Wednesday, February 5, 2014

今年の夏は...

サマー・インテンシブ、PNB(パシフィック・ノースウェスト・バレエ)とボストン・バレエのオーディションは、PNBが不合格でボストンが合格という結果でした。

PNBは、今回で3回めの不合格。今年は、一昨年、昨年より余裕を持って受けられたと言っていたので、3度目の正直で受かるかも??と少しだけ望みを持っていたのですが、やはり駄目でした。本人、こうまで振られると嫌になっちゃってたりするのかな...?とちょっと心配したのですが、「しょうがないわ。また来年チャレンジする」とあっさりしていたので、安心しました。っつーか、落ちるのに慣れちゃったとか?(笑)

ボストンは、オーディション自体が楽しかったし、指導していた先生に何度か「Good!」と言われたそうなので、「これはいけるな」と思っていたらその通りになったようです。
ただし、合格したのは10歳〜14歳のニュートン・プログラム。夏には14歳半になるので、参加したら一番年上の1人になりそうだということと、一昨年、参加した娘のクラスメイトの感想がいま1つだったので、どうしようか...と迷っている時に、別のクラスメイトの母親から聞いたのがセントラル・ペンシルバニア・ユース・バレエ(CPYB)というバレエ学校のサマープログラムでした。



CPYBは、バレエ団付属の学校ではないのだけれど、通年制からは毎年、有名バレエ団に入団する生徒を輩出することで知られている学校。現在、プロとして活躍している卒業生には、ニューヨークシティ・バレエのプリンシパル、アビ・スタッフォードやボストン・バレエのプリンシパル、リア・シリオ、サンフランシスコ・バレエのヴァネッサ・ザホリアンといった人が居ます。
バレエの情報サイトに載った口コミを読むと、「ハードだけど頑張れば必ず上達する」、「自分が苦手だった事がしっかり出来るようになった」、「先生たちが丁寧に指導してくれる」といったポジティブなコメントがほとんど。去年、参加した娘のクラスメイトも「これまで参加したサマー・インテンシブの中ですごく上達したという実感があったプログラムの1つ」とコメント。この彼女、ホームスクール(学校に行かず家庭で自習して小中高の卒業資格を取っていく制度)である立場を利用して、今年の3月〜6月に、もう一度CPYBに戻って修業する予定とか。
CPYBについて何より嬉しいのが、オーディション無しで受講できるということ。申し込みの際に、4番ポジションでポアントで立つポーズとポアントで立って後ろのアティテュードをするポーズ、それに顔写真を添えて申し込めば、定員に達するまでは誰でも受け容れてくれるのです。
娘は「せっかく合格できたボストンを振るのはちょっと惜しい気もする...」と迷う気持ちはあったのですが、教室の先生にCPYBのことを説明したところ、「ボストン・バレエは大人数だからどうかしら... 私はCPYBについてほとんど知らないけれど、そんなに評判が良いなら行く価値あると思うわ」というようなことを言われ、決心がつきました。

というわけで、今年の夏は、ペンシルバニアまでバレエ修業に行ってきます。(いや、修業するのはもちろん娘だけで、私は飯炊きと洗濯しに娘にくっついて行くだけですが—笑)

8 comments:

Nishigen said...

お嬢さんのボストン・バレエ合格、おめでとうございます。PNBは残念でしたね。合格されたかな…と気になって、時々ブログを覗きに来ていました。バレエ学校によって生徒に求められるものが違いますし、難しいですね…

ところでCPYBですが、私の周りでも非常に評判が良いですよ〜。オーディションなしというのにびっくりですが、コースが始まってからきちんとレベル分けしてくれるので、自分に合ったクラスで学べて良いと聞きました。

うちの息子は2〜3年後からSABかCPYBにフルタイムで通うのが良いのでは?と教室のディレクターにすすめられているので、ぜひお嬢さんからCPYBに関する生の情報を教えていただきたいものです。

お嬢さんがCPYBでますます成長されることを願っています。J.B.さんもペンシルバニアを楽しんでいらしてくださいね♪

J.B. Ogihara said...

Nishigenさん
コメントありがとうございます。(^^)
PNBは、本当にずっと片思いのままです。(涙)
でも気持ちを切り替えて、今はCPYBに行くことを親子で楽しみにしています。
CPYBの通年制はサマーインテンシブよりさらに評判が良いようですよ。息子さん、ロイヤルが好きだということならバランシン・スタイルの本家本元のSABよりCPYBの方が向いていたりするかもしれませんね。
CPYBの在る所って、周りに何も無いそうなので、私も暇しそうなので(笑)ブログで初のサマーインテンシブ珍道中をレポートしようかと考えています。

Nishigen said...

レスをありがとうございます。
そうなのです、息子は現時点ではバランシン・スタイルはそれほど好きじゃないみたいで…。PNBはこてこてのバランシン系というわけではないらしいので、とりあえず今の段階ではあそこで良いかなと思っていますが、本家本元のSABに通わせるのはやっぱり避けたほうが良いでしょうか。寮があってきちんと高校にも通えるというのが魅力なのですが。お金持ちだったらロイヤルに入れたいんですけれど、到底無理でしょうし(笑)

それと今回はSFBにも合格したのですが、あそこはどんな感じのバレエ団なのでしょうか。教室の先生に「難易度の低い学校はもう受けなくていいから」と言われて受けさせたのですが、実はどんな所なのかよく分かっていないのです…。もし何かご存じでしたら教えていただけますか。

CPYBサマーインテンシブのレポート、ぜひお願いします!あそこは本当に何もないところらしいですよね(笑)。最近男子コースに力を入れているらしく、奨学金制度もあるそうなので、とても興味があります。楽しみにしていますね♪

J.B. Ogihara said...

