Sunday, September 4, 2011

久しぶりに「ジョーズ」を観てみる



今週末、アメリカはLabor Dayという国民の祝日で月曜日が休みの3連休ということで、図書館で何枚かDVDを借りて来た。

で、土曜日の夜は外食ではなくて家にこもって、最近ちょっとハマっているインド料理店サモサハウスのテイクアウトを食べながら映画を観ることにした。

私のファーストチョイスは、「ジョーズ」だったんだけど、「怖過ぎる」という娘の異議が通って、結局、テリー・ギリアムのファンタジー「バロン」になる。1時間半ぐらい観たところで、娘のベッドタイムになったので、残りは日曜日に観ることに。(ところで、「ジョーズ」はPGレーティングが付いている。確かにそれほどグロなシーンは無いけれど、恐怖の度合いで言ったらPG-13が妥当だと思うのだが。でも、もっと驚いたのは図書館で見かけた「ポルターガイスト」がPGだったこと。アメリカ版「呪怨」がPG-13だと知った時と同じぐらい驚いた。)

娘が寝てからは、大人たちのTVタイムになるのが我が家の週末なので、今度こそ「ジョーズ」を観ることになった。
ここで告白すると、私は「ジョーズ」を劇場では観ていない。日本で劇場公開された時は、まだ1人で映画を観に行くことができなかった年齢だったし、その後も名画座で観る機会は無かったから、TVのカットされていたに違いない吹き替え版の放映を観たのみである。

作られてから35年以上の歳月が経っている「ジョーズ」だが、実に良く出来ている。原作者のピーター・ベンチリーも加わっていた脚本は上手く構成されているし、演出にも無駄が無い。登場人物も、かなりステレオタイプ的ではあるがストーリーを語っていくうえでは効果的な人物像設定だ。
あと、今回、特に気づいたのは、全体的にTVムービーっぽい作りになっていること。冒頭のクレジットからして、TVっぽいし、画面構成や照明(というかレフ版の使い方など)もあまり映画的ではない。スピルバーグが、TVシリーズ、TV映画の監督として出発した名残がまだ見られるというのは、個人的な新発見だった。(こんな事は、たぶんあちこちで言われ尽くされていることなのだろうけれど。)

夜も遅いし、途中まで...と思って観始めたけど、結局最後まで観ちゃいました。「ジョーズ」みたいな映画を途中まで観てストップできる映画ファンなんて居ないよ、ね?

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