Book Fairというのは、専門の業者に頼んで学校の講堂などで本を売るイベントで、売上金の一部が学校のPTAの収入になるfund raising(資金集め)の1つ。業者も、確実に本が売れるチャンスだし、親もたいがいの本なら少しは子供のためになり、それが学校をサポートすることになるんだから、いわゆるwin-win situation、全員のメリットになるというわけ。
今年は、最終日の金曜日に、この学校の生徒の親と友人同士だという女優のジェイミー・リー・カーティスさんが、自分の著作を読むという朗読会イベントもあった。
カーティスさんは、1993年に処女作の児童書「When I was Little: A Four-Year Old's Memoir Of Her Youth」という本を書いて以来、7冊の著作がある立派な児童書作家でもある。
子供が欲しいという本(子供たちは、クラスごとにブックフェアの会場に行き、自分が欲しい本をWish Listと称する紙にリストアップして、親におねだりするというシステムになっている)を買いに行かなきゃいけなかったし、カーティスさんも一目見たかったので、子供と一緒に夕方、出かけた。
朗読会の始まる時間の10分前に会場の図書館に出向いたら、もう室内は満員御礼状態。子供と同じぐらいの数の親たちが来ていたのは、やっぱりセレブの著者ならでは。
カーティスさんは、日本でも「きょうのわたしはソワソワワクワク」という題名で翻訳されている「Today I Feel Silly, and Other Moods That Make My Day」も含む3冊を、ドラマティックに朗読してくれて楽しかった。
彼女への質疑応答が、「あなたの出た『フォーチュン・クッキー』、良かったです」とか、「あなたのお母さんは『サイコ』に出てたってホントですか?」(この質問を発した4年生ぐらいの男の子には、カーティスさん、「そうよ、その通りだけど、あなた、あの映画観てないわよね」と突っ込んでいました)とか、児童書作家としてのジェイミー・リー・カーティスではなくて、ハリウッド女優としてのジェイミリー・カーティスを相手にしたものがほとんどだったのは御愛嬌。
自分の子供の通っている学校に、セレブ本人が親というわけではなくても、セレブと友達である親が居るというのも、そして、そのセレブが学校のイベントに参加してくれるというのも、ロサンゼルスという街だからこそ、なんではないだろうか。
2 comments:
おもしろく読ませていただきました。ジェイミーさんへの質問のところ笑いました。かわいいですね小学生って。しかも彼女の突っ込みも最高。彼女らしいですね。(って本人知りませんが。)
彼女はPBSの宣伝にも出て随分教育熱心だなという印象はあります。こういう方が学校に来るとは、羨ましい~。(やっぱ我が家も、そっちへ引っ越すか。いや、子供がその学校は入れません。笑)
ブックフェアは本屋さんより安く手に入りお得なので大好きです。ジェイミーさんの本今度探して見ます。
いえいえ、こちらの学校区の小学校はどこもなかなか良いみたいなので、オススメですよ~。(と勧誘してみる。)
でも我が校のブックフェアは定価です...なんでだろう...まあ、本屋で買うのと同じ値段でも何%かが学校の収入になるので良いのですが。
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