御世話になってるスーパーマーケット、ジャイアント・フード
(写真は、ジャイアント社のサイトより拝借しました)
ペンシルバニア州カーライルに滞在して今日でちょうど4週間になりますが、今日は、カーライルに滞在してみて、「へえ〜〜」と思った事について徒然なるままに綴ってみたいと思います。
1.スーパーマーケットの品揃えが違う
スーパーマーケットというのは、そこに住む人の食生活を反映するものだと思うのですが、カーライルのスーパーは簡単に言ってしまえば「多肉少菜」、つまり肉のセクション、特にハム、ソーセージ、ベーコンといった加工肉のセクションは異常に充実しているのに、野菜や果物を売るproduceと呼ばれるセクションは小さめです。野菜も果物も一通りのものは買えますが、大根とか白菜、青梗菜といったアジア系の野菜は皆無。代わりに幅を利かせているのは缶詰の野菜コーナーとフリーザー・セクション。まあ、冬の間は雪が降って、ローカルな農作物など食べられないという風土的なものもあるのだろうけれど、カーライルでヘルシーな食生活をおくるのってかなりな努力が必要という気がします。(ちなみに、豆腐が食べたくなって探したのですが、オーガニックなものだけしかなくて値段が1個2ドル69セント。LAでいつも買っているのは1ドル前後の品だから、その2.5倍の値段。買わずに帰ったのは言うまでもありません—笑)
2.非白人、特にアジア人とヒスパニック系が少ない
ペンシルバニア州、特に田舎町のカーライルでは、圧倒的に白人が多いというのは予想していたことではあるのですが、アジア系およびヒスパニック系住民の多いLAから来ると、尚更いっそうのマイノリティ感が味わえます。(笑)それゆえ、外出すると視線を感じます。特に子供たちは実に遠慮無く、ジロジロ見てくれます。もしかしたら、この子たちって今までアジア人というものを見たことが無いのかも?と思わせてくれるほど。(いや、カーライル在住の子供だったらその可能性大ですが。)言わずもがな、ですが、娘と日本語で会話しているといい歳こいたオッサン、オバチャンまで、好奇の眼差しをおくってくれます。ま、これも、日本に行けば、逆に外人さんが視線攻撃受けることがフツーなので、おあいこですが。
3.庭仕事は自分で
前の日記にも書きましたが、ヒスパニック系やアジア系、すなわち移民が少ない、ということは安い労働力も少ないということ。だから、カーライルで家を持っている人たちは自分で庭仕事する家が多いようで、夕方や週末になると、家々からオッサンたち、時としてオバチャンたちが出てきて、前庭の芝生を刈っている風景があちこちで見られます。
4.交通事情
私たちが住んでいるLAでは日本車は根強い人気があります。特に、LA西部の方で人気なのはプリウス。犬も歩けばプリウスに当たるというぐらい(←ウソ)。金持ちエリアだと、BMWを筆頭にベンツ、アウディ、ポルシェといったドイツ車が人気。そこにオシャレなフィアットとかミニクーパーが混じるといった感じでしょうか。でも、カーライルでは、米国車と日本車、それに韓国車がだいたい同じぐらいの割合で走っているという印象。ヨーロッパ車は圧倒的にマイノリティ。それと、同じ日本車でも、LAではトヨタとホンダが圧倒的に多く、それを日産、マツダ、スバル、三菱が追っているランキングだけど、カーライルでは三菱以外はだいたい同じ割合で見かけます。交通事情でありがたいのは、町の中心でも午後4時になると路駐がタダになること。午後8時までパーキングメーターに御金を入れねばならない所も珍しくないLAとはえらい違いです。
と、ここまで書いてきて、ふと気がついたのですが、エスニックな人たちが沢山住んでいてエスニックな食べ物が手に入りやすいとか、移民の労働力が豊富とかプリウスが多いとかって、かなり特殊な住環境。つまり、カーライルが特別に違う、というわけではなくて、LAが特殊な町であって、そういう所に住み慣れた私のような人間が、カーライルのような、或る意味、平均的なアメリカの町に来て慣れない事に遭遇していると考えた方が近いんでしょうな。
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