この間、我が家のデジタル・レコーダーの録画済み番組をチェックしていたら、ずーっと前に録画してあったドラマ「Boomtown」が消えていることを発見。今年の夏、私たちが不在の間、配偶者が随分、昔の録画番組を消しやがったけど、その犠牲になったようだった。
「Boomtown」は、2002年の9月から始まって、2003年の12月に終わった、つまり1シーズン半しか続かなかった刑事ものドラマ。ロサンゼルスを舞台に、1つの犯罪を、LAPDの刑事たちと、地方検事、新聞のレポーター、女性救急隊員たちのそれぞれ違った視点で捉えるというのが、ミソのドラマだった。キャストは、マーク・ウォルバーグの兄のドニー・ウォルバーグ、「フォレスト・ガンプ」のバッバ役が有名なミケルティ・ウィリアムソン、「マイノリティ・レポート」や「父親たちの星条旗」での演技が印象的だったニール・マクドーなど、それほど有名じゃないけれど手堅い演技をする俳優たちがしっかり固めているのも良かった。
でも、私にとっては、LAの街を舞台にしているという点が大きかった。
このドラマが始まった時、私たちはバークレイに住んでいて、私はLAが無性に懐かしくなっていた時だったから、見慣れたLAの街を観るのもすごく嬉しかった。このドラマが始まって約半年後に、私たちはLAに舞戻って来たわけだけれど、もしかしたら「Boomtown」を観たことでLAの懐かしさが倍増していたということもあったかもしれない。殺人をはじめとした殺伐とした犯罪を描くこのドラマを観て、LAへの里心が募ったというのも、考えてみればかなり変な話だけれど。(やっぱり、私って変な人間??)
その「Boomtown」がLAに戻ってしばらくしてから打ち切りになってしまった。
評判・評価も良かったのに、打ち切りになったのは、やはり視聴率が振るわなかったかららしい。
その「Boomtown」、先日、図書館に行った際にDVDを見つけて思わず借りてしまった。
残念ながら見逃したシーズン2じゃなかったけれど、さっきその1エピソードを観て、やはり巧く出来たドラマだということを痛感。
良質なドラマなのに、視聴率という数字で斬られてしまう現実の厳しさを再認識したのでした。
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