Tuesday, July 15, 2014

カーライルで暮らす

娘のバレエ修業も先週末で3週目終了。
3週目は、中だるみ、というか、CPYBのクラスや先生のやり方にも慣れ、付き合う友達も定着したようで、レッスン後にピックアップする際に「今日はどうだった?」と聞いても「ん、まあまあ」みたいな答が返って来るばかり。
でも、第1週目のように「退屈した」とか「レッスン、スロー過ぎ」などという文句は無いようで、「どのクラスでも、それなりに学ぶところはあるよ」と言っているので、まあ良しとしましょう。

ペンシルバニア州カーライルには、6月19日に到着したので、明後日で滞在4週間になります。
カーライルで滞在しているのは、街の中心部からだと車で10分弱ぐらいのところに在るエリア。昔は農場地だった場所で、1970年代に開発された住宅地だそうです。
私たちが御世話になっている家の家主さんは、キャシーさんという44歳の独身女性。家は上階部分に3寝室とLDK、下の階にもファミリールームと1寝室あるという広さで、CPYBのサマープログラムの生徒に下宿を提供してきた友人に勧められて一昨年、初めてCPYBの生徒に部屋を提供。私たちは2組目のホームステイになるそうです。

私たちが宿泊しているのは、8畳間ぐらいの大きさの寝室。おそらく子供用寝室として設けられた部屋だと思います。
私たちが使わせてもらっている寝室
部屋の“モチーフ”はムース(ヘラジカ)、のようです

寝室にはデスクなどは無いので、私はもっぱらダイニングテーブルで仕事させてもらっています。

キッチンからリビング/ダイニングを見たところ
写真左端にチラと移っているのが私が仕事場にさせてもらっているテーブル

キャシーさんは、environment engineer、つまり、環境工学的な立場から、鉄橋や道路の構築物が環境に与えるインパクトを査定するという仕事だそうで、職場は車で30分ほど通勤する隣町にあり、月〜金の毎日、朝8時前に家を出て、夕方5〜6時に帰宅する毎日なので、CPYBへの送り迎えと食料の買い出し以外は日中在宅する私には、独りで居られる時間が充分持てて、ラッキーなシチュエーション。

キャシーさんは、週末、友人たちと遊びに行ったりしない時は、庭仕事に精を出します。LAのように移民たちの安い労働力が無いペンシルバニアでは、庭の世話はオーナーの仕事。週末や日照時間の長い夏の夕方は、あちこちの家で芝刈りする光景が見られます。キャシーさんも、トラクターのように乗って操縦する本格的な芝刈り機で、芝を刈ってます。

芝を刈るキャシーさんの勇姿。背後はキャシーさん宅の正面玄関
上階部分、向かって右の窓が私たちの居室です

キャシーさん宅の裏庭はかなり広大。ここを全部、自分で芝刈りしたり、木の剪定をしたりするんだから、かなり大変な作業だと思います。

ダイニングの窓から臨むキャシーさん宅の裏庭。真ん中に3つ並んでいる低木のある所までが彼女の地所
手前は、キャシーさんが近隣の人たちなどとオシャベリを楽しむパティオ

キャシーさんの裏庭には、よくウサギが遊びに来ています。可愛いけど、家のオーナーにとっては、植えたての苗を食べちゃったりする害獣なんだって。

窓から盗み撮りしたウサギ2匹。逃げ去る時にシッポをあげると白いオシリが見えて可愛い

こんな大きい庭付きで4寝室ある家、LAへの通勤範囲のエリアにあったら、軽く100万ドル(約1億円)を超えるでしょうが、5年前にキャシーさんが購入した際の御値段は何と19万ドルぐらい(約1900万円)だったとのこと。家の値段をキャシーさんに聞いた時、「あなたはすごく安いと思うかもしれないけれど、実はそーんなには安くないのよ」と言われたけど、いや、そーんなに安いですよ、これは。(笑)
まあ、逆に言えば、他の物(例えば食料品とか雑貨、衣類など)の物価は、LAと比べてそんなに変わらないので、LAの不動産事情がいかに異常かということですね。

2 comments:

げん said...

こんなに素敵なお宅に滞在なさっているのですね!
親子でホームステイできるというのが素晴らしい。
ホームステイを受け入れてくれる家庭はたくさんあるのですか?

J.B. Ogihara said...

写真では実物より素敵に見える、かも(笑)。アメリカだったら、まあ、フツーの家です。
庭は素晴らしく広いから、子供とかが居たら、遊んだり走り回ったりするスペースがあって理想的な家だと思いますが。

ドミトリーだと宿泊代/食事代で3000ドル以上するので、それよりは安い(多分2000ドル前後)ホームステイを選ぶ生徒も居て、希望すると学校からホームステイを受け容れる家庭のリストをもらえます。私たちも、そのリストの中からキャシーさん宅を選びました。
ただ、ホームステイの半数以上は、食事付きで生徒のみの受け容れという条件でした。親子でステイできるのは、10軒あったか、どうか。短期アパートというチョイスもありましたが、めぼしいものは借り約済みでした。キャシーさん宅は、CPYBのスタジオのあるダウンタウンからちょっと離れた場所なので、車が無いととても不便だから、逆に生徒のみホームステイには向いていない場所というので、私たちにはピッタリでした。生徒のみのホームステイの家庭は、学校から歩ける距離か、ホストマザーの送り迎え付きみたいです。