Tuesday, April 17, 2012

綜芸のポアントシューズ:番外編(?)



今年の1月に日本でカスタムオーダーした綜芸のポアントシューズ、昨日、娘が、今まで履こうとしなかったエリザベートというモデルのVカット(上の写真の右側。リボンを付けていないのがVカット)をやっと履いてレッスン。感想は?「うーん、最後にはまだちょっと痛くなったけど、今日は初めてですんごく硬いからしょうがないと思う」じゃ、履き続けられる?「うん、大丈夫だと思うよ」

やった~~~~~~~~!!!!!!

いやあ、このVカットのエリザベート、今までどのパッドを付けても「痛い。とても履けない」と、ずーーっと拒否され続けてきたモデルだったんです。
それが、まあ50~60ドル(約4000~5000円)の安めのポアントだったら、「ま、そういうこともあるか」で諦められるのだろうけど、なんたってカスタムメイドで1足9000円とかしましたからね~~。なんとか履いてもらいたい!と思っていたポアントだったのです。
とはいえ、もちろん、本人が痛い!と言うのを無理に履かせるわけにはいかないので、なかば諦めていたわけです。ところが、これまで気に入って履いていたエリザベートのUカット(上の写真の左側)まで、「痛くなってきた。履けない」と言い出して、「え~~??カスタムメイドした3足のうちの2足が駄目なの~~??」と、母はいよいよショック… 娘いわく「なんかきつくなってきた。足が大きくなっちゃったのかも」。でもさー、12月におろしてずっと履いてるロシアン・ポイント(日本でのRクラス)は全然大丈夫で履いているわけじゃない?それって変じゃない?「うーん、知らない、わかーんない」。出た!!ティーンならではの「知らない、わかんない」攻撃。

諦めきれない母は、パッドを変えれば何とかなるかも?と最後の手として、バレエ教室に隣接しているショップで店番をしているL先生に相談することに。
私たちの悩みを聞いたL先生、いくつか薄めだけどクッションがしっかりしているパッドを出してきて、しかも試着までさせてくれました。
その結果、娘が「うん、これなら大丈夫だと思う」と言ったのが、コレ。

フランスのメーカー、ウェアモアの薄いシリコン・パッド。娘曰く、他のジェルパッドより薄いけど充分クッションがあるので履き心地良しだとか。良かった~~~。助かった~~~。

で、まずはこのパッドを使って、前までOKだったエリザベートUカットタイプを、毎土曜日にある春の公演のリハーサルで履いてみたところ、「うん、バッチリ♪」。おおおお~~~、見事に作戦成功!
それでいきなり楽観的になった母、次の週のレッスン(簡単な方のポアントのクラス)で、「ねえねえ、ウェアモアのパッドでエリザベートVカット、履いてみない~~?」と駄目もとで持ちかけたら、「そうだね、そうしてみる」。えええ~~~、良いの~~~?履いてみるの~~~?「うん、履いてみるってば」と逆にうざがられてしまう始末。(苦笑)
その結果が冒頭の会話。履き慣らすには、まだちょっと時間がかかりそうですが、これでようやくカスタムメイドのポアントシューズ全てが履けることになりそうです。

<まとめ>
ということで、現在、使っているのは、12月にLAで買ったRクラス(ルーベン、だったかな??)、1月に東京でオーダーした綜芸の3足、ロイヤル、エリザベートUカット、エリザベートVカットの4足。モデルにすると3種類ということになりますが、この3種類、全てパッドを使い分けることになりました。

まずRクラスは、上の写真、右端のEurotardというメーカーの一番厚いシリコン製パッド。
ロイヤルは、真ん中のEurotardのLightという薄めのシリコン製パッド。
そして、エリザベートは2つとも上で書いたウェアモアのシリコン製パッド。
綜芸で薦められたカペジオのウレタン製パッド(写真左端)は、結局、あまり使わないで終わりました。引き上げが完璧だったら、このパッドでも良かったんだろうけど、娘はまだポアント暦がまだ2年弱なので、とりあえずはこのシリコンパッドを愛用することになりました。あとカペジオのパッドは、足指の長い娘にはカバーが足りないということも判明。綜芸で買ったものは、それをさらに切り込んであったので、足指がカバーされず、そこに靴ずれが出来るという事態になりました。それを予測できなかったのは、やはり、まだまだポアント・ルーキーな母娘だったということですね。(汗)
ところで、パッドを試し履きした時にちょっと気になったのが、Ouch Pouch(アウチ・パウチ)という製品。

娘が「こっちでも良いかも」と言った製品で、娘のクラスメイトも愛用している子が何人か居るし、L先生いわく「娘のI(元プロ・バレリーナで現在、娘の教室でも教えている)は、もっぱらアウチ・パウチを愛用しているわよ」とのこと。引き上げが改善されたら試してみるのも良いかも?と思いました。

綜芸のポアントは、とても軽くて丈夫で、足に負担をかけない優れもので、日本に帰省した際は、絶対、また何足か買いだめして来るつもりですが、今度はウェアモアなりアウチパウチを持参して、それに合わせて作ってもらうようにしたいと考えています。

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