Wednesday, February 4, 2015

さあ、どうしたものか...

先週末のパシフィック・ノースウェスト・バレエ(PNB)は、予想通り、今年もダメでした。2012年、2013年、2014年、2015年と4年連続の玉砕でございます。
本人曰く、オーディション自体は楽しかったんだけど、やはり、過去に3年連続不合格だったという先入観があったからか、受けている最中に「ダメかも〜」と思い始めてしまったとか。
それを聞いて何だか、かわいそうになっちゃいました。

実は、数週間前に、PNBの団員だった、ホームスタジオの先生とオシャベリする機会があって、PNBがどんな人材を求めているのかを聞いたら、5〜6年前に元NYCBのピーター・ボールがディレクターになってからは、背が低めで筋肉がガッツリついたタイプが好まれるようになったとか。(詳しくはこの日の日記のコメント欄参照してください。)
フィジカル・セラピーの先生にその話をした時も、「そう言えば、2年前ぐらいにPNBの公演を観たら、出てくるダンサー出てくるダンサー、皆、器械体操の選手みたいな感じで、全然バレリーナっぽくなかったわね」とのこと。

片思いなんですかねえ、やっぱり...

もちろん、背が高くたって実力があってしっかり受かっている人も沢山居ると思いますが、うちの娘はその限りではなかったということなのでしょう。

その前週末に受けたボストン・バレエも、ウエイト・リスト(合格者の辞退待ち)という結果に終わり、受講許可をもらったABTのカリフォルニア会場はやはり行きたくない、ということで見送り、結果、今年の夏はどこにも行く所が無い〜〜〜という状況になっています。

来週末以降に受けられるバレエ学校のオーディションも一応、何校かあって、その中では、前述の元PNB団員の先生がオススメだと言っていたカンザスシティ・バレエも含まれているので、あともう1校だけ受けてみようか、と話しています。

それにしても、サマープログラムのオーディション、年齢が上がるにつれ、合格が難しくなるとは聞いていましたが、本当にその通りだったという事を身をもって体験している娘なのでした。

2 comments:

げん said...

オーディションの結果、残念でしたね…
PNB、SAB、SFBなどの有名校は、女の子が合格するのは本当に難しいと思います。かなり上手なのに不合格だった子がうちの教室にも何人かいますよ。

体型に関しては前にも書いた通り、サマーコースに限って言えば、2メートル近くあるような男子や170cmを超えるような女子も見かけましたし、逆に平均より背の低い男女もいました。息子によれば、特定の体型に偏っている感じはまったくなかったそうです。

女子は受験者があまりにも多いので、きっと合格者と不合格者の違いはそれほど大きなものではないのでしょう。その違いというのが何なのかは、素人の私には分かりませんが…。

オーディションは合否だけを言い渡されるシステムですが、不合格の場合、どこがどう悪かったのかといったコメントを審査員から聞いてみたいものですよね。

希望されていた学校に受からなかったのは残念でしたが、お嬢さんはとても良いダンサーだと思いますよ!

J.B. Ogihara said...

げんさん、またまた暖かい御言葉、どうもありがとうございました。

娘の場合、最大の問題はやはり柔軟性だと思うんですよ。フィジカルセラピーの先生に依ると、ターンアウトは許容範囲だし脚も充分にしなるから条件は悪くないそうなのですが、腰から上腿にかけての筋肉がストレッチしないんだそうで、それを改善する体操を毎日実践しています。それで、随分脚も上がるようになったと本人は言っています。
それでも、生まれつき柔軟な腰回りを持っていて何の苦もなくひょいっと脚を頭上に振り上げられることが出来るような人のレベルには一生到達しないわけで。娘のスタジオでオーディションの合否を聞くと、やはりそういう資質を備えた子が、難関校に受かっているんですよね。

まあ、SIのオーディションは思い通りにはいきませんでしたが、幸い、本人の心は既に5月の春公演にフォーカスし始めているようで、親としてはホッとしています。とにかく踊るのが大好きで、日常のレッスンでも楽しいコンビネーションを課されたりすると、帰宅後、「こんなコンビネーションが出たんだよ。楽しかった!」と披露してくれます。そういうところを見ると、こっちもハッピーになれます。(単純な親子ですよね〜、私たちー笑)