Wednesday, February 18, 2015

「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」


もう先週のことになってしまうけれど、「キック・アス」や「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の監督、マシュー・ヴォーンの新作「Kingsman: The Secret Service」を試写で観た。

ハリー・ハート(コリン・ファース)は優秀なるシークレット・サービス・エージェントだったが、捕えたテロリストが爆弾を持っていることを見抜けずに部下を死なせてしまう。「夫を返して!」と泣いて責める部下の妻に言葉を失ったハリーは、部下が遺した幼い息子に「一生に一度の困った事になったらこの番号に電話しなさい」と、番号の付いたメダルを息子に渡して去る。
17年の歳月が過ぎ、幼かった息子エグジー(タロン・エガートン)は、暴力を振るう継父に支配された荒んだ家庭に育ち、敵対関係にある近所の不良の車を盗んで大破させたかどで逮捕される。弁護士に頼む余裕も無く窮したエグジーは、ふと17年前にもらったメダルのことを思い出し、裏に書かれた番号に電話してみると...

「Kingsman: The Secret Service」は、コミックを原作としているだけあって、アクション・シーンはすごく漫画的。ヴォーンも、同様の作風をウリにしている映画作家なので、素材と監督との相性が実にピッタリと合って成功している。ただし、漫画的とはいえ、或る1シーンは凄まじいバイオレンスが展開するので、そういうのが弱い向きにはオススメできないかも?
それにつけても、コリン・ファースにしてもスパイ中のスパイ、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグにしても、英国人俳優はスーツを着こなすのが本当に上手い。本物のMI6のエージェントたちが実際にスーツを着て活躍しているのかどうかはわからないけれど、「高級スーツを隙無く着こなすこと」というのがエージェントの条件の1つなんじゃないかと思うぐらい完璧な装いっぷりでした。




4 comments:

アンゴラ said...

こんにちは。
バイオレンスは苦手だけれど、見てみたいような。だって、コリン・ファースは娘も私も好きな俳優さんなのです。
娘のようなティーンエイジャーが憧れるような歳の俳優ではないけれど、Pride and PrejudiceやThe importance of being earnestなど、学校で読まなくちゃいけなかった文学作品の映画に出ていて、それで好きになったみたいです。

J.B. Ogihara said...

アンゴラさん、コメントありがとうございます。
コリン・ファース、うちの娘もカッコいいって言ってますよ〜〜。「SHERLOCK」でベネディクト・カンバーバッチに出会って以来、娘は英国紳士かぶれになっておりまして。(笑)
「Pride and Prejudice」はファース氏の当たり役みたいですね。観なきゃなあ〜と思っている作品の1本です。
私がファース氏を初めて観たのは「アナザー・カントリー」でした。折しもその当時、日本ではイギリスの美青年ブームで、主演のルパート・エヴェレットが騒がれていましたが、私はその親友役を演じたファース氏の方がずっとエエわ〜〜と主張。後年、ファース氏の方が俳優としてずっと出世するにあたり、「ホレ、美青年を観る私の眼は確かだったではないか。わっはっは〜」としょうもない自己満足に浸ったのでした。(笑)

げん said...

これは面白そうな映画ですね!
Amazonなどで観られるようになったら借りてみたいです♪

J.B. Ogihara said...

げんさん、コメントありがとうございます。
私たちは大いに楽しめたけれど、本文にも書いたように、かなーりバイオレンス度が高いので、気をつけてくださいね。(^^;)