Friday, June 6, 2008

Kung Fu Panda


昨晩は、ドリームワークス・アニメーションの新作、「カンフー・パンダ」の試写を観に行った。
麺類を食べさせる食堂の息子で、肥満体ながらカンフーの大ファンであるパンダのポーが、わけもわからないうちに、カンフーの老師匠に村を守るドラゴン・ファイターだと言われ...という、スポ根サクセス・ストーリー&アドベンチャー物語なのだが、ドリームワークス・アニメーションの中では「シュレック」1&2と同じぐらい楽しめた。
物語は心地良いテンポで進んでいくし、ジャック・ブラック(適役!)が声を担当しているポーがらみのスラプスティックなギャグも笑える。個人的に一番、好きだったのは、ダスティン・ホフマン演じる師匠、シー・フーとのトレーニング・セッションで丸型ギョーザ(?)を使ってのアクション。箸や御皿などの小道具を上手く使っているし、振り付け(?)も巧い。クライマックスの、ポーと悪役タイ・ランのバトルもなかなかの迫力&ギャグ力。
あと、冒頭のシーンの手描きアニメは、日本の劇画っぽいところもあって、なかなか洗練度が高い画でありました。
ブラックのポー、ホフマンの師匠、ジェームズ・ホン(「ブレードランナー」の目玉屋さん&「チャイナタウン」の中国人バトラー)扮するポーの父ちゃん(なぜか鶴なのが笑える)、そしてランダル・ダク・キム(「マトリックス リローデッド」のキー・メーカー)扮する老師匠のキャラは、それぞれ良く書き込まれていたんだけど、残念なのはシー・フーが養成するカンフーの名手5人組を演じるアンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン、ルーシー・リュー、セス・ローゲン、デヴィッド・クロスの声の出番がすごく少ないこと。これじゃ、こんな豪華キャストにした意味が無いよ。

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