Friday, October 16, 2009
「舞姫 テレプシコーラ」第一部 完読!
9月から読み始めた山岸涼子の「舞姫 テレプシコーラ」第一部を、この間、読み終わった。
漫画はすぐに読めてしまうから、ブランディでも飲むような感じで(ホントか)ちびりちびりと読み惜しみしつつ読んできたけど、話が面白いから先が読みたくて読みたくて、仕事の合間に「10ページぐらいだけ!」と思って読み始めても、気がついたらまるまる1巻分読み終わっていた、なんてことも。
「テレプシコーラ」は、1歳半違いの姉妹、千花(ちか)と六花(ゆき)が主人公なのだが、「アラベスク」での姉妹同様、母親はバレエ教師で、姉がしっかりとした優等生タイプで妹は気が弱くすぐへたれるというキャラ。そこに、見かけは男の子みたいだが天才的にバレエが上手い謎の(?)転校生やら、太めゆえに拒食症になってしまう少女やらが絡み、バレエ・コンクールや、「くるみ割人形」の公演といった、山場のシーンが織り込まれて、本当にドラマチック。
しかし、何よりビックリしたのは、最終巻にあたる第10巻の展開で自分が大泣きしてしまったこと。
これまで、映画を観て泣いたことは何回かあるし、本を読んで泣いたことも1~2度はあった。でも、漫画を読んで大笑いしたことはあっても泣いた記憶は無い。しかも、ティッシュが何枚も要るほどの大泣き。漫画、それも山岸涼子作品を読んで大泣きするとは思いもよらなかった。
きっと自分でも知らないうちに、登場人物にえらく感情移入していたのだろう。
日本では、既に「テレプシコーラ」の第二部が始まって、単行本も出ているらしい。
また全巻出揃ったところで、買おうっと。
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