Sunday, April 20, 2008

風邪をひいたら

先週一週間は、急に暑くなったと思ったらいきなり涼しくなったりする変な気候だった。
こういう時には風邪をひきがち。
私は免疫力があまり強くなくて、わりと簡単に風邪をひく。でも体自体はそれほど脆弱なわけではないので、熱が出たり寝込むところまではいかないけれど、喉が痛くなる、鼻炎状態になる、咳が続くといった、煩わしい症状が続いて気が滅入る。
風邪の一番の薬は休むことだというのは解ってはいるものの、一応仕事があって、一応主婦・母親業をしている私はそうそう簡単にはゆっくり休めない。

そこで薬に頼ることになるわけだけれど、アメリカの風邪薬は一通り試したけど、どれも効かない。変に症状を抑えるけれど治癒を助けている感じがしなくて、ひどく不快な感じだけが残る気がする。
いろいろ試したけど、やっぱり一番効くのナチュラル系、漢方系の薬で、私は風邪の段階・症状によって服用する薬を使い分けている。

まず、風邪をひいたかな?ヤバイかな?と思い始めた時に飲むのは、↓の薬。


写真一番左のピンクのラベルのビンに入っているのは、Echinaceaというハーブのサプリ。アメリカでは抵抗力を強めるということで、風邪用に人気のハーブ。Whole Foods等の自然食品スーパーに行くとサプリ商品はもちろん、Echinacea配合のハーブティーなども多種売られている。(写真のは、もっとリーズナブルなスーパー、Trader Joe'sの製品)青くて大きな箱に入っているのは、Emergen-Cというビタミン/ミネラルを含んだ粉末ドリンク。これは風邪に限らず体が疲れて弱っているかなあ...という時に飲むと元気になる(ような気がする)。その上のAir Armorは、これまたアメリカでは大人気の免疫強化サプリ、Airborneの廉価版。風邪をひきかけている時や、風邪っぴきが沢山居そうな所に出かける時に自衛する役割を果たす(と言われている)サプリ。

この“第一防衛線”が突破されて、完全に風邪である、と自己診断を下した次段階に飲むのは↓コレ。

写真右の日本製の風邪薬、改源は、昔から愛用している風邪薬。西洋薬に漢方が配合されているのがミソで、穏やかながら引き始めの風邪にはキチンと効きます。それよりもっと強力なのは、その左の中国製漢方錠剤、Ganmaoling(ガンマオリン)。バークレイに住んでいた時代に、後にも先にも文句無く“最高!”と言える唯一のスーパー、Berkley Bowlで偶然見つけた風邪薬。値段が手頃(100錠=25回分入って3ドルぐらい)なので買ってみたら、その後、鍼の先生(アメリカ人)もイチオシの風邪薬だというのが判った。アメリカでも知る人ぞ知る人気漢方薬らしくて、Googleで検索すると結構たくさんヒットする。

風邪も最後の段階にくると、症状がハッキリ分かれてくるので、それによって漢方薬を使い分けている。↓


もちろん、全部、日本で調達してきた市販薬。日本に帰ると、この4種類は必ず、3~4箱は買いだめしてくる。特に、御世話になっているのは、青い箱の小青竜湯。風邪が喘息に移行して、乾いた咳が止まらない時とか、鼻水が出て困る時には、これを飲むとかなり良くなる。

漢方は、体質に合う、合わないもあるようだけど、幸い、私にはピッタリみたいで、漢方には結構詳しくなりました。


2 comments:

Anonymous said...

わぁ、こういう情報ありがたいです。幸い、わたしはあんまり風邪をひかないんですが、もうひとりの飼い主がすぐひいちゃうんですよねえ。

そういえば、ちょっと前に彼が風邪をひいたとき、J.B.さんにアドバイスを頂いていましたよね。ありがとうございました。写真の「ガンマオリン」っていう漢方を探してみたんですが、これがなかなか見つからなくて、代わりにEmergen-C(ネーミングが最高!)を買ってきました。すぐ、効きました! シャキーンと音が聞こえてきそうなくらい元気になりましたよ(笑)。 

J.B. Ogihara said...

ガンマオリンは、チャイナタウンの薬局だったらどこでも売っていると思います。1瓶2~3ドルだったと記憶しています。
Emergen-C、シャキーンと元気になる、という感覚、よおく解ります。(笑)