Wednesday, October 7, 2015

「エベレスト 3D」

バレエのサマーインテンシブ中に痛めた足首を完治させるために娘がバレエを休んでいたのをいいことに9月に入っても映画三昧が続きました。

まずは、1996年に起きたエベレスト大量遭難事故を映画化した「エベレスト3D」。


冒険好きでリッチな素人登山家を募ってエベレスト登頂ツアーをコーディネートしてきたアドベンチャー・コンサルタンツのリーダー、ロブ・ホール(ジェイソン・クラーク)は、テキサスの医師ベック(ジョシュ・ブローリン)、郵便配達員のダグ(ジョン・ホークス)、六大陸最高峰登頂に成功していた日本人女性の難波康子(森尚子)などのクライアントたちを引率していた。ロブらがベース・キャンプに到着してみると、スコット・フィッシャー(ジェイク・ギレンホール)が主宰するアメリカのライバル・ツアー会社マウンテン・マッドネスの一行も来ていることが判明。その他に南アフリカの登山グループ
なども居て、エベレストはいつにない混雑ぶりを見せ、登山ペースの遅れを心配したロブはスコットに協力し合いながら登山することを提案して、スコットも同意する。スケジュールに従って登山を開始したものの、荒れ模様の天候で一時は登頂が疑問視されたが、突然吹雪が止んだことで一行は頂上を目指して登山を開始する...

よく知られている事件を基にした映画では、観ているこちらも結末がどうなるのかはわかっているわけで、この「エベレスト」でも誰が生還して誰が生還ならないまま終わるのかを知りながら観ているのは、やや辛いものがあった。
それと、どうも自分個人は登山はもちろん、アウトドア・スポーツ全般にあまり興味が無いので、登場人物が危険にさらされたり困難にぶち当たったりするたびに、「なぜ、こんなにまでして山に登るかなあ...?」という問いが浮かんでしまい、よけい虚しくなった。同じ山岳遭難ジャンルの「八甲田山」も虚しい映画だったけれど、あの話は少なくとも軍隊の演習であり、参加した人たちも軍人の務めとして参加したという背景があったので、まだ納得(?)できる。でも、エベレスト登頂に臨んだ人たちはあくまで自分の意志で、しかも参加料6万ドル(約700万円)を支払って命を危険に晒していたということで、「Why??」という疑問符が何度も頭をよぎったのでした。

IMAX 3Dでの画面はさすがに迫力があったので、山岳映画が好きな人、主人公たちが困難に立ち向かっていくのを観るのが好きな人にはオススメできる映画ではあります。

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