日本に帰省すると必ず行くのが、実家近くの図書館。
普段は、日本語の本を入手するのが容易ではないものだから、読書の渇きを満たすかのように本を借りまくり、読みまくるのが常、なのですが...
今回は3週間足らずの帰省で、とにかくやる事を詰め込み過ぎたこともあって、読む暇がなかなか無く、滞在最後の週にやっと1冊読み終わる始末。ガクッ...
その読み終わった1冊は、北村薫の「街の灯」。
昭和初期の東京を舞台に、女性のお抱え運転手、通称“ベッキーさん”にサポートされた“御嬢様探偵”の活躍を描く“ベッキーさんシリーズ”最初の中編3作を収録した書。
懐古趣味の私には、古き良き東京の昔の姿が描かれるのが非常に魅力だし、強く賢く魅力的なベッキーさんの描写にもワクワクさせられる。特にシリーズ第1作の「虚栄の市」は、江戸川乱歩の話なども出て来て非常に面白く読んだ。
「街の灯」に続くベッキーさんシリーズも是非、読んでみたいと思っている。
Monday, August 19, 2013
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