Thursday, June 9, 2011

SUPER 8



J・J・エイブラムスとスティーヴン・スピルバーグがタッグを組んだ新作「SUPER 8/スーパー8」の試写を観てきた。

「SUPER 8」の舞台は1979年のオハイオ州の小さな町、リリアン。工場の事故で母を亡くしたばかりの中学生ジョーは、親友チャールズがスーパー8映画のコンテストに出品するつもりでいるゾンビ映画の撮影に参加するが、ジョーが密かに憧れているアリスも加わった、深夜の駅の撮影でとんでもない列車事故に出くわす。
命からがら逃げ出したジョーたちだったが、まもなく、それがただの列車事故ではなかったことが判る事件が起こり始める...

「SUPER 8」は、エイブラムスとスピルバーグが映画少年だった自分たちの過去を投影させているところが色濃くあって、そういうパーソナルな部分が良く出ているところは好ましく思ったが、基本的にドライなサスペンス映画を作るエイブラムスに対し、エイリアンに対しセンチメンタルな感情を持っているスピルバーグの視点が混じってしまったように思えるシーンがいくつかあって、やや消化不良な気持ちが残ったのが残念だった。
それでも、冒頭の列車事故の映像は圧巻だし、なんだか良くわからない事が起きているというパニック感を生み出すあたりは巧い。
ところで、エンディング・クレジットが始まってすぐ、おまけのお楽しみ映像が用意されているので、くれぐれも本編が終わってすぐに席を立たぬよう。

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