Tuesday, May 25, 2010

ささやかな達成感

子供の学校で「タレントショー」なる催し物がある。
有志の生徒たちが、観客の前で歌とか踊り、楽器演奏、漫才などを披露する、いわば自主的な学芸会である。
1人の持ち時間は2分に限られているから、そんなに大掛かりな出し物はできない。

目立ちたがり屋の我が娘、3年前の1年生の時には、懐かしや、久保田早紀の「異邦人」を振りつけ付きで歌って踊った。
今度も当然、出演することになったのだが、今度はぐっとシックに、オレゴンのバンド「Pink Martini」のセカンドアルバムの表題曲「Hang on Little Tomato」を歌うことになった。
問題は、伴奏である。CDをそのまま演奏したのでは、バンドのボーカルの声が入っていて本人の声が聞こえない。マイナーなバンドなので、カラオケ・バージョンなど出ているはずもない。

というわけで、私が伴奏のピアノのアレンジを考えることになった。
子供時代にピアノを習っていた時、調音のトレーニングもさせられていたから、単旋律のメロディは簡単に取れるのだけれど、問題は左手の伴奏部。一昨日の日曜日は、ああでもない、こうでもないと、試行錯誤を重ね、とりあえず考えた伴奏を、今日の午後、さらに推敲してやっと完成。
弾いてみたら、シンプルではあるけれど、曲の感じがなかなか良く出た仕上がりになったと思う。

ピアノの教師を目指して頑張った10年のトレーニングも全くの無駄ではなかったことよのぉ...とささやかな達成感に浸った夕べでした。

Pink Martiniのオリジナル版「Hang on Little Tomato」:

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