Sunday, May 20, 2012

First Position


Youth America Grand Prixというバレエ・コンテストに挑む少年少女たちを追うドキュメンタリー、「First Position」を観てきました。

映画は、イタリアに駐在する米軍に勤める父を持ち、ローマ近郊でバレエを習う11歳のアラン、コンテストの予選でアランと出会って仲良くなったイスラエルの11歳の少女ガヤ、日本人のステージ・ママが熱烈に応援する12歳の日米ハーフのミコとその弟のジュールス(10歳)、中産階級のフツーの家庭に育ち「皆は私をバービーって呼ぶの」と言う金髪碧眼の17歳、レベッカ、コロンビアの労働者階級出身で、将来はロイヤル・バレエで踊りたいという夢を抱いてアメリカでバレエを学ぶ16歳のジョアン、そしてアフリカのシエラ・レオーネの内戦で両親を失い、養子としてアメリカにやって来たという過去を持つ14歳のミカエラら、ダンサーたちが、ニューヨークで催されるYAGPの決戦を目指して、レッスンに励み、プレッシャーに耐えて、晴れ舞台を踊る姿をとらえていきます。

彼らを観て圧倒されるのはその意気込み、踊りたい、ダンサーとして成功したいという欲動の強さ。とても10代の子供とは思えないほど、しっかりした姿勢にまずは非常に感心。
彼らの素晴らしいダンス・テクニックにも、大いに感嘆してしまったけれど、普通だったら何でもかんでも「Whatever...」と片付けてしまう年代の子供たちを、こんなに熱くしてしまうバレエっていったい…と思ってしまった。

この「First Position」、娘のバレエ・スタジオではちょっと前から話題になっていたので、早く観たいと思いつつも、スケジュールの都合がつかず、やっと今日の日曜日、サンタモニカの映画館に第1回上映のマチネに観に行ったら、なんと上映後、監督のベス・カーグマンのQ&Aがあるというので、もちろん居残って、興味深い話をたくさん聴けました。ラッキー♪

日本でも今年の秋に上映される予定だとか。
バレエ好きな人、子供がバレエを習っている人はもちろん、夢を追いかけるティーンたちの素の姿を観たい人は是非!

予告編です:

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