Thursday, March 4, 2010
不思議の国のアリス
とにかく本の虫だったので、子供時代に読んだ本で、いつまでも憶えている本、印象に強く残っている本というのは、結構ある。
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」はその1つ。小学校2年生ぐらいの時に、子供用に簡単に訳してあるバージョンを読んで大好きになって、5年生ぐらいの時に完訳本を読んで大ファンになった。中学校の時の美術の課題で、アリスをモチーフにした絵を描いたこともある。
という過去があるので、映画作家として大好きなティム・バートンが手がけた「不思議の国のアリス」は大いに期待して観に行った。
だけど、始まってすぐに「アレレ??」状態に。
だって、アリスは、結婚話まで来てしまうような年齢になっていて、木陰で本を読んでくれた御姉さんもいけすかない亭主が居る人妻になっていたりするし…
不思議の国に行ってからは、「アリスが戻って来た」とか「アンタはあのアリスじゃないね」とかいう台詞が出てくるし…
自分が不思議の国に迷い込んだような気になりかけていた時に、この「不思議の国のアリス」は、キャロル版「不思議の国のアリス」の後日談のような作品であることに気づいた。(遅いって)
後日談としては、それはそれで面白かったけれど、私としてはやはりバートンの視点とヴィジュアルセンスで構築された元祖「不思議の国のアリス」が観たかったかも…
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