Friday, November 2, 2012
Beauty and the Beast(TVシリーズ)
ティーン向けで、これまで気に入ったドラマ・シリーズに出会えたことが稀だったCW局の放映ということで、観るのに躊躇したのだが、一応観てみることにしたドラマ「Beauty and the Beast」。
結論から先に言うと、そこそこ面白い。
ヒロインは、「ヤング・スーパーマン」でブレイクしたクリスティン・クルック演じるキャサリン。アルバイト先のレストランから帰宅する際に車のバッテリーが上がっていたため、母親を呼んでジャンプスタートしてもらっていたところ、2人組の男に襲われ、母親が銃撃され殺されてしまう。キャサリンも殺されそうになる寸前、野獣のような人物が現れ、男たちをまたたく間に殺してキャサリンを助けるが、すぐに居なくなってしまう。
犯人たちは殺されたものの、動機などは謎なままである母親の殺人事件を解決すべくNYPDの刑事になったキャサリンは、自分が担当した事件で出会ったヴィンセントが、自分を救った人物ではないかと思い、接近するが...
ということで、「Beauty and the Beast」は、ディズニー・アニメーションにもなったフランスの民話「美女と野獣」に刑事物を混ぜてみました、という感じのドラマなのだが、各エピソードごとに起きる殺人事件をキャサリンが解決すると同時に、母親の殺人事件の謎と、ヴィンセントの過去が少しずつ明らかになっていくという、一話完結型シリーズと1つのストーリーが展開していくシリアルの両面を備えた構成になっている。
「CSI」や「クリミナル・マインド]などは完全に一話完結型だし、「24」や「LOST」などは完全に連続ストーリー型の典型だが、最近、犯罪ドラマには、この2つをミックスした形のドラマが増えている気がする。特に多いのは、登場人物には過去とか秘密とかがあって、回が進むごとにそれが明らかになっていって...というパターン。あるいは、「メンタリスト」のように、主役に天敵が居て、そいつがずっと捕まらずに事あるごとに主役を悩ましていくというパターン。
一話完結型だとマンネリになりやすいし、連続ストーリー型だとエピソードを1つでも見逃すとついていけなくなって視聴者が観るのを諦めてしまうというリスクがある。それを解決しようとしたのが、2つの要素を取り入れた“ハイブリッド”型なのではないか。
それはともかく、「Beauty and the Beast」は、CWのドラマにしてはベタベタしたメロドラマ的な要素が(今のところ)少な目でフツーに楽しめるので、とりあえず視聴を続けるつもり。
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