圧巻だし、なんだか良くわからない事が起きているというパニック感を生み出すあたりは巧い。
ところで、エンディング・クレジットが始まってすぐ、おまけのお楽しみ映像が用意されているので、くれぐれも本編が終わってすぐに席を立たぬよう。

雨後の竹の子

今週の月曜日に、誕生日から3ヶ月半も経ってしまったけれど、遅まきながら娘の11歳のチェックアップに行った。

結果、全て異常なし。ほっ。
視力も、去年は眼鏡をかけても全然見えなかったのが、その直後に作った新しい眼鏡をかけたら、2.0の優秀な結果。1年経っても視力が落ちていないということで、これまた、ほっ。

びっくりしたのは身長測定。5フィート3インチ半。センチに直すと161cm。って、日本人女性の平均身長を超えちゃってるんですけど??ドクターによると、去年の測定値+10cmだそうで。まるで雨後の竹の子。いったいどこまで伸びるんだ...?
体重は93ポンド=42kg。まだまだ痩せ型ですな。

Saturday, June 4, 2011

X-MEN First Class



「X-MEN First Class」の試写を観に行く。

「X-MEN First Class」は、ブライアン・シンガーが撮った最初の「X-MEN」のいわゆるプリクゥエルにあたる作品で、ミュータントたちがいかにして、X-MENと呼ばれる集団を形成したか、プロフェッサーXとマグニートーにはどういう因縁があるのか、などなどが解き明かされていく。

とは言っても、これまでの「X-MEN」シリーズには出て来なかったキャラもたくさん出てくるので、コミック版に全くなじみの無い私などには、脇っぽいキャラはちょっとどーでも良い感があったのが残念。
それでも、最後まできちんと楽しめたのは、ひとえに主演の後にプロフェッサーXになるチャールズ役のジェームズ・マカヴォイと後にマグニートーと呼ばれるエリック役のマイケル・ファスベンダーの存在感ゆえではないかと思う。特にファスべンダーは、ちょっと気になる存在。最初に彼を観たのは「イングロリアス・バスターズ」で、非常に軍服が似合う俳優だという印象を受けた。次に観たのは、先月、監督と主演女優をインタビューした「ジェーン・エア」のロード・ロチェスター。これまた、19世紀のイギリスの貴族の格好がピッタリ。ローレンス・オリヴィエを思い出させる憂いをたたえた瞳が、何ともいえず、ジェーンでなくてもこれは惹かれるわ。。。と頭の中でつぶやいてしまった。ファスベンダー本人は、父親がドイツ人で母親がアイルランド人で、ドイツ生まれでイギリス育ちの彼は、英語もドイツ語も流暢に話せ、「イングロリアス・バスターズ」での、ドイツ人のふりをするイギリス人将校の役はピッタリだった。
俳優でもう1人特筆しておきたいのは、ケヴィン・ベーコン。この人がこういう役をねええ、というキャスティング。それにしても、彼、もう52歳なんですね。うまく歳をとっていると感心。

「X-MEN First Class」でイマイチだと思ったところは、コミックの映画化ということなので仕方ないとは承知していても、SFXがあまりもリアリティに乏しすぎて興ざめしてしまうシークエンスがけっこうあったこと。「バットマン」シリーズのクリス・ノーランぐらい徹底して作り込んでくれたら、もうちょっと印象が違ったかもしれないというのが正直なところ。

あと、「X-MEN」を観た人だったら、確実にニヤリとさせられるカメオ出演が2人あるので、お楽しみに。