Sunday, November 11, 2012
007 スカイフォール
ジェームズ・ボンド映画の1本目が公開されてから50年目の記念すべき23作目「007 スカイフォール」の試写に行って来た。
映画は、イスタンブールでMI6の機密情報が入ったハードドライブが盗まれるという事件が起き、ジェームズ・ボンドが盗んだ男を追跡するシーンから始まるのだが、これがボンド映画の伝統に乗っ取った正統的なチェイスシーンで、車の追跡あり、バイクの追跡あり、格闘あり、と、映画のしょっぱなから実に楽しませてくれる。
それに続くタイトルシークエンスも、ボンド映画の伝統にしっかり則ったビジュアル・デザインにうっとり。
もちろん、もっとうっとりさせられたのは、ボンドを演じるダニエル・クレイグのスーツ姿とタキシード姿。彼ほど男性の正装姿が美しい人は居ません。(キッパリ!断言-笑)
「スカイフォール」の見どころは、そういうボンド映画にお約束のシーンに加え、悪役シルヴァを演じるハビエル・バルデムのはじけきってる怪演と、ジュディ・デンチ演じるMとボンドの関係だろう。
監督のサム・メンデスは、最近、不振が続いたけれど、この作品で見事カムバックしたと評価されている。メンデスにしても、「バットマン」シリーズのクリストファー・ノーランにしても、インデペンデント系のこじんまりした名作で知られるようになってから、大型作品を中身の濃い意味ある作品に仕上げる力量を見せて感心させられる。(両者とも英国人だというのは、ハリウッドやアメリカ映画界にとっては、ちょっと寂しいことだけれど...)
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