Monday, January 13, 2014

サマーインテンシブ オーディション その1

今年も、早いもので、もうSummer Intensive Program(SI)、すなわち夏季集中バレエ講習のオーディションの時期がやって来ました。

去年は、ABT(American Ballet Theatre)とPNB(Pacific Northwest Ballet)と2箇所オーディションしたのみ。合格をいただいたABTもtuitionが割高で、自宅と中途半端な距離(他所に泊まり込むほどではないけれど、自宅から通うには遠過ぎる)だということで、結局行かずに、ホームスタジオの6週間のサマープログラムに通って終わりました。

来年は、たくさん受けるぞ〜!などと意気込んでいた娘ですが、よおく考えてみると、第一希望のPNBは絶対受けるとしても、同じカリフォルニア州に在るサンフランシスコ・バレエは3週間のみのプログラムでちょっと短過ぎる気がして今年は受けませんでした。バレエ少女たちの間で一番人気のSAB(School of American Ballet、ニューヨークシティ・バレエの付属校)は2011年、2012年と2週間のワークショップを受講した結果、あまり好きではないし、自分はSAB好みの生徒ではないらしいという結論に達したらしく、本人は「受けたくない」と。
そこで、娘のスタジオのディレクターに相談したところ、上述の学校以外ではボストン・バレエ、ヒューストン・バレエ、そしてニューヨークのバレエ学校、エリソン・バレエを薦めます、とのこと。

そこで、今年はPNBの他はボストンとヒューストンを受けてみることにしました。

で、まずはヒューストン・バレエ。


ヒューストン・バレエのSIのオーディションは、友人の御嬢さんが通っているオレンジ・カウンティ、ファウンテン・ヴァレーのサウスランド・バレエが会場。自宅からフリーウェイを車で1時間弱の所にあります。バレエ大好きな友人も一緒に来てくれて、オーディションの間の待ち時間、御茶に付き合ってくれました。

さて、気になるオーディションについて娘が報告するには:

*参加人数と指導教師:
娘の参加した12〜14歳枠のグループの参加者は70人ぐらい。当然、全部一緒にはオーディションできないので、大きな部屋に50人、小さい部屋に20人ほど、と分けてオーディションしたそうです。娘は“大部屋組”で、サブリナ・レンツィ女史というヒューストン・バレエ2(ヒューストン・バレエの学生バレエ団)のバレエ・ミストレスが教え、生ピアノの伴奏付き。小部屋組は、同じくヒューストン・バレエ2のバレエ・マスターのクラウディオ・ミュニョス氏が教えたそうです。

*オーディション自体の難易度:
「PNBより少し簡単だったけど、ABTよりはずっと難しかった」とのこと。ただ、ヒューストン・バレエ・アカデミーは、ロイヤル・バレエ・スタイルの学校なので、バランシン・スタイルの教室で習っている娘は手のポジションなどに戸惑っちゃったそうですが、幸い、大きな間違いはしなかったと思うとのこと。でも、荷物を控え室に置いてポアントシューズを持ってオーディション・ルームに行った際、うっかりトウパッドを持って来るのを忘れ、友達に借りて事無きを得たものの、トウパッドを忘れたこと、いつもと違うトウパッドで踊らねばならなかったことで、ちょっとパニックモードが入っちゃった、と苦笑いしていました。

*参加者のレベル:
センターを踊る際は、10人ずつ、5グループに分けられたので、他のグループの子たちの踊りは観ることができたとのことで、それを観た限りでは、自分は真ん中ぐらいかな〜と。目立って上手い子が10人ぐらい居たけど、「あらら」と思ってしまった子も10人ぐらい居たそうで。

*娘の感想:
「受かっても受からなくても納得できる感じ」だったそうで。でも、それって、去年、PNBを受けて落ちた時にも言っていたことなんですよね。やれやれ...

*親の一言:
会場になったスタジオは壁の2方に大きな窓があり、両サイドとも窓が開いていたので、そこからオーディション会場が覗けたらしく、友人と御茶してスタジオに戻ったら、スタジオの窓からオーディションを覗き込んでいる親たちが15人ほど居ました。
実は、私もPNBのオーディションを初めて受けた際、オーディションを覗いてしまったことがあるのですが、後ですごく後悔しました。オーディションを実際に観たことで、オーディションの結果に対する不安と期待が倍増してしまったからです。「あの中から何人が受かるのかしら?うちの子より上手い子は一体何人居たかしら?先生はうちの子をちゃんと見ていたかしら」と、エンドレスに考えてしまって精神衛生上、ヒジョーに良くなかったのでした。
娘にそれを話したら、「観られる方だって嫌だよ〜。私は、普段のクラスの見学日にママに観られているだけで気になっちゃったりナーバスになっちゃったりするもの。オーディションを自分の親なんかに観られるのは絶対嫌だな」と、窓から覗き込んでいた親の子供たちに同情していました。

オーディションの合否が判るのは、1〜2週間後だそうです。

次の週末はいよいよ本命、PNBのオーディションです。

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