Sunday, June 1, 2008

RECOUNT


HBOがまたやってくれました。
2000年アメリカ合衆国選挙の際、アル・ゴアとジョージ・ブッシュの“天下分け目の戦い”の場になったフロリダ州での票集計をめぐる騒動をTV映画化した「RECOUNT」。劇場映画並みのクオリティ、キャスティングで、政治オンチの私でさえもハラハラドキドキさせる緊迫感溢れるドラマになっていて脱帽しました。

例えば、キャスティング。ゴア側の選挙参謀スタッフにケヴィン・スペイシー、デニス・リアリー、ジョン・ハート。ブッシュ側の選挙参謀スタッフにトム・ウィルキンソンとボブ・バラバン。そして、問題のフロリダ州投票を仕切っていた総務長官にローラ・ダーンという面々。
そして監督は、ジェイ・ローチ。「オースティン・パワーズ」シリーズ、「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズの監督だったことが信じられないシャープな演出でした。まあ、考えてみれば、政治の世界なんてブラック・ユーモアのセンスが無ければキチンと描ききれないのかもしれないけれど。

長さは2時間だったけど、とにかく政治オンチな上に、アメリカの政治の仕組みが全く解っていないゆえ、しょっちゅう止めては(録画したものを観ていたのでした)、“へ?この人ってどういう役職?”、“何?何?これってどういう意味?”と一緒に観ていた配偶者に尋ねたり、手許にラップトップを持って来て、ネットで調べたりしながらの鑑賞だったので、3時間近くかかっちゃったよ...(苦笑)

日本でもDVDで発売されるといいなあ。

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