Saturday, March 17, 2012

「シャイニング」回顧

ひょんなことで1976年製作のイタリアのアニメーション映画「ネオ・ファンタジア」の存在を知り、DVDをレンタルして観たのだが、そのうちのセグメントの1つ「悲しいワルツ」を観た時に、「あれ???この曲、どこかで聴いたことがある…」とピーンときた。

「悲しいワルツ」のセグメント↓ 物静かですごく悲しいセグメントです。下手な反戦映画よりずっとパワフル。


一緒に観ていた家族の迷惑も顧みず(ゴメンよ)、「うーーーーん…」と唸り続けたこと数分、「あっ!!!」と稲光のような閃きが!!(オオゲサだってば-笑)
あれは今から30年以上前の、1980年の暮れのことでした。スタンリー・キューブリックの新作「シャイニング」の公開を間近にして、11PMが故今野雄二を招いて「シャイニング」を紹介すると共にキューブリックの娘、ヴィヴィアン・キューブリックの作ったメイキング・オブ・「シャイニング」のドキュメンタリーの一部を紹介していたのですが、確かその中で使われていたような…
でも、何せ今から30年も昔のことなので、定かではなく…
うーん、このドキュメンタリー、DVDが出ていないかなあ…と調べたら、ありました!!特典映像が付いた2枚組DVDの「シャイニング」が!アマゾンでチェックしたら、ちゃーんとヴィヴィアン・キューブリックのドキュメンタリーも含まれているではありませんか~!
しかも、地元の図書館で借りられるではありませんか~!

ということで、首尾良く入手して観ました。30分ちょっとのドキュメンタリーだったんだけど、最後の方でちゃんと「悲しいワルツ」が出てきました。原曲はシベリウス作曲だけど、娘キューブリックが使ったのは、「シャイニング」の音楽を担当したウェンディ・カルロス・バージョン。ゴーストストーリーにぴったりのアレンジメントになっています。
ヴィヴィアン・キューブリックのドキュメンタリーはYouTubeで観られます。↓
PART 1

PART 2

PART 3

PART4


このDVDの2枚目には他に、オーバールック・ホテルをどうやって映像化したかというドキュメンタリー映像や、キューブリックについてスピルバーグやシドニー・ルメットなんかが語る映像なんかもあって、結局、全部観てしまいました。
そうすると、キューブリック・ファンとしては、当然、映画本編も観たくなっちゃうわけで…
ということで、今夜は「シャイニング」を31年ぶりに観ることにしました。「シャイニング」は、いっとき主役のジャック・トーランス役の候補になったというロバート・デ・ニーロに悪夢をもたらせたという映画なので、今夜は寝るのがちょっと怖くなりそうだけどね…

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