SAB、娘は2週間のワークショップを受けただけなのですが、授業内容はやはりバランシン・スクールという印象がありました。ただ、SABは、やはりアメリカではバレエスクールのNo.1とみなされており、アメリカ各地へのバレエ団への就職には有利かもしれません。なので、バランシン・スタイルがそれほど好きじゃなくても、SABでトレーニングを受けた後に、バランシン・スタイルでないバレエ団に入団することも大いに可能かと。

SFBは娘の仲良しのバレエ・クラスメイトが去年、プログラム1(Intermediate level)に奨学金を取って行きましたが、とっても良かったようで、今年はAdvance levelで再び奨学金を獲得して、行くことを決めています。スタイル的には、いわゆるクラシカル、というのでしょうか、ワガノワでもなくロイヤルでもなく、といったスタイルのようです。もう御存知かもしれませんが、こんなYouTubeの動画がありました:
http://www.youtube.com/watch?v=7nrETPSFWO4

Nishigen said...

J.B.さん、ビデオのご紹介をありがとうございます。
私はバレエのスタイルのことがよく分からないので、これを見ても何がどう違うのか分からないのですが、レベルの高い素晴らしい学校のようですね。

今日、NYCのSABから合格通知が届きました。ありがたいことに授業料が全額免除されることになりましたが、今回は腕試しで受けただけですし、息子は精神的に幼いため、泣く泣くお断りすることになりました。とりあえず今年は2度目のPNBで鍛えてもらい、来年からはSABかCPYBに参加させようかと考えています。

それではまた!

J.B. Ogihara said...

Nishigenさん
SAB、フルスカラーシップで合格だなんて素晴らしいではないですか!!
でも、精神的にまだreadyではない、という御心配もよくわかります。娘のバレエ・スタジオから去年、12歳でSABに参加した生徒さんは、何人かのクラスメイトが競争心剥き出しで信じられない嫌がらせをしているのを目撃して辟易してしまったそうです。もしかしたら、女の子特有の陰湿な苛めなのかもしれませんが、SABは全体的にそういうキツイ雰囲気みたいですね。
でも、せっかくだから1度はSAB、SFB共にサマープログラムに参加されると良いと思いますよ!色々なバレエ団の気風というか、雰囲気を経験しておくのも、将来、就職の際に役立つと思いますので。
それにしても、息子さんの踊っているのを拝見したいなあ...ホームスタジオの動画とか、無いんですか?

Nishigen said...

昨日、20年前に15歳でSABのサマーコースに参加したという先生が、SABの雰囲気がとてもイヤだったと話していました。男子ですら、「俺の方が上手だろ、ふん!」と言いたげな態度の人が多かったそうで、翌年からはSFBなど別のサマーコースに参加したと言っていました。ネットでも「SABの雰囲気はちょっと変」という話を読んだことがあるので、今でも変わらないのでしょうね。

そうそう、同じ先生からCPYBの話も聞きました。これはフルタイムの生徒に関することなのですが、とにかくバーでの基礎を一番大切にしていて、その点に関してはほかのどの学校よりも厳しいのだそうです。女子の場合、バーレッスンで合格をもらえない限り、ポイントシューズは履かせてもらえないのだとか。まさかサマーではそんなことはないと思いますが(笑)、かなりきっちりと指導してくれる学校のようなので、ますます興味がわきました。

実は昨年末、息子がNutcracker Princeをやらせていただいたのですが、その頃に教室で撮影したリハーサル風景を夫がYouTubeにアップロードしました。初めてのパドドゥ体験だったので、おどおどびくびくしていますし、2本あるうちの2番目のバージョンでは、クララ役の女の子の手首をつかみそこねて焦りながら踊っている部分も(笑)。ちょっと恥ずかしいのですが、良かったらご覧ください。ちなみにクララ役の子も息子と同じ13歳で、今年PNBのレベル4に合格しました。
http://www.youtube.com/watch?v=bju26Qo8DmY

まだ技術的には中級レベルだと思いますが、教室の先生によれば1つ1つの動きが“クリーン”らしく、それがSABやPNBに気に入られた理由の1つではないかとのことです。

J.B. Ogihara said...

動画、拝見しました。息子さん、とってもナイスです〜!!ターンアウトが良いのがよく判るし、プロポーションも素晴らしいし、これならバレエ学校が欲しがるわけだと思いました。
そうそうテクニックが「クリーン」な子が好まれるというのは、私も聞いたことがあります。何がクリーンで、クリーンではないのか、というのが、私はいまだに判らず...(ToT)娘にしても、先生の指導通り踊るしか無いので...
なので、CPYBで、今まで気づかなかった問題発見!してくれることを切に祈っています。(^^;)