Thursday, November 24, 2011

HUGO ヒューゴの不思議な発明



マーティン・スコセッシが初めて3Dの子供向け作品に挑戦した「ヒューゴの不思議な発明」の試写に行った。

「ヒューゴの不思議な発明」(以下「ヒューゴ」)の主人公は、パリの駅に住むヒューゴ・カブレ。時計職人の父と仲良く暮らしていたが、父を失ってからは駅の時計塔の中でこっそり独りで暮らしている。
大時計のネジを巻くことを仕事とするクロード伯父さんに連れられて来た時計塔だが、伯父さんはヒューゴを連れて来て間もなくどこかへ行ってしまったので、今では時計のねじ巻はヒューゴの仕事だ。でも、ヒューゴにはもう1つの「仕事」があった。それは、父が遺した自動筆記ロボットを修理すること。ヒューゴは、父がロボットに何かのメッセージを託したと考えているからだ。
ロボットの修理に必要な部品をあちこちから盗んで来たヒューゴは、駅にある小さな玩具店でもねじ巻式のネズミを盗もうとするが、店の老主人に捕まってしまう..

ということで、ヒューゴの冒険が始まるのだが、話はロボットの謎から意外な方向へ進んで行く。この話の展開については、何も知らないでも観た方が嬉しい驚きが大きいのでここでは何も書かないが、とにかく映画好き(というかシネアスト、あるいは映画マニア)にとっては至福の瞬間が何度もあるので、お楽しみに。
それから、スコセッシが初挑戦した3D映像もとても見応えがある。1930年代のパリの駅の雑踏が、すごい臨場感で再現されているので、是非、大劇場のスクリーンの3Dで観て欲しい。

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