Sunday, September 21, 2008

THE GETTY VILLA



今日の日曜日の午後は、マリブに在るThe Getty Villaに行って来ました。
The Getty Villaは、1997年まではJ・ポール・ゲッティ美術館だったのが、所蔵品が増えた上、いろいろな美術関連の事業も増えていったゲッティ財団の本拠地としては手狭になったので、405フリーウェイ沿いにGetty Centerという巨大な複合美術館を建てて中世以降の美術品を移動。元の美術館は改装工事を施されて、2006年に再オープン。主として古代美術を展示しています。

建物は、石油王だったゲッティが惚れこんだというローマ時代のヴィラを再現した柱廊で囲まれた中庭を持つローマ風の造り。


外には、最高の気分で散策できて、バルコニーからは海も望める庭もあります。


改装時には、元のローマ風邸宅のレプリカである本館に加えて、モダンな雰囲気のカフェも増設。


その近くにはこじんまりとしたギリシャ劇場的野外劇場スペースもあって、現在、夕方には「女刑事キャグニー&レイシー」でレイシーを演じたタイン・デイリー出演の「アガメムノン」を上演しているとのこと。

ヴィラ建設時には細部までこだわりを見せたというゲッティのスピリットを継いで、なのか、一般来館者が座るようなベンチまで、アートしていたし、


ガレージの入り口だって、カッコ良くて感心しました。


御天気の良い初秋や春にふらっと訪れたい美術館なのですが、残念ながら前もっての予約が必要。サイズが小さめだし、来館者でごった返したりしたら雰囲気が一気に台無しになるような、まるで華奢な貴婦人のような美術館なので、それはしょうがないことかも。
でも、1つだけ不満があるとすれば、ハーブガーデンに喫煙を許すかのように灰皿が置いてあり、実際、タバコを吸っている人が居て、すごく不愉快だったこと。なにゆえ、そこはかとなくローズマリーやラベンダーが香るハーブガーデンで、喫煙を許してもよいのか、全く理解に苦しむセッティングです。












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