自分なりベスト10のNo.1「スポットライト 世紀のスクープ」
映画雑誌に定期的に書くことがめっきり減ってしまったが、昔、連載記事を書いていた某映画雑誌からは今も毎年のベスト10選出のリクエストが来る。
日本の映画雑誌ということで映画の公開日は日本が基本になっているから、2015年に私が実際に観た映画とはズレてしまうところがあるのが困りものなのだが、その分、2014年に観た映画を入れたりして補っている。
と前置きが長くなってしまったけれど、とりあえず今の時点で選んでみた2015年に観た映画のベスト10です:
**タイトルをクリックすると、過去のブログに書いた各作品の感想にリンクします**
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久しぶりにアメリカの良心を偽善抜きで真摯に描いた力作に出逢えた!と観終わった後、100%の満足感に包まれた映画。
2.「オデッセイ」
こちらは観終わった後、「科学って凄い!」と思った作品。かなりシンプルなストーリーなのにリドリー・スコットの熟練した演出によってすごくエキサイティングなエンターテイメントになってる。マット・デイモンのキャスティングも完璧だった。
これまた、ほとんどカーチェイスに始まってカーチェイスに終わるだけの映画なのに、全く飽きることなく力技で押し切ってくれた映画。これもジョージ・ミラーの名人芸とシャーリーズ・セロンのキャスティングの勝利だと思う。
力技ということでは負けていないのがこの作品。体力の無い時に観たら、観終わった後、精根尽き果ててしまうかもしれないほどの迫力が凄かった。
経済の話をこれだけ面白いエンターテイメントに仕上げたアダム・マッケイはタダ者ではないと思った。
私は「スター・ウォーズ」ファンというわけでは全然無いのだけれど、そんな私でも楽しませてくれたJ・J・エイブラハムの才能と、頼もしいヒロインを誕生させてくれたことに敬意を表して。
7.「アントマン」
観る前は「アリのスーパーヒーローってどんだけ〜〜?」と馬鹿にしていたところがあったけど、実際に観たら、アリ・サイズを逆手にとって超楽しいスーパー・ヒーロー・コメディに仕立てたナイスなセンスを評価したい。
トム・クルーズって俳優としては個人的にはあまり評価していないのだけれど、プロデューサーとしての「M:I」シリーズの監督選びに関してはいつも凄いと感心しています。
9.「Spy」(←日本での劇場公開がまだ決まっていないのは残念な限り)
メリッサ・マッカーシーは天才コメディエンヌだと思う。以上。
10.「スティーブ・ジョブズ」
時間軸に従って進むありきたりの伝記映画にすることを避け、三幕の舞台劇のような構成にしたアーロン・ソーキンは賢いと思った。
英国人のスーツの着こなしは神レベル!
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