Tuesday, May 6, 2008

マッハGoGoGo@ハリウッド


60年代の日本のアニメ「マッハGoGoGo」の実写映画化「スピード・レーサー」を試写で観て来ました。

監督のウォシャウスキー兄弟(「マトリックス」)がオリジナル版の大ファンということで、日本のオリジナル版アニメをバリバリ意識した映像を観ているだけでも楽しい作品でした。

カー・レースのシーンは、各レース・カーのクロースアップを除いてはCGIで作られているのですが、実写部分も、それに違和感の無いように作られている点が巧いです。

まず、キャスティング。主役のスピード・レーサーを演じているエミール・ハーシュが、もろ、昔の日本のアニメに出てきそうなルックス。同様に、ジョン・グッドマンもクリスティナ・リッチも簡単にアニメ化できそうな顔だし。悪役は、登場した瞬間から「コイツ、悪役だね」と即決できちゃうし。

また、実写部分のプロダクション・デザインも、これでもか、というぐらいポップでカラフル。(最後の方では、その色の洪水にちょっとゲンナリしてきちゃいましたが。)

ある事に対する各登場人物の反応を見せるのにカット割りせずに、合成映像で見せるところもマンガ的で面白かったし。

1つだけ難を言うなら、カー・レースのシーンが多くて(まあ当たり前なんだけど)、退屈したというところかな。もう少し短くするか、メリハリをつけて欲しかったかも...?

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