「アベンジャーズ」フランチャイズの最新作「アントマン」を試写で観た。
アントマン=ant-man=アリ男
って、「アリのサイズのスーパーヒーローなんて、敵に踏みつぶされて終わりになりそう。いかにも弱そうじゃん〜」と思っていたら、作り手も、そういう一般ピープルの反応を先読みしてシリアスなヒーローものにしても突っ込まれそうだと考えたのか(あくまで私の想像だけど)、それを逆手に取り、コメディ仕立てのスーパーヒーローものの作品を製作。なかなか楽しく笑える娯楽作に仕上がっている。
アントマン/スコット・ラングを演じるのは、いかにもスーパーヒーローっぽくないポール・ラッド。金庫破りの名人として裏稼業の人間たちには知られた存在だったが、或る仕事をしくじって刑務所入り。御務めを終えて出てきたけれど、妻は刑事の男と婚約し、養育費も払えないスコットには娘と会う資格なんて無いと冷たく言い渡す。出所した時は堅気になるつもりだったスコットだが、娘に会うことができるよう養育費を捻出するため、昔の仲間ルイ(マイケル・ペーニャ)たちが計画した金庫破りを請け負うことにする。スコットは名人芸を発揮して手強いハードルがいくつもある金庫を開けることに成功するが、そこには古ぼけたスーツが無造作に置かれているだけだった。金目の物が全く無かったことにガッカリして仕方なくそのスーツを持ち帰ったスコットが仲間に内緒でこっそり着てみると...
「アントマン」の予告編も、この間、書いた「ターミネーター:ジェニシス」の予告編のようにネタばれが結構あったので、予告編のリンクの代わりに、スコットが初めて「アントマン」に変身するシーンの動画を:
アリぐらいのサイズだと、水がこんな風に見えるのか、というミクロな視線で作られたCGが良く出来ています。
上でも書いたように、アントマンはシリアスにスーパーな(?)他のアベンジャーズのメンバーたちとは一線を画した存在ということで、コミカルなシーンや台詞も多かったのだけれども、出演者の中ではマイケル・ペーニャがサイコーに可笑しい。
セニョール・ペーニャ
派手なアクション映画にしようか、笑えるコメディにしようか、どっちを観ようかな、と迷う時にはピッタリの映画でしょう。
No comments:
Post a Comment