アメリカでは、TVの新シーズンは毎年9月から始まるが、今年も9月2週目に入ってから続々と、既存のシリーズのシーズン・プレミアと呼ばれる新シーズン初回や、新番組がスタートし始めている。
一昨日の月曜日は、「ターミネーター」シリーズから派生した「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のシーズン・プレミアを観た。
このシリーズについては先シーズンの放映が終了した際にも書いているけれど、なんといっても強みは、視聴者のおそらくほとんどが、「ターミネーター」シリーズの設定やキャラなどに精通しているので、ジョン・コナーのことや、ターミネーターとスカイネット、ジャッジメント・デイについてのことを詳細に説明する必要が無いということだろう。一方で、「ターミネーター」シリーズの全3作とも、基本的には、ジョンとサラが(サラは3作目には居ないけど)次から次へと送られてくる新型ターミネーターから逃れるという追跡劇になっており、TV版もそれを踏襲しているので、そこにいかにして新味を加えられるかというのも番組が面白くなるかならないかの鍵になると思われる。
第2シーズンのプレミアを観た限りでは、登場人物たちにとっては今後の課題になるだろう或る問題についての伏線や、新たな登場人物、組織が紹介されているので、ちゃんと期待できるのではないかと思って楽しみにしている。
それにしても、今年は脚本家組合のストライキのおかげで、どのTVドラマも例年より早く新エピソードを放映し終わってしまったので、先シーズンのファイナル・エピソードを観てから半年ほど時間が経ってしまっていて、「サラ・コナー クロニクル」のような、いわゆる“serial”という続き物のドラマは、その前までの話を思い出すのに、ちょっと苦労する。TV局側も、一応、本編が始まる前に、先シーズンのおさらいをしてくれることはくれるんだけど、ディテールまではフォローしなから、一昨日も、シーズン・プレミアを観ながら、「アレ?これって、どうしてこうなったんだっけ?」とか「あれって誰だっけ?」とか言いながら、首を傾げること多し。観終わった後で、ネットで先シーズンのおさらいをしたのでした。(私って真面目...笑)
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