Tuesday, July 22, 2014

第4週

CPYBでのサマープログラム受講も、早いもので4週目を終えました。

私がクラスを見学するのは嫌がる娘ですが、「4週目にはバッチリ見学させてもらいますからねっ!」と有無を言わせず宣言していたので(笑)、3つのクラスを見学してきました。

まずは、2週目にも見学したPS先生のクラス。
一番最初のレッスン後、「退屈!」と文句を言っていたのに、今では「すごくちゃんと教えてくれて、一番ためになるクラスの1つ」と、娘の評価がガラリと変わったPS先生。2度目に見学した水曜日のクラスは、バー・レッスンを全くしないで、「センター・バー」と称して、バー・レッスンで練習するような動きを、バーのサポート無しで練習するというもの。いつも何気に頼っているバーが無いことで、身体のバランスや動きの偏りが自分でもハッキリするし、身体のコア(芯?)を意識して動く良い練習になるようです。
もう1つ面白かったのは、コンビネーションを習う時に、まず全員でコンビネーションを踊った後、2人1組のパートナーにして、交代で踊らせ、踊らなかった方はパートナーを観察して直した方が良いところなどを互いにアドバイス。次に、全員、目を閉じて曲を聴きながら自分が目標としているようなバレリーナがそのコンビネーションを踊っているところをイメージ。そして、最後に、そのバレリーナが踊っているところをイメージしたように自分で踊ってみる、という練習でした。1つのコンビネーションを色々な角度で捉えることによって、上達のとっかかりを見つけるという賢いメソッドだと思います。

次に見学したのは金曜日朝のRG先生のクラス。
RG先生は、第1日めのオプショナル・クラスを教えていた先生ですが、ソ連(当時)のキーロフ・バレエ学校出身ということで、とても正統派なレッスン。バーの動きは、とにかく余計な動きを排除して「クリーンに踊りなさい」という指示。心無しか、娘の手足の動きも前に比べて何となくスッキリしたような...(←母は暗示にかかりやすいタチだったりして—笑)姿勢や足さばき、筋肉の使い方などについても細かく指示が出て、生徒が試しにやってみて前より良くなると、すかさず指差して「グッド!」と声をかけてくれるのがナイスな感じ。RG先生は、おそらく60代だと思うのですが、素晴らしく姿勢が良くて、フレッド・アステアみたいに凛とした立ち姿がカッコ良かったです。

最後は1枠だけある土曜日のLM先生のクラス。
50代と見受けられるLM先生は、コンテンポラリーも踊ってきたという経歴ゆえか、バーのコンビネーションからして一味違うのが観ていて新鮮でした。クラスのペースも、他の先生に比べハイ・テンポ。ウッカリしていたら、コンビネーションの順番がわからなくなっちゃう!という生徒たちの緊張感が観ているこちらにも伝わってきて、土曜日の朝9時の眠気が一気に吹き飛んだ感じが心地良し。センターのコンビネーションも、ちょっと難しいリズムのステップやら、かなり速いテンポのプチアレグラやら、なかなかダイナミックに進行。バランシン・スクールでの速いテンポのクラスに慣れている娘は、これまでのクラスで一番活き活きと踊っていたように思えました。

私はバレエにはズブの素人だし、娘の踊るのを観るのは久しぶりだというわけではないので、目覚ましい進歩があった!などとは思えませんでしたが、何となーく、全体的に踊り方が「正しく」なったかも?とは思いました。上半身のブレも随分少なくなったように思えたし、動きにも無駄が無くなったように見えました。
ま、さっきも書いたように暗示にかかりやすいタチかもしれないんで(笑)、4週間も毎日頑張ったんだから上手くなって当然でしょ、みたいに自己暗示している可能性も大ですが。だはは...

レッスン中は撮影禁止なので写真は無いのですが、
ポアントクラスの後、娘がセルフビデオを撮った映像から静止画をキャプチャした画像を
踊っている証拠として(笑)載せておきましょう


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